柔らかな軽量樹脂素材のフレームと、圧迫感の少ないシリコン鼻パッドを採用し、さまざまな動きに対応できる軽さとフィット感を重視しました。なかでも特徴的なのは、「Quick Fit」と呼ばれる機構。耳にかけるテンプルエンドの部分が、4段階で調節可能となっています。フィットネス中でも指先で簡単に角度を変えられるように配慮しました。

通常、テンプルの調整は店頭にメガネを持ち込んで行う必要がありますが、「JINS YOGA FIT」はご自身の感覚で気軽にフィットする角度に調整できます。

フレームカラーにも注目して、ヨガウェアに合わせやすい、明るめからくすみ系の色までをそろえました。肌なじみの良い色合いなので、カジュアルに見えすぎないようフレームコーティングの質を変えたり、色のニュアンスを何度も見直したりと工夫を凝らしています。

——アイテムの展開はどのようになっていますか。

ラインナップとして丸みがあり柔らかい印象のボストンタイプと、直線的できりっとした印象のウェリントンの2型を各3色ご用意しました。メガネフレームの定番である黒は重たく見えがちなので、くすみの濃い色で代替しています。年代に関わらず、お好みの色を選べる楽しさも維持したアイテム展開です。

「JINS YOGA FIT」は、基本的にフィットネスシーンでの使用を想定していますが、普段使いももちろんOK。メガネそのものの負荷が少ないので、日常的にメガネを使っている方、幼稚園の先生や介護職など、動きの激しい仕事をなさっている方にもおすすめできます。

——これまでにない新しいメガネですが、どのような工程で開発が進んだのでしょう。

企画会議の席で、メンバーから「ヨガをするときメガネが落ちそうで不安になる」との声が上がりました。それをきっかけに社内外でヒアリングを行い、ニーズがあると考えて開発に結び付けたのです。メガネ自体がお顔に乗せるものなので、どんな商品でも何もない状態よりは負荷がかかります。仕方がないと諦めている方がほとんどですが、そこを何かしらの方法でクリアしようというのも開発目的の一つでした。

途中段階では、社内のいろいろな部署でサンプルチェックを行い意見を出してもらったり、これまで集めたお客さまアンケートからニーズを読み取ったり。発売前は商品をお客さまにお見せすることはできませんが、そのご要望と今回の開発が徐々にリンクしていくといった手応えを感じられました。それでも色味の調整をはじめとして試作を繰り返し、通常の開発期間より少し長い時間をかけて完成に近づけていったのです。

——使用に際しての注意点があったら教えてください。

「Quick Fit」機構は、お客さまご自身で調節ができるようパーツが分かれています。丸みをつけているものの、調節時髪の毛を挟んでしまわないようご注意いただければと思います。

——そのほか、組み合わせて使えるおすすめアイテムはありますか。

例えばスタジオなどに通ってヨガを楽しんでいる方は、その行き帰りはメイクをしない「スッピン」状態の場合も多いようです。そんな方には、レンズの下部に自然な血色感をプラスする「チークカラーレンズ」の併用をおすすめしています。ピンク、ピーチピンク、ボルドーの3色を展開していますので、お好みやお顔との馴染みやすさを考えて選んでいただければと思います。スッピンなら自然なチーク感を演出、メイクをしていればそのフォローアップができると、ご好評をいただいているレンズです。

——「JINS YOGA FIT」をお使いになる方に、どんなウェルビーイングを感じて欲しいですか。

「JINS YOGA FIT」は、心と体の健やかさに関心の高い方が選ばれるアイテムと考えています。商品名にヨガと銘打ってはいますが、実は幅広いシーンで活用できる。メガネを負担に思っている方には、ぜひ一度掛け心地を体感して欲しいですね。ナチュラルに使用できるおしゃれの一部としてのメガネですので、きっと心も軽くしてくれると思います。毎日を心地よく、アクティブに過ごしたい。そんな方でしたら、このメガネを選ぶことでウェルビーイングがさらに高まっていくのではないでしょうか。