——本作がドラマ初出演とのことですが、成瀬をどのような人間だと捉えていますか？

白岩：ミステリアスで謎が多くて、一見、影のあるキャラクターに見えます。でも、回を増すごとに成瀬の人となりや人間性が、どんどん明らかになってくると思っています。思うほど怖い人ではないかなと。ちゃんと優しさがある感じで演じています。

——白岩さんご自身と成瀬が似ている部分はありますか？

白岩：僕は初めて会った人に対して、すぐに心を開くタイプではなくて。人との距離もちょっと遠いので、「謎」な人間に思われがちなんです。ミステリアスとか。「プライベートで何をしているか分からない」と言われがちなので、そういうところは似ているとは思います。成瀬も謎が多い人物なので。

——撮影現場はどのような雰囲気ですか？

白岩：ドラマの内容は重いというか暗いんですけど、現場は明るくて和気あいあいとしています。

白岩：ライブでパフォーマンスしている時も、ドラマを撮影している時もおもしろいんですけど、オフの時間がすごく楽しいですね。楽しいというか息抜きになっています。

オフの日は、好きな曲を流しながらドライブに行って気分転換しています。車に乗るのが好きなんですよ。あと、僕は東京都出身で都内に昔からの友だちが多いので、会って話すこともあります。

——「好きな曲を流す」とありましたが、どのような音楽を聴いているのですか？

白岩：世代的には少し前の曲になるんですけど、2000年代の音楽が好きです。懐かしいソングが好きですね。2000年代だと僕は3歳ぐらいなので、当時はそんなに思い入れがないんですけど。大人になって、親や周りの友だちの影響で2000年代に流行していた曲を聴きはじめました。特にロックが好きです。ロックはドライブにも合うので、その世代を担っているアーティストは幅広く聴いています。

JO1でも音楽の話をするんですけど、メンバーは2000年代の曲をあまり聴いていなくて。その辺の話は合わないですね（笑）。メンバーは今のトレンドを聴いていますが、僕は昔の曲が大好きです。

——本作の撮影だけでなく、並行してJO1の活動もあり忙しい日々を過ごされているかと思います。そのような中で、心身の健康を保つためのルーティンについてお聞かせください。

白岩：なんだろう。でも、気合を入れたい時、例えばライブが続いた後に息抜きできるタイミングや、仕事がひと区切りついた時には焼肉を食べて体力をつけています。最近は涼しくなってきたので、夜にランニングもしています。

——焼肉は、JO1のメンバーと食べに行くのですか？

白岩：JO1では打ち上げがないんです。コロナ禍の時にデビューしているから「打ち上げ」の概念がなくて。メンバーと焼肉を食べに行くのは、海外のお仕事の時が多いです。ワールドツアーやアジアツアー、MV撮影で海外へ行くことがあるんですけど、その時に食べに行きます。

日本では、「おじ友」と一緒に焼肉を食べに行きます。「おじさん」の友人が多く、「おじ友」と言っています。先ほどの音楽もなんですが、僕の趣味は若干古いので年上の人と話が合うんです。おじ友と一緒にいる方が居心地が良くて、なんか落ち着くんですよね。事務所の社長と遊園地へ行くこともあります。先日もおじ友に焼肉へ連れていってもらいました。

——行ってみたい場所や、やってみたいことはありますか？

白岩：冬になったら、1回はイルミネーションを見に行きたいです。以前、JO1のYouTubeの企画でよみうりランドのイルミネーションを見に行ったんですよ。よみうりランド全体がイルミネーションで彩られていてすごかったです。都内だと渋谷や表参道、六本木などもイルミネーションが凝っていますよね。今年は行ってみたいです。

——今は「人生100年時代」と言われていますが、100歳まで生きるとしてどのような暮らしをしてみたいですか？

白岩：僕はずっと東京で生まれて都会で育ったので、田舎とか静かなところとか、海がきれいなところとか自然に囲まれて過ごしたことがないんです。だから、そういうところに別荘を買って、「のんびり休日を過ごしてみたい」という願望はあります。

目の前に海が見える家に住んでみたいんです。沖縄の海とかきれいですよね。ファンの皆さんに、おすすめの海のきれいな場所を教えてほしいと思います。

——最後にウェルチルの読者へメッセージをお願いします。

白岩：この度はインタビューをしていただきありがとうございます。ウェルチルの記事をきっかけに、ドラマを観てくださる方もいると思います。ドラマのタイトルがちょっと怖いかもしれません。でも、第1話を観たら、どんどん作品のおもしろさに気づいてもらえるはずです。最後まで見守っていただけたらうれしいです。ぜひご覧ください。