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腸活のススメ!美腸プランナー・加治ひとみさんに学ぶ “習慣化”と“弱みをチャンスに”【ウェルチルフェスタ セミナーレポート】

今年のウェルチルフェスタで開かれたトークショーに参加しました。外見やライフスタイルの変化を痛感する40代。食生活や生活習慣をなかなか改善できない私にとって、モデル・美腸プランナーとして活躍する加治ひとみさんのお話が聴けるとあらば、聴きに行くしかありません。年齢を感じさせない美貌を持ち、腸内環境改善の知識や実践を発信している彼女から、生活を改善するヒントを得ることができました。そこで得た学びと感想をレポートします。

【登壇者プロフィール】加治 ひとみさん

加治 ひとみさん
夢を諦めきれず東京ガールズオーディションに応募し、
アーティスト部門グランプリを受賞。28歳というアーティストとしては遅咲のデビューを果たす。

長年続けているピラティスと「腸活」で鍛え上げた健康的でヘルシーな「かぢボディ」は
女性の憧れとして圧倒的な存在感を放ち各メディアに取り上げられ、腸活の火付け役として知られる。

食の知識と料理の腕は本格的で、美腸プランナー、ナチュラルフード・コーディネーターの資格を持ち、
2022年12月には予約数年待ちという自律神経の名医・小林弘幸医師と「自律神経×腸活」のアプローチで、
心や体を健やかで美しく、心地よく保つための習慣をぎゅっと詰まった一冊「かぢ習慣」を共著で出版。
2024年にはオンラインサロン「Kubire Salon」を開設。

ボディメイキングだけでなくファッションやメイクも話題となりモデルとしても活躍中。

毎日のルーティンとモチベーションのバランス―加治さんが心掛けていること

モデル・美腸プランナーとして活躍されている加治ひとみさん。毎朝、“習慣化”をテーマにしたオンラインサロンを開催し、美しい心と体を作るような情報を発信しているそうです。また、運動や読書といった朝活も行っているのだとか。
モチベーションを維持するのは大変。食べないダイエットは代謝が落ちてリバウンドしてしまうためオススメしないと話します。自身の経験から、食事は制限するものではなく管理するものという教訓を得た加治さん。体重は測らず、「数字に支配されていると食べない選択をしてしまうので、シルエットと向き合う」そうです。つい体重を気にしてしまいますが、そうではないんですね。

ルーティン化する上で大切なことは、“無理なく”ということ。「辛いと辞めたいじゃないですか」という言葉に、加治さんも私と同じなんだなと嬉しくなりました。途中で諦めてしまうともったいないため、「自分が好きなもの、続けられるものを自分でデザインしていく」ことが大切。「続けることは大事ですよ〜!」と力説していましたよ。

自分を鼓舞するために欠かせない哲学。アリストテレスの言葉がヒントに

加治 ひとみさん
「私たちは習慣によってできている」という考えが好きだといいます。当たり前にしていることにプラスして新しいことに挑戦をしていくことが、「自分を磨いていくものであれば、人生は歳を重ねても豊かなものになっていくんじゃないのかな」と語っていました。自分の心に栄養を与えてくれるものを見て、加治さんは自分を鼓舞するそうです。

筋トレを頑張る必要はなく、10分の有酸素運動とストレッチといった自分が好きな運動で十分。さらに、「運動は質より頻度の方が大事」で、大切なことは無理のない範囲で続けていくことらしいですよ。「誰かと比べないこと。自分のライフスタイルや心にフィットするもの」を選んで、といったアドバイスも。
ついSNSを見てトレンドを追いかけてしまいがちですが、自分のスタイルに合っていてワクワク・ドキドキできることを選ぶことが一番。加治さんの「最初は誰でもゼロ。その人なりの努力と工夫があって、誰かの憧れの存在になっている」という言葉は、強く印象に残っています。

完璧主義じゃなくていい?弱みをチャンスに―腸活のきっかけ

完璧主義のように見えますが、実はそうではないそうです。「完璧な人に魅力を感じないですよね。弱点があるからチャーミング」と微笑み、自分にとっては弱みでも、人を惹きつける魅力になるかもしれないと考えているそうです。

子どもの頃から喘息やアトピー、蕁麻疹に悩まされていた加治さん。体が弱いと心も弱くなり、考え方もネガティブになっていったのだとか。22歳の時、慢性的な便秘になってしまいます。ぽっこりしたお腹が見えるため、ウエストの出る洋服が着れない…。デトックスを始めたことをきっかけに腸活に行き着いたそうです。見た目の変化とともにモチベーションも上昇。心も安定するようになりました。弱みだと思っていた体質がチャンスになったことが、“弱みはマイナスとは限らない”という考えのきっかけに繋がったようです。

また、ランニングや散歩をすることで脳が活性化され、記憶力や決断力がついてくるそうで、「自分らしい意思決定ができているような感覚になってくる」ので、自分で納得して選ぶという充実感も得られるそうですよ。

簡単にできる“腸もみ” 一緒にできるストレッチも伝授

便秘改善に効果的とされる“腸もみ”。大腸の四隅に溜まった便を排出しやすくしてくれます。やり方はとっても簡単。

・右手で肋骨の下あたり、左手で骨盤の上あたりを30秒呼吸をしながらもみほぐします
・上下を入れ替え、左手を肋骨の下あたり、右手を骨盤の上あたりを同様にもみほぐします


対角線にマッサージを行うことで、蠕動運動を促すのだとか。さらに、白湯を飲んで行うと、代謝が上がるのでオススメなのだそう。会場では、腸腰筋と腹斜筋を一緒に鍛えられるストレッチも教えてもらいました。

観覧席の質問にも答えてくれた加治さん。背中のコリにおすすめのストレッチや、ストレス解消法も紹介してくれました。ワクワクするような計画として、今年もくびれカフェを計画しているというお知らせも。

最後に紹介してくれたのは、“シンバイオティクス”。従来の腸活として知られるプロバイオティクスだけでなく、エサとなるものを摂取するプレバイオティクスを組み合わせる方法。2つを同時に行うことで相乗効果が期待できるんだそうです。中でも、バナナやりんごなどに含まれる“フラクトオリゴ糖”が有用で、腸内フローラを改善し、ミネラル吸収を助けてくれるという情報も。「習慣・腸活は一夜にしてならずですよ〜」と笑顔で話されていました。

まとめ

習慣・美・心を見つめ直すきっかけになった加治さんのトークショー。ワクワクするものを自分でデザインして、習慣化できるように続けていきたいですね。数字に目がいきがちなダイエットも、“シンバイオティクス”の考えと“腸もみ”を組み合わせると、効果も期待できる上、楽しく取り組むことができそうです。自分の弱点も愛せるような私になっていけたらいいな、と改めて考えることができました。