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vol.2 ドッグヨガで自分を見つめる時間を~藍子さん~【私と誰かに、ちょっといいこと】

整体師そしてヨガ・ドッグヨガ講師として活躍する藍子さん。
ご自身の心身の不調をきっかけに現在の職業へと転身され、過去の自分と同じ悩みを抱える方を癒したいと優しい口調でお話しくださいました。

新たな人生の第一歩を歩き出すまでに、しっかり準備と努力を重ねてきた藍子さん。
そんな彼女のウェルビーイングな生き方をご紹介します。
ウェルチル 番組 藍子

慢性的な”コリ”に悩まされていた会社員時代 〜ヨガと整体との出会い〜

ーーヨガと整体はどちらを先に始められたんですか?

藍子:
広告代理店の営業として働いていた頃、姿勢が悪く、慢性的な首や肩のコリに悩まされていました。
ひどいときは頭痛薬が手放せないほど。
「デスクワークをしている限り、一生治らないのでは」と諦めかけていたときに、ほぼ同時にヨガと、整体の師匠に出会いました。
自分で体を動かす”ヨガ”と、人に体を触ってもらう”整体”を同時にやることで、みるみる身体がほぐれていき、お守りのように手放せなかった頭痛薬を飲まなくても良い状態になって、ようやく軽い心と軽い身体で日常を過ごせるようになりました。
ーーヨガのインストラクターになることを目指したきっかけは?

藍子:
”もっとヨガを深く追求したい”と思ったことがきっかけで、ヨガ講師の資格コースを受講しました。

せっかく学んだ知識を、車の免許でいう”ペーパードライバー”のように、持っているだけの資格で終わらせたくないという思いから、お伝えする立場として活動することにしました。
当時はまだ会社員として働いていたため、月2回、友人に教えることからはじめました。

ーーその後、整体を学ばれたんですか?

藍子:
ヨガだけで生計を立てていくのは難しいと思ったので、「身体を扱う」という視点でヨガと親和性の高い整体を学ぶことにしました。
私が働いていた会社が副業OKでしたので、休日にストレッチ整体のお店で働いたり、会社員時代に不調だった私の体を改善へと導いてくれた整体の先生に弟子入りし、徹底的に手技を学びました。

会社を辞めるまでに、しっかり基盤を整え今の仕事にシフトしました。

ウェルチル 番組 藍子

あえてデスクワーク疲労専門のサロンを立ち上げたワケ

ーーデスクワーク疲労に特化した理由は?

藍子:
例えばモニターを2台使ってお仕事をされる方に多いのですが、身体が常に左右どちらかに傾いた状態になりやすく、首や肩に負担がかかりやすくなります。でも、デュアルモニターでの業務自体をやめることはできません。

私自身も、広告代理店で働いていた頃に同じような不調を経験してきました。
だからこそ、日常的にデスクワークをされている方に、単に疲れをほぐすだけではなく、日々の姿勢や呼吸によって「自分で整える感覚」をお伝えしたいと思ったんです。

また、広告業界で働いていた経験から、専門性を持ったサロンの方が、本当に必要としている方に届きやすいと考えたことも理由のひとつです。

ーーサロンに通われる方に日々の生活を送る上でアドバイスされていることは?

藍子:
悪い姿勢でのデスクワークによって生じる、「首・肩のこり」を和らげるためには、日々の姿勢や呼吸に意識を向けることが大切だと考えています。

自分自身の経験からも、悪い姿勢でデスクワークを続けているときは、呼吸が浅くなりがちなので
まずは、”意識して深呼吸をする”ことをお伝えしています。

呼吸に意識を向けると、身体も心も緩んでいきます。
身体と向き合うことは、何歳からでも遅くないということもお伝えしています。

ーーどんなサロンでありたいと思っていますか?

藍子:
自分の心と身体をゆるめる方法を、体験してもらえる場所にしたいと思っています。
スマホやパソコンに長時間触れている方は、常に気を張った状態が続き、自律神経が乱れやすくなります。
しかも、そのことに自覚がない方がとても多いんです。

深呼吸をしながら施術を受けていただくことで、少しずつ力が抜けて、自然とリラックスした状態へ切り替わっていきます。

「心と身体がゆるむ」という感覚を知る“きっかけ”になったり、日常の中で自分を整える習慣につながったり。そんな時間を提供できるサロンを目指しています。
ウェルチル 番組 藍子

整体とヨガの両方の知識を持つ藍子さんだからできるアドバイス

ーー整体とヨガを組み合わせた施術も行っていますか?

藍子:
整体で全身を触らせてもらったときに、姿勢の崩れや呼吸の浅さ、無意識に力みやすい状態を感じた方には、施術後に30分のヨガを取り入れていただくことをおすすめしています。

ヨガ未経験の方や、疲労困憊の方にとっては、自分で体を動かすという発想ではなく「整体の施術だけで身体をほぐしたい」と思っている方がほとんど。
ですが、ヨガのポーズをお伝えし、さらに身体が軽くなる感覚を体感していただいています。

ーー施術をする上で大切にしていることはありますか?

藍子:
「短い時間でも全身を施術すること」です。
身体は全て繋がっています。肩こりの方に肩だけの施術を行うのではなく、全身を触ることで、そのコリの原因を探すようにしています。
長時間の座り仕事によるお尻の硬さから、肩こりに繋がることもあるんですよ。

そして、「ほぐす と のばす」
両方必ずやっています。

最後に「呼吸」
私のサロンでは、施術のはじめに、頭を優しく触りながら、声をかけて呼吸への誘導を行っています。

「大きく息を吸って、目の奥をふわっと緩めましょう。吐く息とともに、身体や心の中のいらないものを手放しながら、どんどんベッドに沈んでいきます。」

これは、ヨガのレッスンの冒頭で行う呼吸法の要素を取り入れたものです。言葉の誘導に合わせて呼吸が深まることで、自然と力が抜け、リラックスした状態へ切り替わっていきます。

まず緊張をほどいてから施術に入ることで、身体もゆるみやすくなると感じています。施術の導入として、こうした時間を取り入れているサロンは、まだあまり多くないかもしれません。
ウェルチル 番組 ドッグヨガ

愛犬と過ごす時間も大切にしたい!という思いから始めたドッグヨガ

ーードッグヨガを始めようと思ったきっかけは?

藍子:
11歳になる愛犬と一緒に暮らしているんですが、貴重なお休みの日に、趣味のヨガのために外出すると、愛犬と一緒に過ごすことができない。それが寂しかったんです。
なので、ワンちゃんと一緒にヨガができたら!と思ったのがきっかけです。

最初は限られた知り合いに声をかけて、公園で開催していましたが、今ではドッグカフェや、ドッグラン、ワンちゃん専用の写真館、そして大型ショッピングモールでも開催しています。

ーードッグヨガの魅力は?

藍子:
「愛犬と過ごす一瞬一瞬を、より深く味わえる」ことです。普段の生活の中では、愛犬を撫でながらスマホを見たり、明日の仕事のことを考えたり、一緒の時間を過ごしていても意識が別のところへ向いていることも多いと思います。

ドッグヨガでは呼吸を深めながら、愛犬に意識を集中していきます。愛犬の体温や呼吸、表情、小さなしぐさを感じながら過ごす時間は、お互いにとってかけがえのない愛おしいひとときになります。

レッスン中は、ワンちゃんにはリードをつけてもらいますが、それ以外は自由に過ごしてOK。寝ている子もいれば、歩き回っている子、ヨガをしている飼い主さんの膝の上に乗って甘える子もいます。“上手にポーズをすること”よりも、飼い主さんと愛犬が楽しく同じ時間を共有することを大切にしています。

また、「愛犬と一緒だからやってみよう」という方も多く、飼い主さん自身の運動不足解消のきっかけにもなっています。飼い主さんが深い呼吸でリラックスしていくと、ワンちゃんも少しずつ落ち着いた表情になっていきます。

呼吸を通して、五感で愛犬とつながっていく。そんな愛おしく、幸せな感覚を体験できるのが、ドッグヨガの魅力だと思っています。

”ありのままの自分を見つめる” ”自分にマルをつける”

ーー藍子さんが考えるウェルビーイングな考え方とは?

藍子:
大切な存在を想うのと同じくらい、自分を愛すること。
できないことがあっても、自分を認めてあげる。がんばりすぎず、安心することで、身体も心もゆるんでいく。

無理に変わろうとするのではなく、自分にとっての“心地よさ”に気づき、そこへ戻っていくこと。それが、私の考えるウェルビーイングです。
ドッグヨガ 藍子
藍子(ヨガ・ドッグヨガ講師/ストレッチ整体師)

広告代理店勤務時代、自身もデスクワークによる慢性的な疲労や心身の不調を経験。
その中でヨガと整体に出会い、「呼吸を通して自分で心と身体を整えること」の大切さを実感する。

会社員として働きながらヨガ講師の資格を取得。身体への学びを深め、独自に「デスクワーク疲労改善ヨガ」を開発。
ヨガ講師として指導歴1年未満でアジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ2024」に出演し、「ヨガ業界の未来を担う16名」に選出されるなど、躍進を続ける。

現在は独立し、大阪・天満橋の「toiki デスクワーク疲労専門サロン」を主宰。
忙しい現代人に向けて、頭蓋骨矯正・整体・ストレッチを組み合わせたオリジナル施術と、姿勢改善のためのパーソナルヨガを提供。

また月に2回、谷町六丁目のレンタルスペースにて、ドッグヨガや、愛犬と一緒に過ごせる整体「toiki with DOG」を開催。
人と犬がともにゆるみ、呼吸が深く入り、自然体でいられる。そんなウェルネスの時間を届けている。

公式ホームページ:
ドッグヨガ
toiki デスクワーク疲労専門サロン
取材を終えて

お声を聞いていると、なんだかリラックスしてしまうほど耳心地のよい柔らかい口調の藍子さん。
「ウェルチル 私と誰かにちょっといいこと」の番組出演を機に伝えたいことは?とお聞きすると
『ヨガの考え方なのですが、「あなたはすでに完璧な存在なんです」ということを皆さんに認識してほしい』と
お答えくださいました。

実現したい夢に向かって、周到に準備し叶えていく。
芯の強さと愛情深さ、そして努力を感じました。
まとめ
・慢性的な首や肩こりに悩んでいた藍子さんが出会った整体とヨガ
・自身の経験をもとに立ち上げた「デスクワーク疲労専門」のサロン
・整体にヨガを取り入れた、他にはあまりない施術スタイル
・愛犬との時間を楽しむドッグヨガ
・藍子さんにとってのウェルビーイングの考え方
番組「ウェルチル 私と誰かにちょっといいこと」
関西テレビ放送で毎週水曜よる9時:54分放送(関西ローカル)
次回もお楽しみに。