自分らしさを大切にしながら、日々を前向きに過ごしている村重杏奈さん。その言葉からは、「苦手なことや人とは無理に距離を詰めない」という、自分を心地よく保つためのしなやかな考え方が見えてきます。Vol.2では、読者から寄せられたお悩みへのアドバイスや、村重さんが思い描く「10年後の自分」についてお話を伺います。
自分らしく描く“理想の未来とマインド”
――嫌なことがあった時は、どのように対処していますか?
私は苦手な人を無理に好きになれるタイプではないので、そのまま距離を置きます。わがままかもしれませんが、お互いに無理をしてまで歩み寄らなくてもいいのかなって。関わらざるを得ない相手なら普通に接しますが、無駄な話は一切しません。
以前は「全員に好かれたい」と思った時期もありましたが、嫌いな人に好かれて良かったことが何一つなかったので、「別にいいかな」と思えるようになりました。
――10年後の自分はどうなっていたいですか?
ずっとゲラゲラ笑って、バカみたいなことを言っていたいですね。それでいて、言うことにどこか芯があって響くような、そんな人でいたいです。
お仕事の面では、10年後は38歳なので全く想像がつかないのですが…。ただ、スタイルはキープしていたいですね。私は太りやすい体質だと自覚しているので、「38歳なのにこんなに綺麗なんだ」と思われる存在でありたいです。
前向きに乗り越える“自分への処方箋”
――ここで、読者の方からのお悩みを2つご紹介します。
「苦手な上司がいます。仕事なので我慢していますが、どう付き合えばいいでしょうか?」
私は少し意地悪かもしれませんが、嫌いな上司が決めつけて話してきた時は、「気づかせてやりたい」と思ってしまいます。『え、時代に合ってない…』とサラッと小声で言ってみたり(笑)。
自分が嫌な気持ちになっていることを、ちゃんと伝えたいタイプなんです。それは自分を守るためでもあり、下の世代のストレスを減らすためでもあります。若者が言いたいことを言えずに才能を潰してしまうのが一番もったいないので、誰かが率先して伝えてもいいのかなと思います。
――次のお悩みです。
「緊張しやすい性格です。落ち着くために何をしていますか?」
私もすごく緊張しやすくて、今でも試行錯誤中です。でも結局は、「場数を踏む」しかないのかなと思います。
ただ最近は、「一生に一度の緊張ならそれを楽しむしかない」と考えるようになりました。失敗してもその経験自体が「ありがたくて素晴らしい」と思って乗り越えています。
あと、「成功した自分」をイメージしすぎないようにはしています。理想とのギャップで自分を責めてしまうタイプなので、「期待されても困るしな…」くらいにハードルを下げて挑むと、意外と「思ったよりできた!」と思えることが多いですよ。
――今でも緊張されるお仕事はありますか?
たくさんあります!テレビ収録や生放送は毎回緊張しますし、ランウェイもそうです。「服を綺麗に見せる」のが役目なので、出しゃばりすぎてもいけないし、何が正解なんだろうって考えすぎてしまうこともあります。
なので、あえて「会場の人は私のファンじゃないし、私に興味ないよね」と思い込んで挑むんです。自信満々に見せつつ、心の中ではあえて自信を持ちすぎないようにしていますね。
――村重さんが「素敵だな」と思う人の共通点はありますか?
競争心が消えている人はかっこいいなと思います。落ち着いて見えますよね。
私がテレビに出始めた頃は「自分が、自分が!」という感じでしたが、そんな私にも「重ちゃんはどうなの?」と話を振ってくださる芸人さんたちの心の広さには感動しました。後輩の勢いも「良いじゃん!」と楽しめる先輩は素敵ですし、私もいつかそんな人になりたいですね。
多忙な日々の中でも、自分を労わる「スイッチ」を大切にしながら、等身大の輝きを放ち続ける村重杏奈さん。ラーメンで気持ちを切り替える時間や、こだわりの入浴習慣、そして「理想に縛られすぎない」メンタルの持ち方など、その明るさの裏側には、自分を心地よく保つヒントが隠れているようです。
日々の生活の中で、自分なりの「機嫌の取り方」を見つけたり、リラックスタイムの質に目を向けてみるのもいいかもしれません。そんな小さな工夫が、毎日を少し軽やかにしてくれるのではないでしょうか。
プロフィール
村重杏奈
タレント
2011年、HKT48の1期生オーデ゙ィションに合格。父が日本人、母がロシア人というハーフアイドル、家ではロシア語も話し日常会話も完ぺきにこなすというバイリンガル。独特な明るいキャラでバラエティーを中心に、モデルとしても多方面で活躍中。
まとめ
・自分らしくいるために大切にしているマインドと、思い描く10年後の自分
・緊張とうまく付き合う方法と、村重さんが考える「素敵な人」