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おうちにチルなスペースを!失敗しない5つのインテリア&収納術 講師むろたみきさんインタビュー(後編)

もっと色々な人にインテリアを好きになって欲しいと語るむろたさん。後編では、自宅での暮らしや今後の展望についてお話を聞きました。
ーー自宅での自分のお気に入りのスペースはどこですか?

自宅のキッチンから部屋が見えるのがとても好きなんですよね。誰かがご飯を食べに来ているときに、私がキッチンに立っていても、そのまま会話を続けられるっていうコンセプトで作っているんです。

完全にフルオープンなキッチンなので、家族ともコミュニケーションを取りながら料理をできるのがお気に入りですね。夫の帰りが遅い時もあるので、独立しているキッチンだったら、全然喋らなかったかも。

最初は、片付けきれるのかとても不安だったんですけど、オープンだからこそ、暮らしの動線の流れで片付けができる。そこも気に入っていますね。

ーーコミュニケーションの取れるキッチン、素敵ですよね。日常生活では、ご家族とも家事を分担しているんですか?

基本、料理やお洗濯は私の仕事ですね。その他は夫がやってくれる時も多いです。いつも、買い物にいく時はできるだけついてきてもらって、料理はここから始まっているんだよ、ここから考える時間も含めて料理なんだから、とっても時間がかかるんだよということを伝え続けています(笑)

家事に関しては、自分でやり切ろうとしないでおこうって言うのは常々思っていますね。相手に頼むこともすごく大事なことだし、それで自分が一杯一杯になっちゃうより、頼んでくれた方が相手にとっても気持ちいいと思うので。

ーー自分でやり切ろうとしない、ウェルビーイングな暮らしへの良いキーワードな気がしますね。最後に、今後挑戦してみたいことを教えてください。

ちょっと壮大な目標なのですが、”体験できるショールーム”を作りたいです。自宅サイズのモデルハウスというか、自宅兼事務所を構え直したいと思っていて。家具のお店って基本的に広すぎて、自宅に入れたらどのくらいのサイズ感になるかがいまいち分からないと思いませんか?

でも自宅サイズのモデルハウスなら、家具のサイズ感がすごく分かりやすくなると思うんですよね。入れる家具も、一つのメーカーではなく、年に何回か展示会をするとして、この家具を入れている時は壁紙を変えたらこう見えるという色んなパターンも体験してもらいたい。それもやはり、インテリアを好きになってもらいたいからですね。そういう場所を事務所として作りたいなと思っています。

あとは、個人的には、インテリアの勉強をもっとしていきたいですね。海外の展示会に行tたりすることも、非常に勉強になるので、改めて英語も勉強し直したいです。

ヨーロッパの国では、街をあげて家具の展覧会をすることもあるので、積極的に参加したいですね。それで、あわよくばまだ日本に入ってきてない家具も、先程お話しした、私のショールームで紹介できたらと思っています。

インテリアって、組み合わせが大事だと思っているので、日本の家具メーカーの家具を大切にしつつ、海外のインテリアもこういうアクセントとして使えるんだよという組み合わせの提案をもっとしていきたいですね。

ーーウェルビーイングな暮らしのために、自分の過ごす時間が最も長い”家”について考えるきっかけになりました。自分がどのような暮らしをしていきたいか、考えながら環境を整えていくことが大切ですね。むろたさん、ありがとうございました!
むろたみき
整理収納アドバイザー1級 / インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター
https://www.cameroom.info/

1986年兵庫県宝塚市生まれ。芦屋市在住。2008年より約7年間、住宅関連設備・家具の複合ショールームビル運営会社で企画・営業を担当。チラシ制作やイベントを通して住まいや暮らしに関する情報を発信する中で、整理収納に出会う。その手法を自身の暮らしに取り入れた時、暮らしがスムーズになり、好きなことが出来る心と時間の余裕がうまれる喜びを強く感じる。この喜びを多くの方に味わってもらいたい、その現場で共に喜びを味わいたい、という想いが強くなり、2015年から整理収納アドバイザーとしての活動を開始。関西を中心に、整理収納サービス・セミナー、インテリアコーディネート、リフォームアドバイス等を通してお客様の暮らしを豊かにするお手伝いをしています。

取材・執筆/和田愛理