現代の忙しい女性をサポートするウェルビーイングアイテムである「メイベリン ファッションブロウ パウダーインぺシル N」。メイベリン ニューヨークから発売されているアイブロウ用のペンシルです。約20秒でナチュラルな眉が完成する画期的なアイテムとして知られています。今回は、ブランドの製品担当者である日本ロレアル株式会社・和泉良佑さんに、開発経緯や魅力についてお話を伺うことができました!
※「約20秒」は塗布時間のこと。個人差があります。
徹底した試作から生まれたこだわりポイント
――「パウダーインペンシル N」について、商品の魅力を教えてください。
和泉さん:とにかく、手早くふわっとした眉が仕上がるところが魅力ですね。私たちは、眉は顔の印象を大きく左右する重要なパーツだと考えています。多くの方が眉を描く際には、ペンシルで形を整えてからパウダーをのせる…といった、いくつかのステップが必要ですよね。でも、この「パウダーインペンシル N」は、パウダーをぎゅっと固めた芯を使っているので、たった1本で眉メイクが完成するんです。だからこそ、この“手軽さ”がポイントとなっています。
――開発上でこだわったポイントを教えてください。
和泉さん:メイベリンの本社はニューヨークにあるのですが、当時の担当者が現地に足を運んで、試作と修正を繰り返しました。ペンシルの芯にパウダーをぎゅっと凝縮する技術や、3種類のパウダーの配合割合は、使いやすさと仕上がりに大きく影響します。そのため、そこは一切妥協せずに、何度も試行錯誤を重ねて完成させました。
日本人のための細やかな開発──“使いやすさ”と“多様性”を両立
――開発上で難しかった、苦労したポイントがありましたら教えてください。
和泉さん:日本の消費者の方に本当に満足してもらえるかを常に意識して細かいところまでこだわりました。特に使いやすくてベストな芯を生み出すのに苦労しました。外資系メーカーの多くは海外の製品をそのまま販売しているという印象があるかもしれませんが、私たちは“どうすれば日本のお客様に受け入れてもらえるか”を考えて開発しています。
例えば、カラー展開やブラシのサイズも、日本人向けに何度も改良を重ねています。マスカラで言うと、弊社の「スカイハイ」という商品も、欧米と違い日本の方に多い下向きのまつ毛でもしっかり持ち上げてキープできるように、ブラシの形を改良しました。
さらに、肌の色や肌質、気温や湿度なども欧米と違うため、崩れやすさなども含めて日本人に合うかを考えて開発しています。
――カラーもバラエティに富んでいますが、色選定でこだわったポイントを教えてください。
和泉さん:全10色を展開しているんですが、幅広いカラーを取り揃えることによって、多くの方に自分に合う色を使ってもらいたいという思いを込めています。お肌や髪色に合わせて色を展開しています。
他のメーカーでは自分に合う色がなかなか見つからないということがあっても、メイベリンだったら必ず見つかるようにという考えで、このようなカラー展開をしているんです。
他の商品もそうで、リキッドファンデーションでは13色、リップは16色あります。ニューヨークは“多様性の街”と言われますよね。そのマインドを大事にしているからこそ、どなたでも自分らしく使うことができるように、色の豊富さにはこだわっているんです。
――御社が開発したならではの強みを教えてください。
和泉さん:先述しましたが、やはり海外で販売している製品をそのまま販売せず、日本のお客様にあった製品へと改良している点が強みですね。研究所では日本人の眉毛、まつ毛、目の形、スキントーンなど多くの専門知識があり、それをベースに日本のお客様にあった製品開発をしています。
忙しい毎日でも眉メイクをエンジョイ
――使ってもらいたいシーンはありますか?
和泉さん:朝のメイク時間が少しでも短くなるといいですね。お仕事前や子どもの送り迎えやちょっとした買い物など、日々忙しく過ごしている中でも眉だけはきちんとしておきたいと考えている方々に使っていただきたいです。「パウダーインペンシル N」は、忙しい中でも手軽に使ってもらえる商品です。
――「パウダーインペンシル N」を使うことで、生活者にどんな気持ちになって欲しいでしょうか?
和泉さん:眉メイクが苦手な方やメイクにかける時間を減らしたいと考えている方は多いと聞きます。だからこそ、そういった方々の“苦手”とか“面倒だな”と感じる気持ちを、少しでも軽くできたらいいなと思います。そして、より多くの方に眉メイクをエンジョイしていただけるようになると、私たちにとってこの上ない幸せですね。