チルなおうちタイムを楽しもう！ウェルチル女子がオススメする梅雨に観たい映像作品5選

ウェルチル女子が行く

突然ですが、皆さんは1年の中でどの季節が一番好きですか？「海で思いっきり泳ぎたいから夏！」「ホリデーシーズンを楽しみたいから冬！」など、さまざまな答えが飛び交いそうですが、「梅雨が好き」と答える方はあまり多くはないのではないかと思います。

実は最近、筆者は結構梅雨の季節が好きになってきました。なぜかというと……おうちにこもって映画やドラマに熱中するにはもってこいの季節だから！今回は、ウェルチルライター・神田佳恵がオススメする、梅雨に観たい映像作品を5つ紹介します。

降りしきる雨と美しい映像を思いっきり楽しむなら！

きみに読む物語

2004年に公開されたアメリカ映画。物語は、とある年配の男性が施設で暮らす認知症患者の女性に物語を語り聞かせるところから始まります。その物語は、とある若い男女・ノアとアリーの熱く燃え上がった恋の話。変な駆け引きもなく、後先も考えず、ただ純粋に惹かれあっていくふたり。両親の反対やアリーの進学、思いのすれ違いなど、立ちはだかった壁を前に一度は決別してしまいます。それでもノアは一途にアリーのことを思い続け……。

ふたりの記憶のシーン、そのすべてがどれも美しいですが、何よりも心に残るのは、豪雨の中のキスシーンです。ずっと胸の奥底で想いあっていたふたりが、ようやく心を通わせた感動、そしてあふれ出す愛。そして感動のラストシーンでは、涙で顔面ぐしゃぐしゃになっていました……。今パートナーがいる方も、過去に燃えるような恋を経験した人も、ぜひ一度観ていただきたい。きっと忘れられない作品になるはずです！

〇公開：2005年2月5日｜製作：2004年（米）
U-NEXTにて配信中

天気の子

『君の名は。』や『すずめの戸締まり』など、数々のヒット作を生み出している新海誠監督作品。2019年公開の『天気の子』は、観客動員数1,000万人を超え、森七菜さんや醍醐虎汰朗さん、小栗旬さんや本田翼さんなど、豪華声優キャストを迎えたことでも話題となりました。

高１の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高は、繁華街の一角で少女・陽菜と出会います。首都圏は止まぬ雨に包まれ、連日続く異常気象。しかし、陽菜が空に祈ると途端に曇天に晴れ間が覗き、陽の光を呼び起こす不思議な力を、彼女は持っていたのです……。

降り続ける雨や弾けるような雫、爽やかな風の音。自らの頬を風がかすめていくような、雄大な空模様に飲み込まれてしまう感覚を覚えます。陽菜が呼び出すオーロラカラーの日差しやオレンジ一色に染まる夕焼けも、息を呑むほどに美しい。ともに過ごす時間の中で互いに惹かれあう帆高と陽菜を引き裂く悲しい運命と、それを覆そうとする青春の奇跡にぼろぼろ泣いてしまうこと間違いなしです！

Blu-ray＆DVD発売中　　
Blu-ray：5,280円（税抜価格 4,800円）　　
DVD：4,180円（税抜価格 3,800円）　　
発売元：STORY／東宝　　
販売元：東宝　　

おうちにこもって気になる純愛ストーリーを一気観するなら！

愛の不時着

Netflixシリーズ「愛の不時着」独占配信中

『イカゲーム』『君は天国でも美しい』など、毎年話題に欠かない韓国ドラマ。名作は数多いものの、今回はぜひ筆者が大好きな『愛の不時着』を紹介させてください！

『私の頭の中の消しゴム』や『39歳』など、数々のヒット作で主演を務めるソン・イェジンと、『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイクを果たしたヒョンビンのW主演。想定外の事故により「38度線」付近の非武装地帯に不時着した、韓国の財閥令嬢で自らも女性経営者として成功を収めるユン・セリと、北朝鮮の軍隊で中隊長・大尉を務めるリ・ジョンヒョクの運命の出会いから切ない恋愛を描いたストーリーとなっています。

韓国と北朝鮮。本来決して出会うことのない国に住む二人がお互いに惹かれ合い、恋に落ち、命をかけて相手を守るまで愛し合っていく。北朝鮮ののどかな風景と韓国の都会とのギャップも面白く、ハラハラしてしまうようなアクションシーンも豊富で、飽きることなく最後までイッキに観続けることができます。最終話の軍事境界線での別れのシーンは……感動の涙に溺れてしまうかも。こんな奇跡が本当に起きてくれたらいいのにと願ってしまう、最強の純愛物語をぜひ堪能してみてください！

〇公開：2019年12月14日（韓国・tvN放送開始）｜製作：2019年（韓国）

ジメジメ気分を吹き飛ばせ！次の日を楽しい気持ちで迎えたいなら

マイ・インターン

2015年に公開され、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイがW主演を果たしたことでも大きな話題を生んだ大ヒット作。家庭と仕事の両立に悩む女性や、仕事のモチベーションを探すすべての人の心を明るくする、不朽の名作です。

妻と死別し、仕事を定年退職した70歳のベン。手持ち無沙汰な日々を送る中、街で偶然見つけたのはファッションサイトのシニアインターン募集の広告でした。やり手の若手女性経営者・ジュールズの直属として配属されたベンの勤勉さ、謙虚さ、そして前向きさが、ジュールズや彼を取り巻く周囲すべての人生を前向きに変えていきます。

雨が続くと、心までジメジメして憂鬱な気分になりませんか？でもベンの生き方、仕事への向き合い方を観ていると「私って、まだまだこんなもんじゃないな！」となんだか気合いが入るんです。「毎日行くところがあるのは素晴らしい」「人とつながり、働く喜びを得たい」「挑戦したいし、周囲に必要とされたい」すべて当たり前のように思えて、実はとても恵まれた環境にあるのだということを実感させられます。人生、何歳からでも挑戦できる！

〇公開：2015年10月10日｜製作：2015年（米）
U-NEXTにて配信中

家にこもってボロボロ泣いて、気持ちを晴れやかにしたいなら！

涙そうそう

2006年公開の本作品。もう20年ほど前になりますが、筆者は公開してすぐ、映画館で観ました。当時は中学生だったのですが……ボロボロ泣きましたね。泣き過ぎて目が腫れてしまい、しばらくはずっとこの映画のことだけを考えてしまうくらい、心に深く刻まれた思い出の作品になりました。

主演は妻夫木聡さんと長澤まさみさん。舞台は沖縄県那覇市です。再婚した両親の連れ子同士で兄妹となった洋太郎とカオル。父の失踪、母の他界という辛い経験をし、幼くして祖母の住む島に移り住んだ二人でしたが、カオルの学費を稼ぐために洋太郎は16歳で一人那覇で働くようになりました。高校に進学することが決まり、洋太郎の住む那覇にやって来たカオル。5年ぶりに再会した二人の間に芽生える不思議な感情と、数々の試練とは……。

鑑賞中、何度も何度も涙があふれます。二人の生い立ち、カオルに対する洋太郎の深い愛、そして洋太郎を想うカオルの気持ち……。爽やかな南の風を感じられる沖縄の風景と、じんわりとしたあたたかさを持つ三線の音色、そして心に染み渡る夏川りみさんの唄声。大切な人に、今すぐにでも感謝と愛を伝えたくなる作品です。エンドロール中、「にいにい……！！」と心で叫びながら鼻をギュッと摘んでしまうこと間違いなし。ぜひ観てほしいです……！

〇公開：2006年9月30日｜製作：2006年（日本）
発売元:TBS・アミューズ
販売元:アミューズソフト

梅雨の季節こそ、自宅で至高の映像作品を楽しもう！

梅雨に観たい、オススメの映像作品を5つご紹介いたしました。気になる作品は見つかりましたか？

梅雨は気圧の関係で体調を崩す人が多くなりやすい時期ですし、傘やレインコートなど荷物も多くなり、お出かけも億劫になりがちな季節。そんな梅雨の時期だからこそ、元気になれたり感動で心を洗い流したりして、心も身体もヘルシーに過ごしたいですよね。今回ご紹介した作品を通して、少しでも皆さんの梅雨のひとときに幸せをお届けできたら幸いです！

（執筆／神田佳恵）