「トーベとムーミン~とっておきのものを探しに~」は2025年にムーミン小説が出版から80年を迎えたことを記念して行われている展覧会です。国内8都市を巡回し、今回は2026年10月10日(土)~12月13日(日)の期間、神戸で開催されています。
トーベとは、ムーミンの生みの親である、スウェーデン系フィンランド人画家、トーベ・ヤンソンのこと。
会場では、第一章でトーベを、第二章でムーミンの世界を深く紹介しています。
可愛さ溢れる展覧会をウェルチル編集部が、レポートします!
アーティスト・トーベの創作の世界
1914年、彫刻家の父と画家の母のもとに生まれたトーベは、子どもの頃からたくさんの絵を描いて育ったそう。
芸術家としてのキャリアが始まったのは、15歳のとき。
母が携わっていた雑誌「GARM(ガルム)」に画が掲載されました。
その後、多数手がけた表紙の中には……
あ、居ます居ます!左下にそれらしき…!
その後「ムーミン」になっていくキャラクター「スノーク」がしばしば登場していました。
トーベはその後、戦争中に、小説「小さなトロールと大きな洪水」を執筆。
戦後の1945年に出版して以降、計9作品のシリーズは、回を重ねるごとに、子供向けから大人向けに変化していったそうです。
日本ではあまり知られていませんが、トーベは公共施設の壁画なども多く手がけました。
こちらは、2面合わせて、なんと約7メートルもある展示です。
保育園の壁画を特別に映像化したものを、楽しむことができます。
よく見るとこの中にもムーミンが…!
意外と小さくてかわいいですね。
ムーミンと仲間たちが大集合!ムーミン谷の世界観を
ムーミン谷の地図から始まる、ムーミンだらけの第2章!
なんてわくわくする地図…
スナフキンのテントが見えますね!
そのスナフキン、実はトーベの恋人で哲学者の、アトス・ヴィルタネンがモデルだと言われているんです。
アトスは自由を愛する人で、いつも帽子を被っていたそう。
会場では、「たのしいムーミン一家」「ムーミン谷の冬」といった、ムーミンの各シリーズに沿って、画を見ることができます。
トーベのスケッチがたくさん見られるのが本当に楽しい!
完成したイラストの線は、一見シンプルに見えますが、
その1本1本を決めるのに、たくさん悩み、試行錯誤を重ねた様子が伝わってきます。
小説として親しまれていたムーミンに訪れた転機は、1954年、イギリスの新聞「イブニング・ニュース」にコミックを連載するようになったことでした。
最盛期には世界40カ国以上の新聞に掲載されていたというから驚き…!
世界中の人がムーミンを楽しんでいたんですね。
なんだか日本人の雰囲気を感じてしまうこちらのムーミン
トーベとムーミンの世界に浸ったあとは、心に響いた「とっておき」の1枚を持ち帰ることができます。
かわいさはもちろん、背景も知ることができて、お腹いっぱいの展覧会でした
会期中限定で販売されているグッズをお土産に
帰る前には、オリジナルグッズも要チェック!
展覧会オリジナルのマスコット。是非連れて帰りたい…
マグカップもおしゃれ。これで朝コーヒーが飲みたい…
神戸の街では、この秋、神戸ポートタワーや、北野異人館など、各所でムーミンとのコラボイベントが実施されています。
ぜひ作品と一緒に、周遊を楽しんでみては?
トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~
会期:~2026年12月13日(日)
休館日:月曜日(ただし、11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)
開館時間:9時30分~17時30分、金曜と土曜は20時まで開館 ※展示室への入場は閉館の30分前まで
会場:神戸市立博物館
観覧料:一般2,200円、大学生1,100円、高校生以下無料(いずれも当日)
公式ホームページ