ーーこういう話、よく聞きますよね。男性の方があまり家事に協力的じゃないというお悩み。

いやー、まあでもその旦那さんを選んだのはお姉さんなわけだからね。もう選択は終わってるわけじゃない？お子さんも、もう３人になるわけでしょう？覚悟決めるしかないと思うけどな。子供を持つ、家庭を持つってそういうことなわけじゃない。

ーー覚悟を決めるって結構大切なことですよね。

覚悟を決めたら意外と人間なんでもできると思うんだよ。私の母も、女手一つで私と姉を育てているし。うちは、父が借金作ったりともっとやばいやつだったけど、できないことって意外とないもんよ。結局、私たちのこと、専門学校と大学まで行かせてくれたわけで。覚悟決めた女の強さって半端ないなと思った。

ーー今回の相談者さんは、お姉さんがその状況で…というようですよね。

それが難しいよね。いくら姉妹とはいえ、やっぱり他人の家庭にテコ入れするのはむずかしいと思うかな。子供の面倒一緒に見るよ、とか協力できることはあると思うけど、この義理のお兄さんを変えたりっていうのはできないと思う。

結局は他人の家庭なわけだからね。たまに面倒見て、お姉さんの息抜き時間作ってあげるくらいが限界じゃない？

ーーカマたくさんがもしこのお姉さんの立場だったらどうします？

え〜、やっぱり覚悟決めるかな。というかもう、夫はATMだと割り切る。お金だけちゃんと入れてくれればもうなんでもいいよ、って感じかな。

そもそも、家事をほぼやらないような人に、頼むより自分でやった方が早くない？だから、「家のことは全部私がやるから、お前死ぬ気で稼いでこいよ」って言っちゃうと思う。

ーー強すぎる（笑）もし、全世界の女性がカマたくさんのようだったら、こういうお悩みは存在しないかもしれないですね…

でも結局、子育てとか家事に限らずだけど、世の中やるしかない時っていうのは本当にたくさんあるのよ。そういう時は覚悟を決めてやるしかない。

相談者さんは、姉妹だから直接問題をどうこうしてあげることはできないかもしれないけど、そういう時に協力してくれる人がいるっていうだけでお姉さんは頑張れると思う。何か些細なことでもお手伝いしてあげるしかないんじゃない。

ーーそうですよね…私も、やるしかないときに、ちゃんと覚悟を決めてやれる人間になりたいものです。今週もウェルビーイングな毎日に向けたアドバイスをありがとうございました！

カマたく：
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX（旧Twitter）への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女＠カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』（KADOKAWA）、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です　カマたくの人生ざっくり相談室』（KADOKAWA）を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない～悩みが0になる人間関係術』（大和書房）を出版している。
　
取材・執筆/和田愛理