「ラブちゃん」の愛称で知られる人気占い師・Love Me Doさんに、占いを始めたきっかけや運気をつかむコツ、意外なリフレッシュ方法まで詳しく伺いました。
Love Me Doさんプロフィール
占い師、占星術師、風水師。東洋・西洋の占術に精通し、タロット、占星術、四柱推命、手相、風水、九星術、易、人相占い、数秘術、姓名判断、夢占い等々を駆使して占いを行う。愛称はラブちゃん。サッカーにも詳しく、サッカー番組にも多数出演している。
https://www.instagram.com/lovemedo_fortunteller/?locale=ja_JP
https://www.youtube.com/channel/UCL6F7R0unHipZwsXJ3hVHzg
占いを始めたきっかけは「オネエ枠」?
――占いを始められたきっかけを教えてください。
Love Me Do(以下、ラブさん):吉本興業に所属しているんですが、「もう辞めようかな」と思っていた時期に、社員さんから「オネエならいけるぞ」と言われたんです。ちょうどKABA.ちゃんが売れていた時期で、テレビ的にオネエブームが来ると。新宿2丁目のオカマバーで働きながら活動をがんばっていたら、「オネエには必ず職業がある」という話になりました。たとえばKABA.ちゃんはダンサー、おすぎさんは映画、ピーコさんはファッションといったように。
そこで社員さんから「占いはどうだ」と提案されて、「テレビ的にオネエも占いも視聴率がとれる。両方合わされば使われる」と。そんな後押しがあって「わかりました。やってみます!」と始めたのがきっかけです。
――もともと占いに興味があったのではなく、勧められて始めたのですね。
ラブさん:中学生の頃にタロット占いをしたり、オカルト雑誌『ムー』を読んだりするのが好きだったこともあって、占いに興味はありました。最初は手相から勉強して、周りの芸人さんの手相を見て回りました。
――実際にやってみていかがでしたか?
最初から「できる」という確信がありました。結果として、いま占いを仕事にしています。「オネエやってみない?」って言ってくれた社員さんはある意味、いちばんの占い師でしたね。あのひと言がなかったら今の私はなかったと思います。
「開運しすぎない」ほうがいい? その理由とは
――開運のコツなどがあれば教えていただけますか?
ラブさん:私はなにもやってないんですよね。せいぜい髪をきれいにしておくとか、その程度です。運気が落ちているときに、神社やパワースポットなどに行く人も多いと思いますが、私は「開運しすぎるのは良くない」と考えています。
四柱推命や西洋占星術など、生まれた瞬間のデータから導く「宿命論」の占いでは「この時期に辛い思いをするけど、次にこういう幸せが訪れる」という流れがあるんですね。ところが、辛い時期を避けて行動しなかったり、やたらと開運グッズに頼ったりすると、本来その先で得られるはずの幸せや成長につながりにくくなる可能性があるんですよ。
運気は上がったり下がったりを繰り返すので、下がっている時こそ忍耐力をつけるチャンスです。我慢して乗り越えた分だけ、のちの幸せにちゃんと対処できるようになります。だから私はあまり開運にのめり込まず、しんどい時ほど辛さを受け入れるメンタリティを鍛えるのが大事だと思っています。
――運気が悪いときも必要なんですね。
ラブさん:運を使いすぎると、プラスの反動でマイナスが起こりやすいと感じます。たとえば一発屋で大ブレイクしてもその後また貧乏になってしまうとか。悪いことがあればいいことが必ず起こると信じて、運気が下がっているときのメンタルや前向きに考える思考を持ってほしい。辛さを経験するからこそ次の幸せを受け取りやすくなります。
――辛いときのメンタルはどうやって鍛えたらいいですか?
私の場合はサッカーで鍛えています。サッカーの試合で、点差で負けている状況でもどう戦うか、チャンスをどう見極めるか、全力をどこで出すかなど、スポーツを通して前向きなメンタルを鍛えられます。
耐える力と、ここぞという時に動く力を身につけて、運を呼び込むようにする。開運グッズで運を良くするのではなく、いい流れがきている瞬間に、自分で運気をつかむ嗅覚を養うのです。
運をつかむ秘訣は「忍耐力」と「勝負勘」
――日々の暮らしの中で運をつかむ力を養うコツはありますか?
ラブさん:簡単なのでいうと「じゃんけん」は良いですよ。普段から「次は相手が何を出すのか、どう考えるのか」を推測する癖をつけると、未来を見通す嗅覚が少しずつ養われます。仕事やプライベートでも、ちょっとした先回りがうまくできるようになれば、運を味方につける体質になっていくんじゃないでしょうか。
私は普段からサッカーで勝負勘を養っているので、テレビ番組のじゃんけん企画とかでも「ここ!」というタイミングで運を使えたりする。そういう積み重ねが「持ってるね」と言われる人を作っていくのかなって思っています。
理不尽な上司の罵声や満員電車なども「これは修行だ、滝行だ」と考えて、忍耐力を養う場にしてしまう。イヤな出来事をなかったことにするより、「今ここで耐えるから、あとでいいことがある」というふうに考えるといいですよ。
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後半では、ラブさんが実践している健康法・リフレッシュ法から、今後の展望やプライベートな楽しみまで、さらに深くお伺いします。お楽しみに!