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若さにこだわる自分が嫌になる…老いへの恐怖はどう受け入れたらいい?【第88回:カマたくの人生相談サロン 開き直ればウェルビーイング!】

仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや、悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…

そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数137万人超え、歌舞伎町1クセの強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
『鏡を見るたびに増えるシワや白髪に絶望し、ボトックスなどのアンチエイジングに給料の半分ほどをつぎ込んでしまっています。
若さにしがみつく自分が惨めだとは分かっていますが、老いを受け入れるのが怖くてたまりません。年齢を重ねることを「劣化」ではなく「進化」と捉えるには、どんなマインドセットが必要ですか?』 (30代女性:会社員)
―― 老いへの恐怖から、美容に投資しすぎて自己嫌悪に陥ってしまう。切実な悩みですね。

別に、やれるだけのことはやってもいいんじゃない?
私もいろいろやってるし。ただ、相談者さんは「若さにしがみついてる」ってマイナスに捉えすぎなのよ。やってること自体よりも、その考え方の方が問題なんじゃないかしら。

―― 若さにしがみついていると思うと、自分が惨めに感じてしまうそうです。

私はそんなふうに思ったことないわ。どんだけ頑張ったところで、若い子には敵わないじゃない? それはもう順番だし、自然の摂理。
だから私は「もうおばさんなんだから」っていう前提を受け止めた上で、「身だしなみ」や「清潔感」として最低限やっとこうかな、くらいの感覚でやってるわよ。

―― 「若返り」や「アンチエイジング」としてではなく「身だしなみ」としてのメンテナンス、ということですね。

そうそう。ボトックスだって、ちょっと実験感覚でやってみるくらいでいいのよ。「劣化」だと思うから嫌になるんであって、単に「フェーズが変わっただけ」だと思えばいい。
外見の話でないところで言うと、私の周りも、歳を重ねて言葉が出てこなくなって「あれ、あれ」で喋るようになっているけど、それはそれで面白いわよ。

―― 確かに、いろんな角度から年齢を重ねることを楽しんだほうがいいですよね。

私、もともとスキンケアなんて全くしない人間だったけど、ここ1年くらいですごいハマっちゃったの。
今はもう「趣味」であり「実験」なのよ。「これが自分の肌に合うかな?」って試すのは楽しいし、どうせやるなら楽しまなきゃ損じゃない。

―― どうせ抗えない「老い」なら、前向きに楽しんだ方が得だと。

そうよ。例えば、全身真っ赤なコーデをかっこよく着こなしてるおばあちゃんとか見ると、「かっこいい!自分もああなれるようになりたいな」って思うわけ。
こういう歳のとり方をしたい、っていう目標を見つけて、そこに向かっていくと少しは前向いになれるのかも。

―― 「劣化」ではなく「理想の自分への変化」と捉えるわけですね。

みんな必ず年を取って、最後は死んでいくんだから。マイナスに考えて苦しみながらやるくらいなら、いっそやめちゃえば?って話。
やるんだったら、「大人にしか似合わないファッションを楽しもう」とか、ポジティブにフェーズを変えていった方が、よっぽどウェルビーイングよ。

―― 深刻になりすぎず、変化を前向きに楽しむ姿勢が大切なのかもしれませんね。今週も、素敵なアドバイスをありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
老いに対抗しようとするんじゃなくて、「今の自分のフェーズを楽しむための実験」だと思ってみたら?「若さにしがみつく」と思うから惨めになるのよ。「素敵な年の取り方をしたい」っていう目標のためのメンテナンスだと思えば、それは立派な趣味。どうせみんな年を取るんだから、面白がりながら一緒に年を重ねていったらいいじゃない。

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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。

取材・執筆/柳川愛理