仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや、悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…
そんな悩める皆さんのお悩みを、SNS総フォロワー数170万人超え、歌舞伎町1クセの強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
『物心ついたころから、「言動が人と違う、普通じゃない」という理由で、笑われたり馬鹿にされて生きてきました。わたしだけが何か言われるのはいいのですが、この秋に子どもが生まれます。はじめての育児なので分からないことだらけです。
ネットで調べても、書いてあることはさまざま。自分なりに調べて実践しても、また「普通じゃない」と言われるんじゃないかと不安で押しつぶされそうになります。普通ってなんなんでしょうか……』
(30代女性:パート・アルバイト)
―― 「普通とは何か」……難しい問いですね。
私は自分のこと、普通だと思ってるわよ?世間一般の認識とは違うみたいだけど(笑)。
たまに同窓会とかに顔を出すと、同級生や当時の先生から『お前はどこに行っても浮いてたよな!』って声かけられるのよね。そういう点では、相談者さんと境遇は似てるかもしれないわ。
―― 周囲の認識する「普通」とのズレがあることで、思い悩むことはありませんでしたか?
ないわよ。人と違うことで悪目立ちはしてたのかもしれないけれど、だからって自分を変える必要もないじゃない?だって、悪いことなんて一つもしてないもの!法律に触れたり、人に迷惑をかけたりしない限り、気にしなくてよし!
私は今の自分が「普通」だって思ってるから。考え方の違いってだけだと思うわ。
―― 相談者さんは、これからお子さんの出産も控えているという点で、「このままでいいのかな」と不安になっているようですが……。
「あの人変!普通と違う!」なんて人のこと馬鹿にしたり笑ったりするヤツとなんか付き合ってく必要ないでしょ?大事な子育てのタイミングで人付き合いを選別できて、むしろちょうどいいわよ!
それに、親同士のお付き合いと、子ども同士の付き合いって、別のものとして考えなきゃ。幼いころ、私の母親は親同士のコミュニティで馴染めなかったこともあったみたいだけど、それで私が交友関係に苦労することはなかったわ。
子どもは子どもで、自分の力で人間関係を築いていけるはずよ。何かあったとしても、その原因がすべて親にあるわけじゃない。問題があれば、親としてできる最大限のサポートをする。それでいいのよ。
―― 親として全力を尽くしつつ、自分の人生と我が子の人生は切り分けて考える、ですね。
そもそも、我が子を思ってこんな相談をしてくる時点で、
この相談者さんは自分のこと客観視できてると思うわ。
子どもとの関係だけじゃなく、すべての人間関係において言えることだけど、「人は人、自分は自分」って考え方も、時には必要よ。「普通」のあり方って、自分の中にしかないから。
外に強要するものじゃないの。
「私は赤が好きで、あなたは黒が好き」とか、それと同じ。一緒である必要なんてないのよ。
―― 他者だけでなく自分自身にも、他との違いを認める優しさを持つことができたら、ウェルビーイングに近づけるかもしれませんね。今週も素敵なアドバイスをありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
「普通と違う」っていうけど、そもそも「普通」の基準は自分自身の中にしかないのよ。人に迷惑をかけるようなことじゃない限り、無理に自分を変えることないんじゃないかしら。
生まれてくるお子さんには、お子さんの人生がある。それと同じように、「人は人、自分は自分」でいいの。馬鹿にしてくるようなヤツらなんて、こっちから願い下げ!親としてできるベストを尽くせば、それで十分よ。
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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。著書に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)。2026年4月27日には、最新の著書『施設がそんなにダメですか? ~認知症になった祖母の地獄の在宅介護~』を出版している。
取材・執筆/神田佳恵