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ウェルビーイングな桜スポット東京編

春の訪れを感じる桜の季節。満開の桜を眺めながら、心がほっと安らぐひとときを過ごしませんか?花見といえば賑やかな宴会のイメージもありますが、今回はウェルビーイングを意識した、静かに桜を愛でることができる東京のスポットをご紹介します。自然の美しさに包まれながら、心と体をリフレッシュできる桜の名所を訪れてみましょう。

都内の桜事情と2025年の開花予想

春の訪れとともに、東京の街を彩る桜。2025年の桜の開花予想は、3月下旬(下旬前半~下旬後半)頃とされています。例年、ソメイヨシノは3月20日過ぎから25日頃にかけて咲き始め、街中が優しいピンク色に包まれます。
今年の正式な開花情報は、実際の観測をもとに気象庁や各種メディアで発表される予定です。お花見の計画を立てる際は、最新のニュースや天気予報をチェックしながら、桜の開花とともに訪れる春の心地よさを楽しんでみてくださいね。

花見とウェルビーイング

春の訪れとともに咲く桜は、ただ美しいだけでなく、心をほっと和ませてくれる存在。満開の桜を眺めると、自然のやさしさに包まれ、気持ちが穏やかになることを感じたことはありませんか?
実は、桜を見ることには心理的なリラックス効果や幸福感を高める力があると言われています。自然の美しさをじっくり味わうことで、マインドフルネスの実践にもなり、ストレスの軽減にもつながるのです。
最近では、にぎやかな宴会スタイルではなく、桜の風景を静かに楽しむ「ゆる花見」や、自分のペースで穏やかに過ごすお花見スタイルが注目されています。今年は、自分らしいお花見の楽しみ方を見つけながら、心と体をリフレッシュしてみましょう。

気分がアガる都内の桜スポット7選

今回は、ウェルチルが厳選した都内の桜スポットをご紹介します!どのスポットも、自然の美しさに癒されながら、心が軽やかになる場所ばかり。お散歩がてら訪れれば、きっとウェルビーイングな時間を過ごせるはずです。
1.目黒川

写真提供:目黒区

東京屈指の桜の名所、目黒川。春になると、約4kmにわたる川沿いに約800本の桜が咲き誇り、まるで桜のトンネルのような幻想的な風景が広がります。
大きな公園はありませんが、ゆったりと川沿いを歩きながら、風に揺れる桜を眺めるのがこのスポットの楽しみ方。水面に映る桜や、舞い散る花びらがつくる美しい光景に、自然と心がほぐれるはず。春のそよ風を感じながら、のんびりとしたお花見散歩を楽しんでみませんか?

住所    目黒区東山3-1付近から下目黒2-9付近
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kouhou/kusei/keikaku/megurogawa_sakura_ansin.html
2. 新宿御苑

写真提供:新宿御苑管理事務所

春になると、新宿御苑はふんわりとした桜色に包まれ、まるで都会のオアシスのよう。園内には約900本の桜が咲き誇り、ソメイヨシノをはじめ、イチヨウ(八重桜)や枝垂れ桜など、約70品種もの桜を楽しむことができます。広々とした芝生エリアがあるので、シートを広げてのんびり過ごすのにぴったり。賑やかな宴会スタイルではなく、静かに春の訪れを感じるお花見をしたい人におすすめです。
また、新宿御苑は入園料があるため、他の桜スポットに比べて混雑が比較的落ち着いていますが、桜シーズンには連日数万人が来場して盛り上がりを見せます。なお、2025年(令和7年)の桜シーズンには、混雑緩和と安全対策のため、3月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、4月5日(土)、6日(日)の10時~16時は事前予約制となる予定です。9時~10時、16時~17時30分の時間帯であれば予約不要で入園可能なので、時間を調整しながらゆったりとしたお花見を楽しんでみてくださいね。
※酒類持込禁止、喫煙禁止、遊具類使用禁止(こども広場除く)

住所 新宿区内藤町11
開園時間 9:00~17:30(18時閉門)*開園時間は時期により異なります。
入園料 500円、学生・65歳以上250円、中学生以下無料
https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
3.千鳥ヶ淵

写真提供:一般社団法人千代田区観光協会

東京屈指の桜の名所、千鳥ヶ淵。旧江戸城の濠に沿って続く遊歩道は、春になると桜のトンネルに包まれ、歩くだけで心が癒されるような美しい景色が広がります。
ここならではの楽しみ方といえば、水上からの花見。3月から11月の間は千鳥ヶ淵ボート場が営業しており、ボートに乗りながら、間近で桜を堪能することができます。水面に映る桜や、花びらが舞う幻想的な風景は、特別なひとときを演出してくれるはず。
皇居の静かな雰囲気のなか、ゆったりとした時間を過ごしながら、春の訪れを感じてみませんか?

住所 千代田区九段南2から三番町先
https://tokyotouristinfo.com/detail/M0051
4.井の頭恩賜公園
自然あふれる井の頭恩賜公園は、春になると池の周囲を囲む約200本の桜が美しく咲き誇ります。特に、池の上に伸びる桜の枝が水面に映りこみ、満開の景色とともに揺れる様子は、まるで絵画のような美しさ。風が吹くと花びらが舞い、水面をピンク色に染める花吹雪のシーンも圧巻です。
ボートに乗って水上から桜を眺めるのもこの公園ならではの楽しみ方。井の頭池周辺のベンチでのんびり読書をしたり、春の空気を感じながら散歩したりするのもおすすめです。
さらに、公園からほど近い吉祥寺には、おしゃれなカフェがたくさん。お花見の後にカフェ巡りを楽しむのも、春の特別なウェルビーイング体験になりそうですね。

住所 武蔵野市御殿山1丁目~三鷹市井の頭3丁目
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira
5.隅田公園
東京の春を象徴する風景が楽しめる隅田公園。吾妻橋から桜橋の間に広がるこのエリアは、日本有数の桜の名所として知られ、約510本の桜が隅田川沿いに美しく咲き誇ります。
このスポットならではの魅力は、桜と東京スカイツリーのコラボレーション。ピンク色に染まる桜並木の向こうにそびえ立つスカイツリーは、まさに東京らしい春の絶景です。
また、隅田川を優雅に流れる屋形船に乗って、水上から両岸の桜を楽しむ花見もおすすめ。昼間の爽やかな景色はもちろん、夜には桜がライトアップされ、幻想的でロマンチックな雰囲気に。ゆったりと流れる時間のなかで、風情ある春のひとときを楽しんでみませんか?

住所 台東区今戸1丁目1番、浅草7丁目1番、花川戸2丁目1番、花川戸1丁目1番
https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/hanamidori/koen/fukkou/hukkou_sumida.html
6.小金井公園

写真提供:© (公財)東京都公園協会

広大な敷地に広がる桜の楽園、小金井公園。約80haの広さを誇る園内には、ヤマザクラ、サトザクラ、オオシマザクラなど約50種類・約1400本の桜が植えられており、桜の多様な美しさを楽しめるのが魅力です。
特に「桜の園」には約1400本の桜が咲き、ソメイヨシノに限らず、品種ごとに異なる桜の表情を約1ヶ月にわたって楽しめるのがこの公園ならでは。長く春の訪れを満喫できるため、何度訪れても違う桜に出会えるのも嬉しいポイントです。
広々とした芝生エリアも充実しているので、ピクニックにも最適。のびのびと遊べる環境が整っているため、ファミリーにも人気のスポットです。公園は玉川上水沿いに位置しており、春風を感じながらのんびりとしたお花見散歩も楽しめますよ。

住所 小金井市関野町1-13-1
https://www.tokyo-park.or.jp/park/koganei/index.html
7.六義園

写真提供:© (公財)東京都公園協会

江戸時代から続く風情ある日本庭園で、しだれ桜の名所として知られる六義園。春になると、優雅に枝を垂らすしだれ桜が庭園を彩り、まるで絵巻物のような美しい光景が広がります。
特に注目したいのが、夜のライトアップイベント「春夜の六義園 夜間特別観賞」。2025年は3月22日(土)から28日(金)までの7日間で開催予定。普段は入園できない夜の六義園を特別に開放し、しだれ桜をはじめとする庭園の主要スポットを幻想的にライトアップします。
さらに、岩崎家時代に建てられた土蔵の壁面へのプロジェクション投影や、趣のあるフォトスポットなど、春の夜ならではの幻想的な風景を楽しめる演出が満載。昼間とは違う、静寂に包まれた幻想的な夜桜を堪能しながら、日本庭園の美しさに浸る特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所 文京区本駒込6-16-3
開園時間 9:00~17:00(入園は16:30まで)
入園料 300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※夜間特別観賞についてはこちら
https://www.tokyo-park.or.jp/special/rikugien_lighting_spring/index.html

花見のトレンド

近年の花見スタイルは、より静かで心地よい時間を大切にする傾向に変化しています。従来の宴会スタイルではなく、落ち着いて桜を楽しむスタイルが増え、ウェルビーイングを意識した花見の形が広がっています。

1. 少人数での「ノンアル花見」
健康志向の高まりや、静かに桜を味わいたいというニーズから、**アルコールを控えた「ノンアル花見」**が注目されています。少人数でゆったりと過ごすスタイルが主流になりつつあり、桜の美しさや春の空気をじっくりと楽しむ人が増えています。

2. 「ソロ花見」の増加
一人で桜を堪能する「ソロ花見」も人気が高まっています。約3割の人がこのスタイルを選び、自分のペースで桜を鑑賞することで、心のリフレッシュやマインドフルな時間を楽しんでいるようです。読書をしたり、お気に入りの音楽を聴きながら桜を眺めたりと、自由な過ごし方ができるのも魅力です。

3. 幻想的な「夜桜鑑賞」
ライトアップされた桜を楽しむ「夜桜鑑賞」も人気が高まっています。提灯やライトに照らされた桜は、昼間とは違う幻想的な美しさを演出し、静かでロマンチックな雰囲気を味わえます。六義園や千鳥ヶ淵など、夜間特別観賞ができるスポットも増えているので、夜の花見も選択肢のひとつに。

花見のマナーを大切に

桜を楽しむためには、周囲への配慮も忘れずに。心地よい空間をみんなで共有するために、以下のマナーを意識しましょう。

・ゴミは必ず持ち帰る
花見の後は、ゴミをそのまま放置せず、しっかり持ち帰るのが基本。路上へのポイ捨ては厳禁です。
・周囲への配慮を忘れずに
大声で騒ぐのは控え、ほかの花見客や近隣住民に配慮しましょう。特に夜桜鑑賞の際は、静かに桜を楽しむのがポイントです。
・場所取りは節度をもって
必要以上に広いスペースを確保せず、ほかの花見客にも気を配りながら場所を選びましょう。

自分に合った花見スタイルでウェルビーイング!

桜の季節がやってきたら、どんな風に楽しみますか? 花見といえば、大勢で賑やかに楽しむイメージもありますが、実は過ごし方は人それぞれ。大切なのは、「自分に合った花見スタイル」を見つけること。
のんびりと一人で桜を眺めるソロ花見、家族や友人とゆったり楽しむピクニック、夜桜の幻想的な景色を味わうナイト花見…。どんなスタイルでも、自分が心地よく過ごせることが何より大切です。
この春は、無理なく自分らしいお花見を楽しみながら、桜の美しさとともにウェルビーイングな時間を過ごしてみませんか?