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デザインを楽しむフラワースクール。Nicolai Bergmann International School of Floristryに潜入!【第9回ウェルチル女子が行く】

西にウェルビーイングに役立つものあらば体験し、東にウェルビーイングなイベントがあれば参加する…そんなウェルチル編集部の女子部員、通称”ウェルチル女子”が東奔西走し、注目のモノ・コトの等身大の感想をお届けする「ウェルチル女子が行く」シリーズ。
 第8回は、新生活にこそ新しい習い事を始めたい!という需要にお応えして、Nicolai Bergmann International School of Floristryでのフラワーアレンジメントのレッスンをレポートしていきたいと思います!フラワースクールで講師を務める西垣拓哉先生にフラワースクールのコンセプトや魅力について、お話を伺いました。

日常にフラワーデザインを。花を生けるだけではないフラワースクールとは?

Nicolai Bergmann International School of Floristryは、表参道駅から徒歩3分ほどの場所にあります。ガラス張りの建物に、外にはたくさんの緑が置かれ、なんとも洗練された雰囲気。フラワースクールが開催されるのは、こちらのフラッグシップストアの2階です。

開放的で明るいスクール内

本日使用する花材の資料と、吸水性スポンジ(緑色の花材を挿す土台)、花バサミなどの必要な物品は事前に準備してくださっています。初めての方でも、特に準備していくものなどがなく、手軽に参加できるのもこのスクールの魅力の一つです。

ウェルチル女子は、生け花経験なしの全くの初心者。ですが、道具の使用方法も、一から丁寧に教えていただきました。今回作成するのは、全12種類のお花を使った、立体的なフラワーアレンジメントです。
使用するお花と、完成形を最初に見せていただき、本当にこれが私に作れるのか…⁉︎と不安になるウェルチル女子でしたが、「少し扱いの難しい花材もありますが、初めての方でも大丈夫です」と勇気づけられ、なんとかスタート。

通常のレッスンはおよそ2時間、最初の30分に講師の方が説明を交えながら、アレンジメントを一から作成していく流れを見学し、後半の1時間半は自分で黙々と制作を進めます。説明の際には、形のポイントや、お花の扱い方などを説明してくださるので、メモをとりながら、イメージを膨らませます。
1本のお花から、フラワーアレンジメントに使う細かいパーツを切り出す時のコツや、土台への挿し方のコツなど、メモすることがたくさん。1種類ずつ花材を挿していき、少しずつ立体的な形ができていく様子は見ているだけでも面白いです。
そして、説明を受けたらいざ実践!一本のお花から、パーツを切り出すだけでもドキドキします。挿すときにどれくらいの長さが必要か…お花に応じてイメージしながらひとつひとつ丁寧に切り出していきます。
先生が説明してくださった順番通りに、土台に挿していくのですが、これがまた見ているよりも難しい!お花によって茎の柔らかさが違ったり、後半になるにつれて挿す場所がなくなったり、お花を挿していくごとに丸いフォームを描けず、ラウンド型から離れて行ったり…(泣)ですが、先生が丁寧にアドバイスをくださるため、軌道修正しつつ、だんだんと形になってきました。

一本一本お花を挿していき、完成形に近づいていく様子はとても楽しく、達成感がありました。お花に触れているだけでも、なんとなく植物のパワーをもらえるような気がして、癒されます。
集中しすぎて、無言になってしまうウェルチル女子ですが、このスクールではBGMを大きめにかけてくださっているため、終始気持ちが高まったまま作成を進めることができます。

先生曰く、「皆さんが無言になってしまうからというわけではないのですが、大きめに音楽をかけているんです。このダイナミックな雰囲気も楽しんで欲しくて。生徒さんの中にはノリノリで踊りながら作成している方もいらっしゃいますよ。」とのこと。

また、このスクールではコーヒーやちょっとしたお菓子も楽しむことができ、作成しながら休憩するもよし、全部出来上がってから一息つくもよし。肩肘張らず、楽しみながらフラワーデザインを学ぶことができます。
そうして、時には勇気づけられ、時にはアドバイスや手直しをいただいたりしつつ…ウェルチル女子のアレンジメントも完成!

左がウェルチル女子作成、右が先生のお手本。初めてにしては形になっている…はず⁉︎

一つ一つ違った表情のお花が、全体と調和しながらも個性を発揮しているのがとても楽しいですよね。いわゆる「生け花」では感じることのできない、デザインの楽しさを身を持って体感することができました。

ニコライ バーグマンの世界観とデザインをもっと身近なものに

西垣拓哉先生

講師の西垣拓哉先生:エリアマネージャー、セールスマネージャーを経て、大型イベントなどトータルコーディネーションにも携る。 現在はフラワースクールマネージャーとしてプロフェッショナルスクールの運営も務めている。

ーーNicolai Bergmann International School of Floristryの特徴を教えてください。

フラワーアーティストであり、当社の代表でもあるニコライ・バーグマンのフラワーデザインを体感できるというのがこのフラワースクールの大きな特徴です。

花の種類の組み合わせのスタイルもそうですし、彼自身が好きなカラーの組み合わせであったり、一目見て、これはニコライ・バーグマンだなっていうような、”らしさ”に触れてもらいたいと思っています。この組み合わせを見るだけで嬉しい、っていう受講生の方もいらっしゃいますよ。

加えて、私たちの理念としては、日常生活の中で、もっと自分の手でお花をアレンジして、おうちに飾る、プレゼントするというカルチャー自体を当たり前のことに、身近なものにしていきたいと考えています。

ーーフラワースクールのクラスの特徴を教えてください。

できるだけ幅広い層の方に楽しんでいただけるよう、分かりやすい形で順を追って説明していくので、誰でも細かいデザインのアレンジメントが作れるようになると思います。先ほどもお話ししましたが、上手い・下手ではなく、まずは楽しんでもらうことが一番だと考えています。

クラスは全部で6種類あります。CREATIVE WORKSHOPでは、ニコライ・バーグマン本人が講師を務めます。GLOWとBLOOMという2クラスは、生花を扱うクラスで、GLOWが初級者向け、BLOOMの方が使用する花材の種類が多く、中級者向けの内容になっています。

あとはプリザーブドフラワーを扱うクラスですね。こちらも、初級者向け、中級者向けで分かれています。POP UP WORKSHOPでは、コスメや器などとコラボしたレッスンだったり、お子さん向けのレッスンなど、バリエーションに富んだレッスンを行います。母の日や父の日など、イベントに合わせたレッスンも企画しています。

パンフレットに掲載しているレッスンとは別で、プロフェッショナルスクールも開催しています。そちらは、将来的にお仕事につなげたいという方向けの、1年間20回の講座です。

毎回季節の花を使って、異なるテーマの作品を作ります。ブーケや、アイコニックなフラワーボックスを作るレッスンもあるので、ぜひ気になるものに参加してみてください。

ーー受講される方にはどのような方が多いですか?

年齢層としては、20代から50代、60代ぐらいまで本当に幅広いです。最も多いのは40~50代くらいの方々ですが、学生さんやお子さんなどもいらっしゃいますよ。

最近では、SNSを見て、海外の方がいらっしゃることもあります。また、リピーターの方がかなり多いですね。そのため、「以前もいらっしゃってましたよね?」という感じで、生徒さん同士で会話が始まることも。自然と新しい出会いの場にもなっているかもしれません。

ーーロスフラワーなどを使ったサステナブルな取り組みにも力を入れているとお聞きしました。
切り花として元気がなくなり、アレンジや商品に使えなくなったものをロスフラワーといいます。それを、花びらを一枚ずつバラバラにして、切り絵のように黒い紙に貼っていき、動物や虫などのモチーフを作るというワークショップを実施したことがあります。夏休みのお子さんたちにすごく人気のワークショップでした。

また、ロスフラワーの中でもドライフラワーのように固めになってしまうものもあります。それに、アクリル絵の具をつけて、黒いトートバッグにスタンプして、オリジナルデザインのバッグを作るというクラスも行いました。

ーー今後行ってみたいフラワースクールの取り組みなどがあれば教えてください。

以前にも何回か開催したことはあるのですが、ワークショップのような形で、お店の装飾などの大きな一つの作品をみんなで作り上げたいです。

今、カフェの壁に展示しているものも、そうしたワークショップでつくったものなんです。またチャレンジしてみたいですね。
カフェNOMU

ワークショップで作成した1FカフェNOMUの壁の展示

ーー読者の皆さんにメッセージをお願いします。

実際にお花を触って、ハサミで切って、挿してみてという経験を通さないと、なかなか本当の楽しさは実感できません。自分にはちょっと無理かも…と尻込みせず、遊びにくるような気持ちで、気軽にスクールに来てみてください。

お花がそんなに好きじゃないという方でも、デザインが好き、立体的な造形物が好きという方は、ぜひ一度体験してみてほしいですね。それがお花を好きになるきっかけにもなるんじゃないかなと思います。

Nicolai Bergmann International School of Floristryは、五感をフルに活用して学ぶことのできる場所

この春、新しいことにチャレンジしてみようと思っているウェルチル読者の皆さんも、フラワーデザインの世界に足を踏み入れてみるのはいかがでしょう?
Nicolai Bergmann International School of Floristry
最新のフラワースクールのスケジュールやレッスン内容等の詳細は、以下でご確認いただけます。
https://www.nicolaibergmann.com/school


■会場
ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップストア 2F
東京都港区南青山5-7-2

■スクールに関するお問い合わせ先
ニコライ バーグマン インターナショナル スクール オブ フローリストリー
TEL : 03-5464-0745 
E-MAIL : school@nicolaibergmann.com
ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ
https://hakonegardens.jp/

ニコライ・バーグマンが一から手がける、人と自然が繋がるような唯一無二の場所。

現在、ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズには、オランダから取り寄せたチューリップやムスカリなど、赤や黄色、オレンジ、ピンク、紫など、色鮮やかな春の花々が咲き誇っています。
2025年4月15日に箱根ガーデンズは3周年を迎えました。2025年4月12日 - 5月11日までの期間、3周年のアニバーサリーとして、NOMU hakoneでは、地産地消の春の素材を使用したスペシャルランチをご用意しています。
春の見どころ、体験どころ、味わいどころが満載の3周年のニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズへ、皆様のお越しをお待ちしております。
取材・撮影/和田愛理