連日の酷暑に心も体も疲れぎみ……そんな人におすすめしたい夏スイーツをご紹介。1万種類以上ものスイーツを食べ歩いたスイーツ芸人・スイーツなかのさんに、この夏におすすめのとっておきスイーツを聞きました。さらにスイーツなかのさんのパーソナルな部分にせまるミニエッセイもお届けします。
見た目も味もこだわり抜いた、メゾンジブレー「サマーリース デコボコン」
メゾンジブレーは神奈川県・中央林間に2017年にオープンしたパティスリー。シェフの江森宏之氏は国際的なコンクールで数々の受賞歴がある、アントルメグラッセ(氷菓)の第一人者です。このお店の特徴は、日本全国から取り寄せる新鮮な野菜や果物を多彩に使ったスイーツを作っている点にあります。
メゾンジブレーでは季節ごとに限定のアイスケーキが登場するのですが、素材の持ち味を大切にした丁寧なつくりと華やかな見た目にいつも驚かされます。今夏の主役は「サマーリース デコボコン」。熊本県芦北のデコポンを使ったアイスケーキで、デコポンをイメージしたシャーベットが“デコボコ”に配置された、見た目にも楽しいデザインです。
デコポンとピスタチオの絶妙なハーモニー
実際に食べた印象としては、まずデコポンのシャーベットがとってもおいしい!デコポンが持つ甘みやコク、ジューシーさがしっかりと感じられ、 口にすると豊かな香りが広がります。このケーキは5層になっていて、デコポンとパッションフルーツのゼリーや、バニラとデコポンのマーマレードを使ったジェラートなど、構成が工夫されているのもポイント。ジェラートの隠し味には少し塩を入れてうまみを引き出しているのだとか。
さらに土台となるピスタチオの生地の香ばしさも、デコポンのみずみずしさとの相性が抜群です。
今夏限定の特別な味わい。パーティにもぴったり
毎年異なるフレーバーが登場するメゾンジブレーのアイスケーキ。僕がこれまで食べてきたなかでは、同じ味が再び登場した記憶はほとんどありません。それだけに、今年の「サマーリース デコボコン」は特別感がありますよね。今年限定なんてもったいない!また食べたい! と思うほどのおいしさです。
見た目も華やかでサイズも大きめですから、親戚や友人が集まる日のデザートに出せば喜ばれること間違いなし! カットしたときの断面の美しさにも注目してほしいです。夏の特別なひとときを彩るのにふさわしい一品と言えるでしょう。
よろスイーツ! スイーツなかののひとりごと
スイーツ芸人として、日頃から百貨店の売り場を見て歩いたり、雑誌をチェックしたりとスイーツの情報にアンテナをはっていますが、最近はSNSで検索するのが難しくなってきたと感じます。たとえば「#夏の手土産」で検索すると流行の情報はキャッチできるかもしれないけれど、本当に自分が探しているものにはなかなか出会えないんですよね。
だから僕の場合は、信頼している人やフィーリングが合いそうな人が発信する情報を見て、新たなスイーツとの出会いのヒントにしています。そこからたどっていくと、自分好みのスイーツに出会いやすい気がするんです。今回、僕が紹介したスイーツが好みだと感じた人がいたら、ぜひ僕のSNS(@yorosweets)をフォローしてみてください。きっと好みのスイーツとの新しい出会いがあるはずです。
MAISON GIVRÈE(メゾンジブレー)本店
神奈川県大和市中央林間4-27-18
https://givree.tokyo/