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スイーツなかのさんに聞く、2025夏のごほうびスイーツ8選!【Part4】〜コロンバン「ババロアエリートパイン」〜

連日の酷暑に心も体も疲れぎみ……そんな人におすすめしたい夏スイーツをご紹介。1万種類以上ものスイーツを食べ歩いたスイーツなかのさんに、夏におすすめのとっておきスイーツを教えてもらいました。さらにスイーツなかのさんのパーソナルな部分にせまるミニエッセイもお届けします。

老舗の魅力が詰まった「ババロアエリート パイン」

100年以上の歴史を持ち、日本の洋菓子を語る上で欠かせない老舗であるコロンバン。日本で初めてショートケーキを作った店とも言われ、ショートケーキは今もコロンバンの代名詞的存在です。

そんな歴史あるコロンバンが手がける「ババロアエリート」は、ババロアにいちごを並べてスポンジ生地をのせたシンプルなスイーツで、昭和50年代から続くロングセラー商品。今回ご紹介する「ババロアエリート パイン」は、いちごの代わりにパインを使用した夏限定バージョン。パイナップルのコンポートが9つ並んだ素朴なデザインも印象的です。

素朴ながらも心をつかむ味わいが魅力

ババロアエリート パイン
素朴ながらも、どこかほっとするおいしさの「ババロアエリート パイン」。味の決め手となっているのは、ババロアにほんのり効かせたビターオレンジのリキュールです。控えめな量なので子どもでも安心して食べられますが、香りに爽やかさと深みが加わり、ただ甘いだけではない大人の風味が感じられます。なめらかなババロアとしっとりしたスポンジ、さらにパインの甘さが合わさって、意外としっかりと食べ応えもある満足度の高いスイーツです。

家族で楽しめる、レトロかわいいスイーツ

ババロアエリート パイン
40年以上も長く愛される「ババロアエリート」は、僕が昔から大好きなスイーツのひとつです。派手なデコレーションが主流の最近のスイーツ界隈で、逆にこの素朴さが新鮮ですよね。メディアで紹介されることは少ないんですが、僕がSNSで投稿したときにはかなりの好反応をもらいました。飾らないシンプルなたたずまいがみなさんの心に刺さったのかもしれません。

さらに価格がお手頃なのもファミリーにはうれしいポイントですよね。透明なケースに入って販売されていて、持ち運びの際に崩れる心配がないのも楽ちんです。カットすると9等分になるので、家族みんなで夏に楽しんでほしいですね。東京駅にもコロンバンの店舗がありますから、帰省のお土産としてもおすすめ。家族の夏のひとときを彩るのにぴったりなスイーツです。

よろスイーツ! スイーツなかののひとりごと

SNSや雑誌の連載などで数々のスイーツを紹介している僕ですが、選ぶポイントとして「意外と知られていない銘菓にスポットを当てたい」という気持ちがあります。“映える”スイーツや、最新のスイーツが注目されがちな昨今、見た目はシンプルだとしても、地域で長く愛されるお菓子にこそ、おいしさや魅力があると思うんです。

以前、テレビの情報番組の“東京駅お土産特集”で、銀座の老舗・松崎煎餅の「大江戸松崎 黒格子」というカカオ豆の瓦煎餅を紹介したら、大人気になってしばらく買えなくなってしまったことがありました。本当においしいお菓子のよさが、多くの人に伝わったことがうれしかったですね。
コロンバン 東京駅グランスタ店
東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅構内 地下1階グランスタ内
https://www.colombin.co.jp/shop/post_21.php