連日の酷暑に心も体も疲れぎみ……そんな人におすすめしたい夏スイーツをご紹介。1万種類以上ものスイーツを食べ歩いたスイーツ芸人・スイーツなかのさんに、この夏におすすめのとっておきスイーツを聞きました。さらにスイーツなかのさんのパーソナルな部分にせまるミニエッセイもお届けします。
神楽坂の日本料理店が手がける人気スイーツ〜いったつみとらどう「椰子の白わらび餅」〜
いったつみとらどうは神楽坂にある日本料理の名店「石かわ」と「虎白」の料理人がタッグを組んで手がける、お持ち帰り専門の料理ブランド。今回紹介する「椰子の白わらび餅」は、コース料理で提供されていたデザートが評判を呼び商品化されたお菓子です。
初めての味わいと驚きの食感
わらび餅というときな粉をまぶしたものを想像する人が多いと思いますが、「椰子の白わらび餅」は、わらび粉とココナッツミルクを練り上げたお餅に、ふわっと軽やかなココナッツパウダーがまぶされています。箱を開けると、たっぷりのココナッツパウダーに覆われたキューブ状の白わらび餅がすきまなく詰められ、その純白の美しさにまず見とれてしまいます。
さらに驚くのは、このわらび餅の赤ちゃんのほっぺのような柔らかさです。崩れてしまいそうなほど柔らかいのに、口に入れるともっちりねっとりとした弾力があり、その食感は感動もの! ココナッツパウダーとの相性も抜群で、口に入れるとココナッツのほのかな香りと、まろやかでクリーミーな味わいが広がります。
日本料理の練り物の技法で手がけられた逸品
日本料理の練りものの技法をいかしたこのお菓子。粘りを強くしようと火加減を強くすると焦げやすく、焦げないように火加減が弱すぎると固まらない、など練り加減が非常に難しいらしいのですが、練る速さや時間など試行錯誤を重ね、独特のもちもち食感に仕立てられています。
季節限定ではありませんが、南国のフルーツ・ココナッツの風味が夏らしさを感じますし、冷やして食べるのもおすすめ。パッケージも洗練された高級感があり、「ここぞ」という時の手土産として喜ばれる一品です。
あまりの人気に、いったつみとらどうのオンライン販売ではすぐに完売となってしまうのですが、2024年には羽田空港に実店舗がオープンし、帰省や東京訪問の際に購入できるようになりました。帝国ホテル東京のショップ「ガルガンチュア」でも数量限定で取り扱いがありますので、ぜひチェックしてみてください。
よろスイーツ! スイーツなかののひとりごと
夏のおすすめスイーツとは少し外れますが、もし人生最後に食べたいスイーツを1つだけ選ぶとしたら、何を選びますか? 僕は、兵庫県豊岡市にある「キノシタ」というお店のレーズンバターサンドです。レーズンバターサンドをいろいろと取り寄せてリサーチしている中で出会ったのがきっかけでした。
さっくりとした丸形のクッキーに、コクのあるバタークリームと、ぎゅっとうまみが詰まった大粒のレーズンがはさまれています。シンプルな構成なんですが、それぞれの素材のよさがしっかり生きていて、他のバターサンドとは違う満足感があるんです。でも残念ながらまだお店には行ったことがないので、機会を見つけてぜひ行ってみたいと思っています。