ウェルチル

人生100年を楽しむためのウェルビーイングメディア

画像

★プレゼント企画あり★出産に関わる人すべてにウェルビーイングを!看護師の声から生まれた「まさポいきみのがし」開発者インタビュー

女性にとって出産は人生の一大イベント。もちろん男性にとっても周りの人にとっても、赤ちゃんの誕生は特別な出来事です。
出産時の「いきみ逃し」にはテニスボールが使われてきましたが、それに代わる衛生的な専用グッズがほしいとの看護師さんたちの声から「まさポのいきみのがし」が生まれました。
代表者のばんさんは、妊婦さんや看護師さんだけではなく、パートナーの男性にも専用グッズを赤ちゃんを迎える夫婦のコミュニケーションツールとして使ってもらい、出産に関わる人たち全員のウェルビーイングを高めてほしいと話します。開発に関わったばんさやかさんに、プロダクトに込めた想いを伺いました。

出産時の「いきみ」によるカラダのダメージを軽減  

――「まさポ いきみのがし」はどんなグッズですか?

「まさポ いきみのがし」は出産するとき子宮口が全開大(約10cm)に開くまでの間、陣痛中の痛みをコントロールして、いきみを防ぐために使う専用アイテムです。赤ちゃんが出てくる場所にぐっと押し当てて使います。痛みが和らぐ強さや場所を探りながら、自分自身で使うこともできますし、パートナーや周りの方に押してもらっても良いです。出産中や産前産後に多い身体のコリや痛みを和らげるマッサージ器具としても使えます。2つの突起がつながったひょうたん型になっていて、小さい突起は痛い部分をピンポイントで強めに押せ、大きな方はより広範囲をソフトに圧迫できる設計です。
これまでいきみ逃しには民間療法としてテニスボールが使われてきました。子宮口が開ききる前にいきんでしまうと産道が傷つく原因にもなるので、いきみたい感覚をやり過ごす「いきみ逃し」は、妊婦さんの身体を守る大切な行為です。「まさポ いきみのがし」はこれまで使われてきたテニスボールより衛生的かつ安全に、安心して使える専用グッズとして開発しました。
――「Spica Lab(スピカラボ)」はどのようなブランドですか?

Spica Labはエッセンシャルワーカーの困りごとを解決するプロダクトを提案するブランドです。金属加工を得意とする創業75年の町工場が、新事業部として独立させた株式会社Spicaが運営しています。Spica Labのコンセプトは、大企業が取り組まない小さな困りごとにも積極的に挑戦し、製品に落とし込むこと。目の前の人の困りごとを解決する製品開発が、ほかの誰かの助けにもなると考えています。

出産を支える看護師の声から生まれた専用グッズ

――いきみ逃しの専用グッズがあることに驚いたのですが、どんな経緯で開発されたんですか?

株式会社Spicaの母体企業の「豊光産業株式会社」は、工具などの金属製品を作ってきた小さな町工場です。医療機器開発のお手伝いをする機会も多く、医療機器が世の中に出るまでには厚生労働省の承認などたくさんの手続きが必要で、開発から市場に出るまで長い時間がかかります。私たちが持つ医療機器を製造するためのノウハウを、もっとユーザーに近い形で生かせないかと考えていたところ、名古屋商工会議所が連携する大学のイベントで、看護師の方たちが現場のニーズを発表する場を紹介していただきました。

そこで藤田医科大学病院の看護師さんたちの「こんなものがほしい!」というニーズと、モノづくりをする私たちの「できること」がマッチングして、テニスボールに代わる衛生的な「いきみのがし専用グッズ」を開発することになったんです。藤田医科大学病院の看護師チームと試行錯誤を重ねながら、丸2年の開発期間を費やして「まさポ いきみのがし」を製品化しました。
コロナ禍の間に開発したこともあり、感染症予防の観点からも看護師さんからは衛生面を気にする意見が多かったです。テニスボールをいきみ逃しに使うことは「目的外使用」に当たります。妊婦さんの身体のデリケートな部分に触れる上に、出産中に出る血液や羊水も付着する。さらに慌ただしい出産中に床を転がったり、ほかの妊婦さんのテニスボールと取り違えたりといったリスクもある。テニスボールが持っていたこれらの問題をひとつひとつクリアしていき、今の形になりました。

安産を願う「お守り」をイメージしたキュートなデザイン

――開発する上でこだわったことはありますか?

肌に直接触れても安心できる安全な素材にしたことです。医療機器に使われるグレードの軟質性プラスチックを採用し、荷重テストで耐久性も確認しています。本体価格は4378円(税込)と、一般的なプラスチック製品と比べて割高感もありますが、コストより安全性を何より重視して作りました。本体の内部には専用のホットパック(別売り・税込600円)が入れられる設計になっていて、湯せんで温めて使うこともできます。個人用のモデルはカラフルで手に取りやすいパッケージで、安産のお守りを意識してデザインしました。医療従事者専用のメディカルグレードのモデルはホワイトで、こちらはプロが消毒管理をすることで繰り返し使うことができます。

男性も妊娠出産に参加する当事者になってほしい

――「まさポ いきみのがし」を手にした人に、どんなウェルビーイングを感じてほしいですか?

人生の中でも特別な出来事である出産時、安全な専用グッズを使うことで女性に自分自身の身体をいたわってもらいたいです。それだけではなく、パートナーの男性にもこの製品を夫婦間のコミュニケーションツールとして使ってもらい、妊婦さんと積極的に触れ合うことで妊娠出産に参加する当事者になってほしいと考えています。
特に初めて赤ちゃんを出産する場合は、女性も男性も人生初の経験。どうしていいかわからないのは二人とも同じだと思うんです。男性側には、妊娠中の女性に触れるのが怖い、傷つけてしまうのではという不安もあって当たり前の感情ですが、これから一緒に子育てをする当事者になる意思表示として、パートナーにまさポをプレゼントするのも良いと思います。現在はBASEのオンラインショップで試験販売をしています。妊婦さんご自身、それを支える看護師さんや助産師さん、そして父親になる男性にもまさポを使ってもらい、出産に関わる人みんなのウェルビーイングを高めてほしいです。

★「ウェルチル」プレゼント企画★

「まさポ いきみのがし」を抽選で5名様にプレゼント!*応募時にカラーはお選びいただけません。
応募方法:ウェルチルXアカウントをフォロー& 引用リポスト
応募期間:2月3日(月)23:59まで 
自分にも、大切な誰かへのプレゼントとしても。ぜひこの機会にご応募ください!

「まさポ いきみのがし」の情報はこちらから!