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夏こそカラダを温める!モデル・谷川りさこさんに学ぶ “温活” のススメ【ウェルチルフェスタセミナーレポート】

今年のウェルチルフェスタで開かれたセミナー「夏こそカラダを温める!温活のススメ」に参加しました。40代になり “冷え性” が年々深刻化している私にとって、モデル・女優として活躍する谷川りさこさんが講師と聞けば見逃せません。コロナ罹患を機に温活にめざめ、現在は酵素浴サロンをプロデュースする彼女の実体験から、日常に取り入れやすいヒントをたっぷり持ち帰ることができました。そこで得た学びと感想をレポートします。

【登壇者プロフィール】谷川 りさこ

谷川 りさこ
1990年5月29日生まれ。大阪府出身。「GINGER」のレギュラーモデルとして活躍し、モードもカジュアルも着こなす幅広い表現力で同世代の女性を中心に支持を集める。2014年CX系ドラマ『ディア・シスター』で女優デビュー、2018年Netflix『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』出演。2020年映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』で映画初出演。現在はモデル・女優・タレントとしてマルチに活動中。趣味はヨガ、ピラティス、酵素浴、料理、映画鑑賞。

コロナ罹患が転機。モデル業の“季節逆転”撮影で痛感した冷えダメージ

●白湯&温かい飲み物
氷たっぷりのドリンクが恋しい夏でも、冷たい飲み物を飲んだら必ず白湯を追加。「すべては意識から」と語る谷川さんの言葉が刺さりました。

●365日湯船に浸かる
どれだけ疲れていてもシャワーで済まさない。忙しい日は10分でも浴槽へ。週に3回からでもOKとのアドバイスに背中を押されました。

●お腹を冷やさない寝巻きイン
就寝時はパジャマの裾をパンツにイン。「ダサくてもお腹がポカポカ」と笑う姿に、今夜さっそく真似してみようと決意。

谷川さんの毎日の温活ルーティン

谷川 りさこ
谷川さんが温活に本腰を入れたのは、5年前にコロナで1か月も高熱と味覚・嗅覚障害に苦しんだ経験から。「二度と大きなウイルスに負けたくなくて、免疫を上げる方法を探したら“体を温める”に行き着いたんです」と笑います。

思えばモデルの現場は真逆の季節を着こなす日常。真冬の夜明け前にノースリーブ、真夏にモコモコのニット――唇が紫になるほど冷え切り、撮影後はカイロでぐるぐる巻きにされても追いつかなかったとか。そんな慢性的な冷えが「私、免疫弱いかも…」という気づきにつながったそうです。

そこで始めたのが毎日の温め習慣。白湯を一杯追加、お風呂は必ず湯船、寝るときはパジャマインでお腹をガード。「地味だけど続けたら基礎体温が上がって、生理痛も軽くなったし、この5年インフル知らず!」と微笑む谷川さんの体験談は説得力たっぷり。私も今夜は炭酸を白湯にチェンジしてみようかな、なんて決心をしたのでした。

サウナが苦手でもOK――酵素浴で芯からポカポカ

温活と聞くと「サウナや岩盤浴はちょっと苦手で…」と思う方も多いはず。そこで谷川さんがオススメするのが“酵素浴”。野菜や果物、米ぬかなどを自然発酵させた発酵熱を利用し、ヒノキのチップの中に15分ほど体を埋めて温まる入浴法です。「じわ〜っと優しく温かくて、サウナとはまた違う心地よさなんです」と、その魅力を語っていました。

谷川さん自身、定期的に酵素浴に通っていて、特に冬場や体調が優れない時期には欠かせない温活アイテムだそう。初めて体験したときには「え?これで汗かくの?って思ったけど、終わってから2時間くらいずっとポカポカしててびっくりしました」とのこと。とくに女性に多い“冷えのぼせ”のような症状にも優しく効いて、体の芯から温まる感覚がクセになるのだとか。

最近は関西圏でも酵素浴ができる施設が増えていて、谷川さん自身がプロデュースしたサロンもあるそうです。「お風呂に浸かるのが苦手な人にもおすすめ。15分埋まってるだけでOKなので、忙しい人にもぴったりですよ」と笑顔で紹介してくれました。東京だと1回8,000円程度、大阪だと1回5,000円程度のところが多いそう。普通のサウナよりはやや高めですが、今度のお休みには、自分へのごほうび時間として、酵素浴デビューしてみようと思います。

発酵食品、かぼちゃ茶そしてラジオ体操!?でさらに巡りアップ

温活というと「お風呂」「白湯」「湯たんぽ」などのイメージが強いですが、谷川さんが教えてくれたのは、食べ物や飲み物、そしてちょっとした運動を組み合わせることで、体の内側からじわじわ温める“日常温活”のすすめでした。

まず紹介してくれたのが「発酵食品」の力。納豆、キムチ、ぬか漬け、味噌汁など、日本でもなじみ深い食材ですが、谷川さんは「腸を整えることで免疫力も代謝も上がるし、肌荒れも減ってきた気がします」とその効果を実感しているそう。特に納豆は朝ごはんの定番で、「ごはんがなくても納豆だけでも食べちゃいます」と笑顔で話してくれました。
谷川 りさこ
そしてもうひとつ、あまり聞き慣れないけれどおすすめだと教えてくれたのが「かぼちゃ茶(ホバクチャ)」。韓国では定番の飲み物で、かぼちゃを煮出した自然な甘さのあるお茶です。「むくみやすい人におすすめですよ。カリウムやビタミンEが豊富で、冷えにもすごく良いんです」と、実際に毎日飲んでいるという谷川さん。おやつ代わりに甘いものを食べる代わりに、ほっこりしたかぼちゃ茶を飲むだけでも体がゆるみ、リラックスできるのだとか。

さらに、そうした“内側の温活”に加えて、大切にしているのが「ちょっとした運動」。特別なことをしなくても、ラジオ体操や、家の中での肩甲骨ストレッチなど、ほんの数分体を動かすだけでも血流がよくなり、体が自然と温まるそうです。

谷川さんの温活は、がんばりすぎず、気軽でちょっと楽しい。「これならできそう」が詰まっていて、聞いていてとてもやさしい気持ちになれるセミナーでした。私もまずは、納豆とかぼちゃ茶を買って帰り、毎朝3分だけラジオ体操をしてみようと思います。冷え対策って、こんなふうに楽しみながらできるんだ、と目からウロコの学びでした。
谷川 りさこ

まとめ

「温活は特別なことではなく、毎日の小さな選択の積み重ね」。谷川さんの言葉どおり、白湯を一杯足す・湯船に浸かる・肩甲骨を回す――どれも今日から無理なく始められることばかりです。5年間続けた結果、免疫力が上がり生理痛も激減したという実例は説得力満点。私自身も“夏の内臓冷え”に要注意と痛感しました。私も白湯とかぼちゃ茶をすすって湯船にゆったり。秋口には「冷え性卒業!」と胸を張れるよう、ゆるく楽しく温活を続けていこうと思います。