東洋医学から見る「夏の冷房肩こり」の予防と対処法 についてウェルチルフェスタにもご出演いただいた東洋一心堂の于濱さんに、お話を伺いしました。
冷房で冷え、血流が悪くなっている一時的な肩こりの方はもちろん、慢性的な肩こりの方も必見です。肩こりにより頭痛を引き起こしてしまった時の対処法まで教えていただきました。
ツボを押して肩こりを緩和
ーー肩こりに効果的なツボを教えてください。
以下の3つを、「痛気持ちいい」程度の強さでゆっくり押してください。
1:肩井(けんせい):首の付け根と肩先を結んだ線のちょうど真ん中。肩こりの特効穴です。
2:天柱(てんちゅう):後頭部の髪の生え際、太い筋肉の外側のくぼみ。首こりや眼精疲労、それに伴う頭痛に効果的。
3:合谷(ごうこく):手の甲の親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。全身の血流を促す万能穴で、肩こりだけでなくストレス解消にも役立ちます。
漢方で血流を良くし、肩こりを緩和
ーー肩こりに効果的な漢方は?
漢方は体質そのものを根本改善するのが強みです。症状に合わせて以下を提案します。
葛根湯(かっこんとう):冷房で急に肩が凝った時や風邪の引き始めに。首肩の緊張を一気にほぐす即効性があります。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):慢性的なドロドロ血タイプに。のぼせや冷え、頑固な肩こりに効果的です。
加味逍遥散(かみしょうようさん):イライラや疲れやすさを伴うストレスタイプに。ホルモンバランスの乱れにもアプローチします。
当院では、これらをベースに四診を行い、一人ひとりに合わせたオリジナル漢方をオーダーメイドで提案しています。
※四診とは、「望診(見る)」「聞診(聞く)」「問診(問う)」「切診(触れる)」 という 4 つの方法で患者さまの状態を総合的に診る、東洋医学伝統の診察法です。具体的には、顔色や舌の状態(舌診)、声や呼吸の様子、生活習慣などを丁寧にヒアリング。さらに、脈の状態(脈診)やお腹の反応なども確認しながら、一人ひとりに合った処方を導き出します。
ーー東洋一心堂ではどんな施術で肩こりにアプローチしていますか?
当院は「肩だけ」ではなく、心身全体のバランスを整えることを最優先にしています。
1. 丁寧なカウンセリングで、冷え・ストレス・生活習慣など根本原因を特定。
2. 鍼灸でツボや経絡を刺激し、血の巡りを改善。(ドロドロで滞っていた血液の流れを、その場でスッと良くする)
3. 併設の薬局でオーダーメイドの漢方を処方し、内側から体質をサポート。
4. さらにカッサ・カッピングで老廃物を排出し、瘀血改善。よもぎ蒸しで芯から温める。これらを組み合わせることで、肩こりを繰り返さない体づくり、体質改善を実現します。
于 濱(うひん)院長 プロフィール
先祖代々続く中国伝統医学の家系に生まれ、幼少期より「養生」の知恵に触れて育つ。
中国の中医薬大学および附属病院にて研鑽を積み、鍼灸や中国伝統医学を学ぶ。さらに天津医科大学にて西洋医学を学び、インドではアーユルヴェーダも履修。
東洋医学・西洋医学・アーユルヴェーダの知見を活かし、体質改善と養生の専門家として、大阪・梅田の大阪・梅田で開業。これまで多くの方の心身の不調に向かってきた。
東洋一心堂 鍼灸院
大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル2階18-2号
完全予約制:予約は電話かウェブから。
電話:06-6147-6388
<平日10〜19時/土日祝10〜19時>
東洋一心堂 鍼灸院 公式ホームページ
東洋一心堂 漢方薬局
大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル1階40号
電話:06-6476-8838
【 営業時間 】
土日祝日含む全日 10:00~13:00 14:00~19:00
【最終受付】
初回相談:18:00
再相談 :18:30
東洋一心堂 漢方薬局公式ホームページ
于 濱さんからのメッセージ
夏の肩こり予防の最大のポイントは「室内外の温度差を5度以内に保ち、首元の防寒を徹底すること。」ぜひやってみてください
取材を終えて
夏は特に、汗をかいた状態でエアコンの効いた涼しい部屋に入ることで、体が急激に冷え、筋肉がこわばりやすくなります。肩こりだけでなくぎっくり腰になる方も多いというデータも出ています。
急激な温度変化に注意しながら、肩こりになってしまった時には教えていただいたツボを押したり、万が一のために漢方を常備しておくといいですね。
また、代謝や巡りやすい体にするためのメンテナンスにも普段から意識しておきたいです。
人生100年時代を迎える今、楽しく健康に過ごすためには自己管理は必須ですね。皆さんも実践してみてください。
まとめ
・夏の冷房による肩こりや慢性的な肩こりにも。肩こりにおすすめのツボをご紹介
・一人ひとりの体質に合わせた漢方で、体質そのものから改善を目指す
・東洋一心堂が行う、肩こりへのアプローチ