YouTubeチャンネル「小顔神HIRO」で人気の日本美容整骨学院 代表/学院長 ヒロ先生に、肩こりが発症するメカニズムとその解消法についてお聞きしました。なぜ肩こりに悩まされている人が多いのか?それを解消するには、どんなことを意識するとよいのかなどを、整骨・整体に30年以上携わり、10万人以上の方々を施術してきたヒロ先生に、詳しく教えていただきました。ウェルチルレポーターの りなさんが施術を体験した様子もご紹介します!
ーーまずはヒロ先生のもとに施術を受けに来られるお客様についてお伺いします。
どんなお悩みを持った方が多いですか?
10代から70代ぐらいまで、幅広い方が来院されています。一番多いのは3,40代です。来院の目的は人それぞれですが、「小顔になりたい」といったお顔の悩みをはじめ、猫背、巻き肩、肩こり、産後の方に多い骨盤矯正など、さまざまです。姿勢改善やO脚、足の悩みを解消するためにいらっしゃる方もいます。
ほぼ全員が肩こりと言っても過言ではない
ーー肩こりの解消のために通われている方の割合はどのくらいですか?
来院する方のほぼ全員が肩こりの症状をお持ちです。たまに『肩こりの症状はない』とおっしゃる方もいるのですが、体をチェックすると、肩の筋肉がカチカチになっています。痛みに慣れすぎて、鈍感になっているのか、痛みがあることが当たり前になっていて、ご本人には自覚症状がない状態です。
肩から腕がぶら下がっている以上、肩こりがないという人は少ないと考えています。
腕の重みで肩が引っ張られることにより、体の構造上、肩の筋肉は緊張します。
ーー肩こりを引き起こすメカニズムを教えてください。
筋肉がねじれて硬くなると、筋肉の中を通っている血管の通り道が細くなります。すると静脈がうっ血し「ジンジンする」といった痛みとして感じます。つまり血行不良を引き起こしている状態です。
筋肉は骨についているので、すわったり立ったり曲げたりという体の動作に合わせて、筋肉は引っ張られたり伸びたりします。使いすぎて筋肉が硬くなることもあれば、使わずにサボっていた筋肉が縮むことにより悪影響が出る場合もあります。
『緩める』がポイント
ーー使いすぎた筋肉とサボっている筋肉に対する対処法を教えてください。
どちらも”緩める”ことです。
緩めることで筋肉が柔らかくなります。とにかく”緩めること”が大切です。
ーー筋肉を緩める方法を教えてください。
骨格の歪み、ねじれを整えることです。そうすることにより、筋肉は自然に緩みます。
街のマッサージ屋さんやリラクゼーションを目的としたサロンの施術でも一時的に血流が良くなり、症状が緩和されることもあると思います。硬くなっている筋肉の原因が骨格の歪みであるなら、まずは骨格を整えることが先決です。日本美容整骨学院では、約30分で全身の歪みやねじれを整えています。
ーー姿勢が悪いと、肩こりも悪化しますよね。
もちろんです。人間は手を使って作業をする時、必ず前屈みになります。肩から腕がぶら下がっているだけでも、その重みによって筋肉が緊張するのに、さらに腕を前に出して、ひねったり曲げたりすることで、より負荷がかかります。その緊張の積み重ねが肩こりの症状につながります。
ーースマホの見過ぎによる、首肩の凝りで悩まれている方も多いですよね。
はい。スマホやパソコン作業による首こり、肩こりに悩まされている方も多いです。そういう方にはヘッドスパをおすすめしています。自律神経のバランスが乱れている方も多く見受けられます。
ーー冷えも関係ありますよね。
もちろんです。冷えやすい人は脂肪がつきやすいです。首の後ろや、肩の上、背中に脂肪がつくことにより体が冷えて血流が悪くなり、こりを引き起こす要因となります。
また、運動不足の方は体が硬くて筋肉が動きにくいという負の連鎖に陥りますが、わざわざ運動をしなくても体の使い方をマスターすれば血流やリンパの流れを良くすることができ、体がすっきりした状態をキープすることができます。
ーー肩こりが原因で体の他の部分に悪影響が出ることもありますか?
もちろんあります。肩から首にかけて血流が悪くなることで、詰まった状態になると顔が浮腫んだり、たるんだりします。鎖骨の前には、全身のリンパが集まる場所があります。ここが窮屈になっていると、浮腫みの原因となり、顔が大きくなる場合があります。"小顔”になりたい女性は多いと思いますので、肩こりや首周りをしっかりほぐすこと、そして骨を整えることは必要不可欠です。
目線と無意識の食いしばりに注意
ーー肩こりの予防策を教えてください。
デスクワークが主で、立ち上がる機会が少ない方は、座りっぱなしで股関節が凝り固まり、パソコン作業で巻き肩になっている場合が多いです。最低でも1時間に1回は立ち上がり、肩甲骨や股関節を動かしましょう。
そして、スマホの見方を変えてください。スマホを下に向けて見るのではなく、目の高さに持ってきてチェックするようにしてください。
そのほかにも、湯船に浸かってゆっくり温めることが大切です。無意識の食いしばりにも注意していただきたいです。話を聞いている時でも上の歯と下の歯があたっているだけで「無意識の食いしばり」になっています。
話すことが少ないときや寝ているときに、無意識に食いしばっていると、頬の筋肉が緊張するとともに肩の力を抜くことができず、肩にも緊張が走ります。
歯と歯の間を開けて、首を動かしてみてください。軽く動かせると思います。逆に歯と歯をくっつけて首を回すと動かしにくい感覚があると思います。これが無意識の食いしばりです。
目指すは「生理があるのは当たり前、痛みがないのが当たり前」
ーー女性の方におすすめの施術があれば教えてください。
フェムケアを目的とした施術が人気です。生理痛・PMSや更年期障害などが出にくい体を目指して、予防を目的とした施術を行なっています。子宮環境を整えることを目的に、骨盤への施術も行っています。
骨盤の近くに子宮など、婦人科系の臓器がありますので、骨盤の位置を整えることが予防の一歩です。子宮も筋肉で出来ていますので、悪い姿勢によって押しつぶされてしまうと、月経時に経血の流れが悪くなり、しんどい思いをする要因の一つにもなりかねないと考えています。
妊活はもちろんのことですが、尿もれで悩まれている方にも施術を行っており、『症状が緩和された』というお声もいただいています。骨を整えることは、フェムケアにもつながるんです。
株式会社 日本美容整骨学院 代表/学院長
HIRO
整骨院業界で18年間にわたり、臨床・治療に従事。
施術を重ねる中で、「表面的なケアだけでは美しさには限界がある」と実感し、骨格から身体を整えることで健康的で美しい“美骨美人”を目指す独自の技術「美容整骨」を体系化。
2013年に株式会社 日本美容整骨学院を設立し、現在14年目。全国で美容整骨・フェムケア矯正の技術指導や人材育成を行い、これまでに3,000名以上の施術者を育成。美容整骨・フェムケア矯正の技術普及に取り組んでいる。
2020年よりYouTubeチャンネル「小顔神HIRO」を開設。「簡単・再現性・結果重視」のセルフケアを発信し、チャンネル登録者数は60万人を突破。
現在は、美容と健康の本質を全国へ伝える活動を行うほか、技術者育成や講演活動など幅広く活躍している。
全国で美容整骨・フェムケア矯正の技術指導を行い、これまでに3,000名以上の施術者を育成。
テレビ出演
* ホンマでっか!?TV
* 決断ひとり
* 林修の今でしょ!講座
著書
『あごコリほぐし』
日本美容整骨学院 ホームページ
HIRO先生 YouTube「小顔神 HIRO」
取材を終えて
肩が凝ると、マッサージや湿布を貼るなどの対処法で改善してきましたが、”骨を整える”ことで、歪みをとり血流を良くするというアプローチがあることを学びました。そして何より驚いたのが”無意識の食いしばり”。日々の生活の中で、知らない間に力が入ることで、首や肩の凝りを引き起こしていることを知りました。早速取材後から実践しています。肩こりになりにくい体をセルフケアだけでつくるには時間がかかるので、まずは骨の歪みをとって、その状態をキープするためにセルフケアを行うことが大切です。
ヒロ先生がとてもわかりやすい言葉で例えてくださいました。『虫歯になったらまずは歯医者に行って治してから、歯磨きで予防しますよね。コリも同じです。まずは骨を整えてから、セルフケアで良い状態をキープするんだ』と。
Vol.2では、10分でできるセルフケアをご紹介します。お楽しみに。
まとめ
・YouTubeチャンネル「小顔神HIRO」で人気のヒロ先生に聞く!肩こりのメカニズムと解消法
・筋肉がねじれて硬くなると、血管の通り道が細くなり、血行不良につながることも
・肩こりを和らげるポイントは「緩める」こと。骨格の歪みやねじれを整えることで、筋肉も緩みやすくなる
・注意したいのは、姿勢・スマホの見過ぎ・冷え。肩こりを悪化させる原因に
・無意識に食いしばっていませんか?食いしばりによって肩も緊張状態に
・骨格を整えることは、フェムケアにもつながる?