タレントとして活躍しながら3人のお子さんを育てる藤本美貴さんに、心身ともにヘルシーで幸せな子育てについて伺う「藤本美貴のウェルネス子育てライフ」。第15回は『楽しく続けるスキンケア』というテーマでお話を伺いました。
慣れない子育てをしながら、ついつい蔑ろになりがちなスキンケア。お風呂上がりにお子さんの吹き上げや保湿を頑張っていたら、お肌がカサカサになっていた……きっと多くのママが何度も経験したことがあるのではないでしょうか。
アイドル時代からのはつらつとしたかわいらしさを保ちつつ、さらに美しさに磨きをかけている藤本さん。どんな美容のこだわりがあるのかとお聞きすると、「あまりこだわりはないタイプ」と意外な答えが返ってきました。そんな藤本さんが唯一徹底されてきたこととは?藤本さんの言葉に触れると、歳を重ねて変化していく自分のことも愛せるような、明るい気持ちになれました。
藤本美貴:
1985年2月26日生まれ。ソロアイドルとしてデビュー。2009年にお笑いコンビ品川庄司の庄司智春さんと結婚。3児の母として子育てをしながら、バラエティ番組への多数出演や自身のYouTube『ハロー!ミキティ / 藤本美貴』での自然体な姿が人気を集めている。2024年9月3日に『ミキティ語録 前しか見ない』(CCCメディアハウス)が発売。
どんなに疲れていても、クレンジングと保湿は欠かさない
基本的にあまり美容にはこだわらないタイプなのですが、クレンジングと保湿だけはとにかく徹底するようにしています。若いころからメイクをする仕事をしているので、どんなに疲れていても、とにかく化粧だけはしっかり落として、洗顔の後の保湿は欠かさないように。自宅でできる美容って、それくらいなのかなと思っています。
美白効果やアンチエイジング、いろんな美容成分があるけれど、あくまでそれは保湿をしっかりしたうえでのプラスアルファ。できてしまったシミも、結局スキンケアだけでは取り除くことはできないと思うので、最低限の保湿は毎日忘れずに続けていますね。
ドラコスも活用して、愛用品を長く使う。毎日5分の積み重ねが大切
美容成分は日々進歩しているので、時々気になるものには手を伸ばしてみたりもします。でも基本的には、愛用しているブランドを頻繁には変えないタイプ。ドラッグストアコスメも使いますし、つねに新しいものを試し続けることはないかな。
スキンケアのルーティーンも、特別なことはしていません。クレンジングをしてから洗顔で汚れを落として、化粧水からクリームを塗る。特に乾燥が気になる日は、夜寝る前にもう一度化粧水とクリームを重ねることもあります。
家事育児、仕事もしているママさんは毎日忙しいと思うけれど、別に毎日じっくりスキンケアの時間を取らなくてもいいと思うんです。今って中学生でも化粧水やクリームをつけたりするじゃないですか。私も毎日ドタバタしながら、最低限絞って今のスキンケアにたどり着いたので(笑)。パパッと済ませれば、5分もかかりません。5分だけだったら、時間を捻出できると思いませんか?
お肌管理が心の健康に。抗わず、怖がらずに年齢を重ねるのが1つの美しさ
とは言ったものの、本当にこだわりのないタイプなので、美容女子とかではないんですよ。日焼け止めも塗らずにお出かけしちゃうので、番組でご一緒した美容家の方にはよく「せめて日焼け止めはちゃんとしなさい!」って怒られてます(笑)。
旦那さんは普段からかわいいねって言ってくれる人なのですが、たまに疲れて肌にニキビができたりすると、「ここできちゃって可哀想に。ショックでしょ」って言われることも(笑)。肌が荒れると心もすさんでしまうので、そういう意味では最低限の肌管理は心の健康につながっているかもしれません。
妊娠・出産などで肌質が変わったり、年齢を重ねて外見にも変化が出たりするのは、誰にも止められないことじゃないですか。むしろ変化しないほうが違和感もあるし。なので過度な老化にはできる範囲で耐えつつ、いい具合に歳を重ねていくしかないのかなと思います。抗うことも怖がることもせず、できるスキンケアを続けながら、自然な変化を続けていく。それが美しさにもつながっていくって信じています。
藤本美貴さん 新刊のご案内
タイトル:「ミキティ語録 前しか見ない」
CCCメディアハウス刊
定価:1500円+税 仕様:四六判・並製
頁数:232頁 ISBN:978-4-484-22116-8
2024年9月3日から好評発売中!
ヘア&メイク/太田年哉(maroonbrand) スタイリスト/JURIKA.A 取材・執筆/神田佳恵