仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや、悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…
そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数137.8万人超え、歌舞伎町1クセの強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
『コロナ禍のストレスから、躁鬱とパニック障害になり、ADHDであることも分かりました。事務職などのいわゆる昼職は続きませんでしたが、ガールズバーで仕事をしていた頃は楽しく、自分らしく続けられていました。
しかし、「普通の会社員でいてほしい」という母の期待に縛られ、無理をして昼職をしては挫折するの繰り返しです。今は一人暮らしで休職中ですが、再度ガールズバーへの転職を考えています。
親にどう伝えれば失望されずに済むでしょうか。また、どうすれば母のためではなく、自分のための働き方を選べるようになりますか?』
(20代女性:パート・アルバイト)
ーーこれは深刻なお悩みですね。メンタルのお悩みもありつつ、親御さんとの関係で板挟みにもなってしまっていて…
これ、そもそもお母さんに仕事のこと言わなきゃダメなの? 一人暮らししてるんでしょ? バレるまで言わなくてもいいんじゃない?(笑)
ーーまあ、確かに…内緒でやるのはありですけど(笑)お母様を心配させたくないっていう気持ちがあるんでしょうね。
うちの母も「基本はなんでも自由にしなさい」という人だったけど、「芸能関係の仕事だけはどうかな」って言っていた時期もあったわよ。
でも、私の場合、結局は認めさせた感じね。今はちゃんと自立して生活してるし、稼いでお金も回してる。そうやってちゃんと生きてる姿を見せれば、親って何も言ってこなくなるものよ。
ーー言葉で説明するよりも、背中で見せるのが大事だと。
そう。自分がその仕事で今すごく楽しいとか、ちゃんと稼げているとか、そういう楽しそうな姿を見せるのが一番。
お母さんだって、娘が死にそうになりながら会社員を続けてるより、どんな仕事でもいいから元気に笑って生きてるほうが本当は嬉しいはずなのよ。
ーー確かに。でも、どうしても反対されるのが怖いという場合はどうすればいいでしょう?
とりあえず、親御さんには言わずに転職しちゃって、しばらく経ってから「実は、今こういう仕事をしているんだよね、でもめっちゃ楽しいの!」って開き直って伝えれば?
その時に、 メリットとデメリットをちゃんと自分で説明できるようにしておく。心配してくれることには「ありがとう」って伝えつつ、「でも、私にはこれが合ってるし、こういう良いところもあるんだよ」って、一対一の人間として喋るの。
ーーお母さんを説得するわけですね。
ガールズバーなんて、言ってしまえば高度な接客業じゃない。コミュニケーション能力が一番必要な仕事よ。 「母一人説得できずに、その世界で何ができるの?」って話。その説得も、自分の能力を磨くいい機会だと思えばいいのよ。
ーーなるほど! 説得すること自体が、その仕事の練習にもなると。
今の時代、昼職なら安泰なんて保証もないし、職業に貴賤なんてない。 お母さんは毒親ってわけじゃなく、ただ「普通に幸せになってほしい」っていう親心なだけでしょう。
だからこそ、自分が納得できる答えを用意して、堂々としていればいいのよ。自分の人生なんだから、親がどう思おうと「知らんがな」くらいでいいのよ。
ーー楽しそうな自分を見せることは、確かに親御さんにとって、最強の説得材料かもしれませんね。お仕事だけでなく、なんでもそうかもしれません。今週も、素敵なアドバイスをありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
「普通の会社員」なんて言葉に縛られる必要なし! 親が心配するのは、あんたがちゃんと生きていけるか不安だからよ。だったら、自分で家賃を払って、楽しそうに働いてる姿を堂々と見せればいいのよ。親を説得するのも、ガールズバーで働くための「コミュニケーション修行」だと思って頑張りなさい。自分の人生なんだから、自分の好きな場所を選んだら?
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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。
取材・執筆/柳川愛理