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「夜のカフェテラス」が20年ぶりの来日!神戸で「大ゴッホ展」

神戸市立博物館で今月20日に始まった「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」。
オランダのクレラー=ミュラー美術館から貸し出された、ゴッホの作品57点を見ることができる美術展です。
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
生前はほとんど作品が評価されず、困難の連続だったというゴッホ。
阪神・淡路大震災から30年の節目を迎える神戸で、困難に直面しながらも絵を描き続けたゴッホの人生に、思いをはせて欲しいという願いが込められています。
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
注目の作品は、何と言っても、展覧会の名前にもなっている「夜のカフェテラス」。
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
傑作として世界的に有名な絵画ですが、保存状態に不安があることなどから、20年間オランダ国外に出ていなかったそう…
その前の貸し出しも日本だったそうで、20年ぶりの来日です!
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
写真を撮ることができる作品の一つなので、感動を家まで持って帰ることができます。

この美術展では、ゴッホの人生に沿って展示がされています。
ゴッホが画家として絵をかいていたのは、なんとたったの10年間!
描き始めたころから順に、画業を追体験できるように並んでいるんです。

第1章では、ゴッホが影響を受けた、ミレーの田舎の情景の絵画や、ゴッホが手本にした、イスラエルスの作品が見られます。
パンを焼く女/1854年/クレラー=ミュラー美術館/ジャン=フランソワ・ミレー/
そして、第2章では、1880年にゴッホが画家として生きる決心をして以降の、オランダで両親のもとに身を寄せながら描いた、地元の労働者の絵などが飾られています。

こちらは、ゴッホの本当に初期の作品だそう。
麦わら帽子のある静物/1881年/クレラー=ミュラー美術館/フィンセント・ファン・ゴッホ/
とても駆け出しの時期にゴッホ一人で描けるものではなく、師匠にしっかりと教わりながら描いたであろう、とのことで…
あのゴッホにもビギナー時代があるとは、なんだか不思議です。
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
鮮やかな黄色や青の印象があるゴッホですが、
経済的に苦しい中、画家として腕を磨いた時期だからか、初期は地味で堅実な印象の作品が多いんですね。
つづきは【後半】をお楽しみに!
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
会期/2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
会場/神戸市立博物館