西にウェルビーイングに役立つものあらば体験し、東にウェルビーイングなイベントがあれば参加する…そんなウェルチル編集部の女子部員、通称”ウェルチル女子”が東奔西走し、注目のモノ・コトの等身大の感想をお届けする「ウェルチル女子が行く」シリーズ。記念すべき第一回は、”服を売らない”アパレルブランドenergyclosetの運営するポップアップショップ「CLOSETtoCLOSET」での洋服の循環を体験してみました!
「体と洋服の距離が近い」のが魅力の古着たち 服を循環させていくためのポップアップショップ
「CLOSETtoCLOSET」は、自身の服を3着持参してストア側へ渡し、代わりに会場に集まった服の中から3着選んで持ち帰るという事前予約制のショップ。事前に、WEBサイトで3,300円のチケットを購入する。「CLOSETtoCLOSET」の大きな特徴は、店舗を持たないこと。毎月第1週に渋谷を中心として会場を転々としており、それ以外にもデパートの催事として、不定期で地方開催することもあるという。
今回、ウェルチル女子もクローゼットに眠っている洋服3着を持参し、まだ見ぬ洋服に交換してもらうべく原宿の街へやってきた。お店の入り口を開けると、なんともハイセンスな空間が広がる。
ハイセンスでオシャレな空間に似つかわしくない服を持ってしまったのではないか?と尻込みしている私たちを、energycloset代表の沙友里さんが出迎えてくれた。
さすがの着こなし!着ている洋服はCLOSETtoCLOSET店内の洋服から選ぶこともあるそう
早速、予約チケットのQRコードを提示し、持参のボロ着…もとい”眠っていたお洋服”3着を引き渡す。
ウェルチル女子持参の3着はこちら。次の持ち主に可愛がってもらえますように
店内に並ぶのは個性的でお洒落な洋服ばかり。「こんな(没個性的な)洋服でも大丈夫でしょうか?」と、おそるおそる尋ねると「全然問題ありませんよ!破れがあったりしても大丈夫なんです」と教えてくれた。こうして、自分の洋服を引き渡したら、店内の洋服からお迎えしたい3着を選ぶのだが、いかんせん店内の洋服の量がすごすぎて、普段からファッションに頓着がないもので、何を選んで良いのか分からない…。
店内をウロウロしながら困っていると、「洋服選びのアドバイスもできますよ!」と提案してくれた。「これも似合いそう…」と選んでくれる沙友里さんの手つきは手慣れていて、何より服と向き合うのが好き!という気持ちが伝わってくる。「着古された洋服の良いところは、体と服の距離が近いところだと思います。何だか安心感があるというか。そういう洋服って意外と売っていないんだなって気づいて、この事業を始めたんです」と沙友里さん。
普段着ないようなものにもチャレンジしてほしい 。「3着の交換」に込める願い
店内の商品の並べ方は、わざとランダムにしてあるそうだ。通常のアパレルショップでは、種類によって棚が決まっているが、そういった規則性がない。「なるべく違ったものを一緒に並べているんです。うちの店は、欲しいものをあらかじめイメージしてきてもらうというよりは、新しいファッションに挑戦してもらうお店だと思っているので、偏りなくいろんなお洋服に触れてほしいなと思っています。」とレイアウトのこだわりについても教えてくれた。
普段からお客さんに相談に乗ってほしいと言われることは多いそう
試着までさせてもらい、あれでもないこれでもないと悩みに悩み…選んだのはこちらの3着!細かいプリーツのワンピースと、襟の大きな黒いシャツは一目惚れで即決。巻きスカート風のボトムスは沙友里さんが選んでくれたもの。スカートなのにリボンが全面にあるおかげで、どこか袴っぽさがあるというか和風な感じが出るのが可愛らしい。確かにこれは自分一人では選ばない形の洋服かも!すっかり「CLOSETtoCLOSET」の魔法にかかってしまっている。
「交換可能なお洋服を3着に設定しているのには、2着は自分の好みのものを選んでも、3着目にはいつも着ないようなものにチャレンジしてほしいという願いを込めているんです。」とさゆりさん。「でも、何度か来てくださっている方の中には、運命の1着に出会ったから今日は1着だけ持って帰ります、という方もいらっしゃいます。楽しみ方は人それぞれですね」
本当はもっとチャレンジしないといけなかったかもしれない選んだ3着
服を選びながら最も新しいと感じたのは、洋服に値札がついていないこと。Tシャツやアウター、ジーンズなどの洋服から、ベルトやネクタイ、ポーチなどの小物まで、店内に並ぶほとんどのものから自由に3つ選ぶことができる。普段買い物をするときには、ついつい予算を気にしてしまうので、ただただ気の向くままに好きなものを探すという作業は宝探しのようで楽しかった〜!
「皆さん最初は、Tシャツを持ってきたけど、できればコートを持ち帰りたいなとか、高価なブランドのものを見つけたいとか、そういう意気込みもあると思うんですけど。でも、洋服を触ってるうちにそんなことは忘れて、ただ自分の好きな服を探し始めてる人が多いですね。結局みんな感覚で選んじゃうんです。値段にとらわれずに、自分が心動かされるものを手にとってもらえるのも魅力かなと思います」と沙友里さんは語る。
店内の小物も洋服からできている! 服にもう一度命を吹き込む「アップサイクル」への思い
店内を物色(?)していて気になったのが、可愛い小物の多いこと。もしかしてこれって、服の端切れから作られているのでは?と思い、聞いてみると、なんと沙友里さんお手製だというから驚き。
服の端切れを巻き付けて作った沙友里さんお手製のハンガー
「今は、このポップアップショップの継続に加えて、アップサイクル品の製作と販売に力を入れているんです。こういう小物も可愛いんですが、あくまで飾り。小物は、ファッションを引き立てるための一つの手段でしかないんです。私は、服は服としてよみがえることが一番理想だと思っているので、服着れなくなった服をアップサイクルしてもう1回服に作り替えてファッションとして昇華するというのを、ビジネスとして、お店として形にしたいと思っています。」と今後の展望を語ってくれた。
飾ってあるお花のインテリアも服の端切れを利用して作ったもの
「服を捨てないということもすごい大事にしてるんですけど、それよりもやっぱり”服を着るって楽しい”ということが自分の軸にあるんですよね」
服を売らないアパレルブランドが手がける「CLOSETtoCLOSET」では、単に服を社会で循環させていくだけでなく、その服に関わる思いまでうまく循環させていた。クローゼットの中の長らく眠っている服に心当たりのある読者の皆さんは、ぜひ一度足を運んでみてほしい。クローゼットがスッキリ&自分の好きなもので満たされれば、ウェルビーイングな生活に一歩近づくはず!
「CLOSET to CLOSET」×阪急メンズ大阪 初のコラボレーションイベントを開催
2024年10月26日(土)〜10月27日(日) 10:00~18:00 @阪急サン広場
人と自然、人と社会が調和し、未来を元気で豊かにすることを目指し、阪急うめだ本店と阪急メンズ大阪が取り組む「WITH Good Harmony」キャンペーン。本キャンペーンの一環として阪急メンズ大阪と「CLOSET to CLOSET」が初めてコラボレーションした期間限定スリフティングショップが阪急サン広場に登場!今回のイベントでは阪急メンズ大阪のスタッフの私服も一部ラインナップ。
詳細:https://web.hh-online.jp/hankyu-mens/contents/news/006956/