仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…
そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数138万人超え、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員カマたくさんが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
「私は今実家暮らしなのですが、転職に伴って、職場が実家から遠くなるため一人暮らしをしようと思っています。ですが、転職先が個人事業主ということもあり、安定してからでいいのではないかと家族は一人暮らしを反対しています。家を出たい理由として、今回のように心配され続け、私が何もできない人間のように言われるのが辛いというのもあります。押し切って家を出るべきか、家族が言った通り安定してから家を出るべきか、どうしたらいいでしょうか。」
(20代女性・会社員)
ーーご家族は心配なんでしょうね。カマたくさんはどう思われますか?
私は出ちゃった方がいいと思うけどね。ぶっちゃけ、この状況だったらどんなに失敗したって、帰るところが確定であるわけじゃん。挑戦することに全くマイナスが無くない?「私は一人暮らしをする!」って宣言して、パッとやった方がいいと思うけど。結局自分の人生なんだし。
ーーなるほど。ご家族を説得するというより押し切る派ですね。
うん、結局全部自分の人生なんだし、自分のやりたいようにやったら良くない?だって、いずれ親は死ぬんだよ。安定が〜とか親は言ってくるかもしれないけど、個人事業だろうが、大企業だろうがさ、そんなの倒産するかもしれないし、絶対安定の道なんてない。
ーー確かに、その点については最近どんどん世の中の考え方が変わりつつありますよね。
会社に入ったら一生死ぬまでそこで働くっていう時代でもないからね。個人事業主の方がちゃんとお金稼げてたりもするし。自分がちゃんとやれると思う場所なら、場所は結構どこでもいいと思う。
ーー本当にその通りだと思います。”家族から何もできない人間のように言われるのが辛い”とのことですが、そういう状況ならよりチャレンジしてみる価値はありそうですよね。
そうそう。だって、いずれは出ていくか、別に暮らすわけなんだから遅かれ早かれだよね。それなら早い方がいい。家族の反対が気になるのも分かるけど、もう自分の行動で納得させるしかないよね。
ーー自分の行動で納得させる…とりあえずやってみて、一人でもちゃんとできるってことを証明するということですか?
うん。私も、親が結構厳しかったから、今の職業を学生時代とかに相談してたら絶対反対されると思う。さすがに今は何も言わないけど、それは私が今の仕事でちゃんと人並み以上に稼いでるっていうのは大きいと思うんだよね。定期的に家にお金も入れてるし、家族の誕生日にはそれなりにいいものをプレゼントしてる。そういうことの積み重ねで、親も「なかなかちゃんとやってるんだね」って認めてくれるんじゃないかと思うんだよね。
まあ、私のは例えばだけど。とにかく親の反対とか、他人の反対とかはどうでもよくて、自分で信じたことをそのままやっちゃった方がいいと思う。
ーー何かを決断するときって他者の意見がついつい気になってしまいますが…自分で信じたことをそのままやるしかない、非常にウェルビーイングな考え方だと思います。今週もありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
私は、一人暮らしをした方がいいと思うわ。最悪、失敗しても戻れる家があるんだから、命綱がついているようなものだ、って前向きに考えた方がいいんじゃない?このご時世、働き方も働く場所もさまざま。絶対安定なんてどこにもないし、自分が信じるものをやり続けるしかないのよ。親が反対するのは、あなたを心配してのことだと思うから、ちゃんと一人前にやって、行動で納得させるしかないんじゃないかしら。
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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。
取材・執筆/和田愛理