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\食の処方箋/ 花粉症や、寒暖差によってゆらぎの多い春。 白身魚とポン酢でさっぱり。気分も晴ればれする薬膳レシピ(Vol.9)

春めいてきて日差しは温かいのに、鼻はむずむず、目はかゆい……。
朝からくしゃみが止まらず「またこの季節がやってきた…」と、すっかり憂うつな気分になります。
寒かった冬を乗り越え、「ようやく春だ~!」と言えるまでの、もうひと山。
頑張って乗り切っていくための、薬膳レシピをご紹介します。
中医学では花粉症は単なるアレルギーではなく
・もともと体の中にたまった余分な水分が多い
・外から入ってくる花粉(ほこり、猫の毛なども)に異物反応センサーが過敏である

この二つの体質が重なることで起こると考えます。
だからこそ、この季節の食事で意識したいのは、以下の3つです。

・体の中の余分な水分をいち早く外へ出すこと
・外からの刺激を跳ね返す、体表のバリアを整えること
・アレルギーに良い食材を積極的に摂ること

身の回りにある食材の効能を知って、薬に頼る前に、まずは毎日の食卓から。
ここでご紹介する春向きの食材で、春の陽気とともに出やすい不調をしっかりと整えていきましょう。

花粉症の方におすすめしたい薬膳レシピ

鼻水がダラダラと止まらない春には、「大葉」と「酸味」のコンビが頼りになります。
大葉は、和のハーブともいえる存在。スッとしたキレのある香りは、春のゆらぎやすい自律神経を整え、花粉に過剰に反応しがちな体を落ち着かせてくれます。

白身魚(タイやタラ)は胃腸の働きを助け、余分な水分をため込みにくい体づくりをサポートする食材。
湿気を取る昆布とともに白身魚をふっくらと蒸して、さわやかな酸味の柑橘ポン酢で、出過ぎる鼻水を抑えます。アレルギー体質の改善に良い大葉をたっぷり天盛りしました。
淡白な白身魚のほろりとした口当たりに、柑橘ポン酢の甘酸っぱさが重なって、お口の中も、詰まった頭部も、スッキリと軽くなる一皿。
仕上げに同じく天盛りしたオレンジの皮も、良い気のめぐりに一役買ってくれます。
花粉症の白身魚

「白身魚の柑橘ポン酢 大葉添え」レシピ

【材料】(2人分)
・タラ(またはタイ)切り身 2切れ (酒をふって5分置き、水分を拭いて塩を少々ふっておく)
・だし昆布 (長さ15cm×幅6cm) 2枚

〈柑橘ポン酢〉
・オレンジやデコポン、不知火(しらぬい)などオレンジのしぼり汁 大さじ3
(または100%オレンジジュース・砂糖不使用で代用可)
・オリーブオイル 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩 少々

〈仕上げ〉
・大葉の千切り  10枚~12枚
・あればオレンジの皮の千切り
【作り方】
1. タラは酒を振って5分置き、塩少々を振りかける。
   蒸し器に昆布を敷き、その上にタラの切り身をのせて、
   蒸気の上がった蒸し器(中火にして)で約7~8分蒸す。
   (レンジの場合は皿に昆布、その上に白身をのせ、ふんわりラップをかけて600Wで2分40秒)
   まだ中心がほんのり半透明なら +15秒かけてください。

2.柑橘ポン酢の材料を合わせておく。

3.皿に昆布を敷いてその上に白身魚を乗せ、柑橘ポン酢をたっぷりかける。
  大葉の千切りと、あればオレンジの皮の千切りも添える。
次号では、ゆったりと、心をゆるめるカフェタイムにピッタリな
お茶のレシピをご紹介します。
お楽しみに!

プロフィール

赤堀 真澄
幼い頃からの不調を薬膳で改善したことで、薬膳を自らの道に選ぶ。香港で学んだ本場の中医学を基に、実践しやすい食のセルフケアで体質改善のサポートを届ける。一般社団法人日本食医食美研究会の代表理事や国際薬膳学院の学院長、和学薬膳®協会の理事長も務め、大学などでも指導。2022年からは梅花女子大学でも教鞭を取り、若い世代に向けた薬膳知識の普及にも尽力する。国際中医師、和学薬膳®博士、唎酒師と、数々の資格も保持。

国際薬膳学院の学院長として、たくさんの方に薬膳を指導されている赤堀さん。
現在は、「学院での対面」と「自宅から参加できるオンライン」が選べる、ハイブリッド形式で授業を行っているそうです。「もっと薬膳について学びたい!」という方は、国際薬膳学院のホームページをチェックしてみては?

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