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人と比べて憂鬱になってしまう…自分に自信を持つためには?【第33回:カマたくのお悩み解決サロン 開き直ればウェルビーイング!】

仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…

そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数138万人超え、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
「私は美術科の生徒です。周りの人の絵と自分の絵を比べてしまい、よく憂鬱になってしまいます。そんな事をしても無駄だと自分でもわかっているのですが、比較しては、どうして努力してるのにあの子より下手なんだろうと考えてしまいます。自信を持つために、カマたくさんに一言喝を入れて欲しいです。」
(10代女性・学生)
ーーついつい人と比較してしまうの、分かります。

確かにね。私も、専門学校でアニメを専攻してたからすごい分かる。アニメ科だから、はい私より作画が上手い子なんて山ほどいたし、そこで上には上がいるんだなってほんと実感したよね。どこまで行っても。

ーークリエイティブやアートに関わるという点で、相談者さんに共通するものがありますね。

そうそう。でも、どんなに人と比べたり、自信を無くしたりしても、結局は美術を志してるわけだからさ、絵が好きだっていうことは確実なことなわけじゃない?そうなった時に、好きなものに関わる方法って結構色々あるのよね。例えばアニメでも、作画がいて、背景がいて、制作進行がいて、監督がいてみたいな色々なポジションがあるじゃない。

ーーそうですね。

作画ではあの人に勝てないなって思ってもさ、制作進行ならあの人よりできるんじゃない?っていうようにさ、人には必ず得意なフィールドがあるわけよ。だから、人より何ができないかにフォーカスを当てるんじゃなくて、何なら人よりも優れているかを考えた方がいいと思うんだよね。

っていうか、私はそれを大事にしてた。人と関わるのが得意だから、制作進行をやってたし、私の強みは助けてくれる人がいつも周りにいることだなって感じてた。

ーー人より何ができないかではなく、どれが人よりも優れているか…確かにその方が大事です。でも、ついついできないことに目が行ってしまうんですよね。

まあ、そうなんだけどね。隣の芝生は青いじゃないけど。でも、自分よりも相手の方ができるってわかってるフィールドで勝負するの、意味なくない?全員同じ練習量だったとして、全員がオリンピック選手にはなれないじゃない。絶対誰かが負けて、誰かが勝つもの。でもその過程で、私は人に教えることが得意だなって気づいたりするわけで、本当に何でもいいから人より優れていることに目を向けた方がいい。

ーー確かにその通りです。

ボディービルダーで優勝することはできないけど、優秀なトレーナーにはなれるっていう人だっているわけじゃない。求められることも全然違うわけだし。実際私の友達で、ジムで体を鍛えるのが好きだけど、ボディービルダーもトレーナーも全然向いてない。それで、ジムの機材を揃える仕事に就いたりとかした子もいるの。そういう仕事も絶対必要でしょう。

ーー何かしらの形で好きなことに携われたらそれだけで楽しいですしね。

最初から、これはどうせ出来ない!みたいに投げやりになるのもよくないけど、完璧人間なんていないから。自分のやれることを探して、自信を持ったらいいの。他人の能力ってやたらよく見えるだけよ。

ーー自分のやれることを探して、自信を持つ。できないことで比較して、自信をなくしている時間は、確かにウェルビーイングじゃないですよね。今週もありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
人と比べて自信がなくなるのは分かるけど、人よりできないことよりも、人よりできることに目を向けた方がいいわよ。それが自分の強みだから。自分の好きなものに関わる方法にも、本当に色々なものがある。視野を広く持って、「自分には何ができるのか」を考えた方が建設的だと思わない?他人の能力ってやたらよく見えるだけで、意外とみんな大したことないんだから。

「歌舞伎町一クセの強いゲイバー店員」カマたくが皆さまのお悩みに答えます!

カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。
 
取材・執筆/和田愛理
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