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【カマたくのお悩み解決サロン 開き直ればウェルビーイング!】第6回:みんなの相談に乗ってばかり。たまには私の話も聞いてほしい…

仕事に、趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…

そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数138万人超え、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員カマたくさんが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
「私は、友達や家族から相談事を受けやすい人間です。相談してもらえて嬉しいとは思うのですが、最近、なんだか悩みを聞くことに息苦しさを感じてしまいます。私の話も聞いて欲しいと思う時がありますが、見返りを求めているようで、それも言い出しづらいです。カマたくさんは、お客さんから相談事を受けられることも多いと思いますが、どんなスタンスでお悩みを聞いていますか?」
(40代女性・会社員)
ーーとのことです。お悩みを聞く上で心がけていることってありますか?

どんなスタンスでって言われると難しいんですけどね…仕事柄、相談を受けることはそりゃ多いですけど、私はその場で思ったことを言ってるだけだから(笑)

そもそも、相談を受けても、問題は自分のことではないからね。解決すんのはお前だしって思ってます。解決することはできない前提で、私はこうだと思うけど、お前はどうするのっていうスタンスかな。だから、相談されることがストレスと感じたことはないですね。

ーー以前も、あまり相談されたことが心に残らないタイプだとおっしゃってましたよね。

そうそう。だって、私に何の責任があって、お前の問題を解決しなきゃいけないんだよ!って感じだもん。問題を解決してほしいんだったら、警察か弁護士に行った方がいいですよ。プロのカウンセラーの方とかも、話を聞くときは、問題を解決しちゃいけないっていうのが前提にあるらしいですよ。私、人に勧められて、産業カウンセラーの資格を取ろうかと思った時があって。その時に、そんなことが本に書いてありました。

ーーへえ!産業カウンセラー、確かに、カマたくさんは向いていそうな気がします。今はその資格をお持ちになっているんですか?

いや、その解決しちゃいけないっていうのと一緒に、「人を否定しない」みたいなことが書いてあってね。それは絶対に無理!と思って、見ただけで諦めました(笑)

ーーなるほど(笑)では、カマたくさんは自分の話を聞いてほしい時はありますか?

もちろん自分の話をする時もあるし、話を聞いてほしい時もありますよ。

ーーそういう時はどうしてますか?

えっ、ごくごく普通に「聞いて〜」って言ってます。相談者さんが何を悩んでるのかわからないけど、これはもう「聞いて〜」って言えばいいだけの話じゃない。それで拒否られたら、悩む理由はわかるけど。言ってないんだから、まずは言うところからでしょ。

ーーまずはやっぱり素直に伝えるところからですかね。

やっぱり言わなきゃ。思っているだけじゃ、相手には伝わらないですから。まずはそこから。相談者さんが「聞いてよ〜」って切り出せば、普通に考えて相手は「何かあったの?」って聞いてくれると思いますよ。「聞いて〜」って言われたら案外相手も嬉しいと思いますけどね。

ーーなるほど。確かに、いつも相談に乗ってくれている人からの悩みとあれば、相手も親身になって聞いてくれそうですよね。本日もありがとうございます!
カマたく’s アドバイス
他人のお悩みはどんなに近しい間柄でも、解決することはできないのよ。解決してあげようと思うから、聞くのもつらく、息苦しくなってきちゃうんじゃないかしら。あくまで「私はこう思う」という意見を伝えることしかできないんだから、もっと割り切っていきましょう。自分の話を聞いて欲しい時は、難しいことは考えずに、「聞いて〜」って言っちゃえばいいの。自分が思っているよりも、みんな「どうしたの?」って聞いてくれると思うわよ。

「歌舞伎町一クセの強いゲイバー店員」カマたくが皆さまのお悩みに答えます!

毎月ピックアップさせていただいたお悩みとその回答を、ウェルチルの記事内で公開いたします。

公開時には匿名とさせていただきますので、普段なかなか相談しづらいけど誰かに聞いてほしい…そんなお悩みがある方はぜひ下記のフォームからご回答ください!

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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。 

取材・執筆/和田愛理