春は陽の気が地面から天に向かって上がりやすい季節。
上昇する気に影響を受けて、イライラしたり、焦ったり、空回りして疲れたり……。
春は誰でも頭に血が上りやすい状態になります。
そんな時こそ、「ひとり時間」を意識的に持つことが大切です。
春は血を消耗しやすい女性にとって、がんばる季節ではなく、整える季節。
オフタイムへのスイッチの切り替えは「お茶の時間」。頭の中の喧騒から少し離れて、ひとりゆったりと、心をゆるめるお茶タイムにこんなレシピをどうぞ。
華やかなローズの香りのバラ紅茶は、東洋の美しい女性たちに大変好まれる美容茶です。
現地ではバラは血中の老廃物を取り除く食材とされ、美白や痩身目的でこのお茶が飲まれています。
薬膳においても、気血の流れを促し、リラックス効果を高め、気めぐり血めぐりをサポートする食材です。特に女性のメンタルにお花系の食材は大変良く、やっぱり花は女性を救う!……本当にそう思います。
なんとなく女性らしさに自信が持てない時や、生理がゆううつな時ってありませんか?
紅茶で体が温まり、バラのゴージャスな香りと相まって、ふっと「これでいいんだ」と気持ちが落ち着き、贅沢な気分を味わえますよ。
【作り方】(1杯分)
市販のお好みの紅茶を入れ、バラの花のつぼみ(薬膳では「玫瑰花(まいかいか)」といいます)を3粒ほど浮かべます。そのまま1~2分置いてバラの香りが立ったらできあがり。
※玫瑰花(まいかいか)や菊花は中国茶を扱うお店、中華街、オンラインショップなどでも購入できます。
クコの実はスーパーマーケットの中華食材売り場などでも売られています。
菊花クコ茶は、春ののぼせや頭痛、花粉症の目のかゆみが気になる時におすすめです。
菊花は、春の陽気に伴って昇った頭部の気を静め、
クコの実は目にとって必須の血を養う食材です。
菊花とクコのダブルの力で、頭に集まりすぎた熱が、すっと下へ降りていくような感覚を味わってみてください。
女性にとっての救世主、お花。
そのほとんどが「つぼみ」の状態で摘み取られます。
「今から咲きます」という、溢れんばかりのお花のエネルギーを、こうしてお茶としていただけるのです。ありがたいことですね!
次号では、女性の身体を守る
春の食材を使ったレシピをご紹介します。
お楽しみに!