ウェルチル

人生100年を楽しむためのウェルビーイングメディア

画像

【カマたくのお悩み解決サロン 開き直ればウェルビーイング!】第10回:結婚8年目、文句の付け所のない夫に不倫の影が…確かめる勇気がありません

仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…

そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数138万人超え、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員カマたくさんが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
「結婚して8年目の夫婦です。仕事も家事も、育児もしてくれる不満のない夫がいますが、不倫をしている影があります。私は今の生活がとても幸せなので、証拠を探し、本当に不倫をしているのか確かめる勇気がありません。結婚前に、浮気をしていた過去もあり、1人モヤモヤしてしまいます。カマたくさんは彼氏が浮気をしているかもしれないと思ったら、大切にされていて不満がなくても全力で探りますか?」
(30代女性・主婦)
ーーカマたくさんは探る派ですか?

どうだろう〜私はどっちかといったら徹底的にやるタイプなんですけど。私の主軸としては、不倫してるのが嫌とかそういうことじゃなくて、嘘つかれるのが嫌なんですよね。だから、まずは真正面からちゃんと聞くかな。「不倫してるのかなと私は感じているのだけれど」って。

ーー私はこう感じているんだけど、っていうのをまず伝えるのは結構大切かもしれないですね。

そう感じているのだけれど、どうなのかが気になるわけじゃないですか。私は、やるならやるで、もう「携帯見せて」っていうところまでなるし自分のも見せるけど。そういう感じに持ってくかな。本当に知りたいのであればね。

相談者さんは、家庭に不満はなくて、その家庭をぶち壊したくはないから不倫を確かめる勇気がないってこと?そうしたら、現状には満足してると思うんですよね。私の勝手な解釈ですけど。別に知らないままでも、うまくいってるんだったらそれはそれでありなんじゃないって思うけど。知らぬが仏というか。別に私、浮気否定派ではないんです。

ーーそうなんですね。気にしないってことですか…?

私は「浮気したの」って聞いて「うん」って言う人とは別れないですよ。「なるほどね〜バレないようにやればOK!」って言います。嘘をつくっていう前提が駄目なだけなので、嘘をつく人とは別れます。「浮気したな?」って言ったら、「したわ、ごめん」って言う人が好きですね。私は、もう好きとか恋愛とかじゃなくて、人として無理ってなったら関係を切る派です。

ーーええ〜!今後行動を改めて欲しいとかは思わないんですか?

「バレないようにやれよ」って言いますし、そう思いますね。まあ、でもそれって希少種なんで。だから私は恋愛向いてないんですよ(笑)

ーーなるほど…バレないようにやるっていう時点で、もう隠してる、それはパートナーに嘘をついているんじゃないか、という意見もあると思うんですが、それはどう思いますか?(笑)

言わないことは嘘じゃないと思いますよ〜。例えば、「私、バナナが大好きです」ってわざわざ言わないとして、それは嘘をついているってことになりますか?そうじゃないですよね。これと何が違うのかがわからないです。私は、別に言わなくてもいいことってあると思うんだけどな。それは墓場まで持ってったらいい。嘘もバレなければ嘘じゃないんだよ。

ーーなるほど…

まあ、今回の場合もそうだけど、自分がめちゃめちゃ欲張りだということをね、自覚した方がいいよね。不倫もどうにかしたいけど、今の家庭を維持したい、みたいな。全部は無理だから。

ーー第一歩は、やっぱり本人に聞くことですかね。

うん。とにかく、聞いてもないのに悶々とするみたいな無限ループは無駄ですね。「こう感じてしまったんだけど、私の思い過ごしかな」みたいな感じでもまずは伝えたらいいんじゃないですか。

ーーありがとうございます。今回も大変勉強になりました!
カマたく’s アドバイス
まずは、自分が不倫を疑っていること、なぜそう思うのかをシンプルに伝えたほうがいいと思うわよ。相手に何も聞いていないのに悶々としているなんて時間は無駄。今の家庭に不満がないなら、知らぬが仏ではないけど、不倫しているのかあえて追求する必要もないのかもしれない。まずは、相談者さんは今後どうしたいのかしっかり考えたほうがいいわ。家庭も、不倫問題も、どちらも自分の満足のいくような結果を得たいというのは、人生なかなか難しいものよ。

「歌舞伎町一クセの強いゲイバー店員」カマたくが皆さまのお悩みに答えます!

毎月ピックアップさせていただいたお悩みとその回答を、ウェルチルの記事内で公開いたします。

公開時には匿名とさせていただきますので、普段なかなか相談しづらいけど誰かに聞いてほしい…そんなお悩みがある方はぜひ下記のフォームからご回答ください!

応募はこちら!
カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。 

取材・執筆/和田愛理