「わたしのウェルチル」では、素敵な人生を送る方々に、ご自身のウェルビーイング&チルな時間をお聞きします。関西テレビで現在放送中のドラマ『デスゲームで待ってる』主演の日向亘さんと、乃木坂46の梅澤美波さん、原案の上田誠さんに、ドラマの意気込みと共にお話を伺いました。
デスゲームで復讐?リアルな世界観に共感
毎週木曜深夜0:25~放送「デスゲームで待ってる」
――デスゲームで復讐するという非現実的な設定でありながら、テレビ業界を舞台にしたリアルな描写が印象的です。台本を読んだときの感想や、ワクワクしたところを教えてください。
日向:企画書の段階からめちゃくちゃ面白いなと感じました。従来のデスゲーム作品は主人公が巻き込まれる形が多いと思いますが、この作品はデスゲームを使って復讐するという斬新な設定です。そういうアプローチもできるのか!と、台本をもらってから一気に読み進めました。デスゲームのシーンをどういうセットで組まれるのかとか、ロケ地をどうするのかとか想像してワクワクしたことを覚えています。
梅澤:私もドラマの設定を聞いたとき驚きました。フィクションなのに妙にリアルで、テレビ業界という現実的な背景が絡んでいるので、一読してのめり込んでしまいました。デスゲームを実行するシーンでは、和自身モニターで見守る側だったので撮影に関わることはなかったのですが、どうやって実行するのか気になって、現場へ見に行きました。
――演じるキャラクターへの共感ポイントや、演じる上で苦労した部分は?
日向:僕が演じる戸村匠真は、子供の頃からテレビが好きでテレビ業界に入った人です。僕も芝居が大好きでこの業界に入ったので、その熱意や大好きなものを否定される気持ちとか、プライドが傷つくところなんかは本当に共感できるところがたくさんあります。今回初単独主演ということもあって、自分の演じる役が元となって物語が進んでいくことが初めてだったので、役者としてもとても良い経験になりました。
梅澤:私が演じる秋澤和は、人の気持ちや動きをとてもよく見ている人です。私も普段グループ活動をしていることもあり、チームの中での自分の立ち位置とか、人間観察をしているところにとても共感できました。
ただ、ものすごく人を恨むことがなかったので、演じるときは難しくて苦労しました。
――原作者の上田誠さんにお伺いします。デスゲームという題材を選び、キャラクターや物語を作るうえで意識したこと、制作過程で印象的だったことを教えてください。
上田:デスゲームというジャンルはこれまで多くの作品で描かれてきた分野ですが、僕はそこに変化球を加えてみました。デスゲームというフィクションのさらに裏側を描くというトリッキーな設定に、日向さんと梅澤さんの二人がいたって真面目に向き合ってくれている。デスゲームの仕事を終えた帰り道とかそんなシーンはリアルではありえないのに、それを現実でもあるかのように演じてくれている。
二人の演技は僕が思い描いたイメージそのものです。復讐したい気持ちを抱えながらの社会生活ですが、その中でも楽しい瞬間とか日常とかをとても軽妙に好演してくれていて、いい形で撮影が進んでいるんだなと思いました。
実生活でのフィクション体験とリラックス習慣
――今回ドラマの中でデスゲームというフィクションを体験されていますが、実生活でもフィクションのような体験をしたことはありますか?
日向:地元のオーディションに合格して芸能界に入ったことがフィクションみたいです。それまでは普通の田舎の少年だった僕が事務所に入って芸能界で活動して、一瞬で人生の方向が変わったので。そういった意味ではここにいること自体がフィクションのような感じです。
梅澤:私も同じです。自分を外から見る機会が普通はないので、テレビやドラマの世界で自分の姿を見ていることがフィクションのようだなと思います。自分で望んで入った世界だけど、どこか現実感がないような不思議な気持ちになります。
――健康のために気をつけていることや、心と体のリラックスタイムをどのように過ごされていますか?
日向:一番大事にしていることは朝ごはんをしっかり食べることです。朝食をしっかり食べないと何もできないので。健康のために気をつけていることはそれくらいです。
梅澤:撮影中につらいシーンが多かったとき、共演者やスタッフの皆さんとの会話が心の支えになりました。リラックスした会話の中で日常の楽しさを見つけていました。あとは入浴タイムです。
上田:僕の場合は睡眠が大切ですね。しっかり8時間は寝るようにしていて、睡眠がすべてを解決してくれる気がします。
スリリングなデスゲームの世界を演じるキャストたちは、忙しい日常の中にウェルビーイングを取り入れることで心と体のバランスを保っていました。そんな彼らが全力で挑んだ『デスゲームで待ってる』の世界観をぜひあなたも体感してみてください。
「デスゲームで待ってる」公式HP
ttps://www.ktv.jp/deathgame/