ーー仕事面で疲れやストレスを溜めないために、心掛けていることはありますか?
中村:「余計なこと言っちゃった」と自分の中で引きずる日もありますが、「そういうこともあるよね?」ぐらいに考えるようにしています。自分が気にしていることでも、意外に人は気にしていなかったりするので。「これを教訓にまた頑張ろう」ぐらいに受け止め、明日もっといいパフォーマンスができるように切り替えていくのも自分の仕事だと考えています。
生きていれば、人には必ず浮き沈みが絶対にありますからね。今日うまくいかなかったとしても、「天気が悪かったからかも」など深刻に考えすぎなくても良いことって、実はたくさんあると思うんですね。それでどんよりするより、明るい顔してくれた方がみんなハッピーだから、あまり自分の感情に引っ張られすぎないことを意識した方が楽だし、実はそっちの方が無駄がないかもしれないですね。
ーー今、行ってみたいところやしてみたいことはありますか?
中村:プライベートでしばらく海外に行けていないので、めちゃめちゃバカンスしたいです。のんびりするのが大好きだから、気候のいいところでのんびり過ごしたいですね。国内でもちょいちょいそういう場所を見つけてはいるのですが、やっぱり海外に行きたいです。
ハワイに行きたいけど、物価が高いと聞いたので難しいかな…。でも行ったことのない場所にも行ってみたいです。
ーー「人生100年時代」と言われるようになりました。100歳まで生きるとして、どんな暮らしをしたいですか?
中村:仕事はとても好きで、大切だから続けていけたらいいなと思っています。15歳からこの仕事をしてきて、本当に仕事第一の人生だったので。
もちろん仕事もすごく大事ですが、年齢とともに体力が落ちてきた時に、仕事と自然のある場所でのんびりする時間のバランスを半々ぐらいにできば理想かなと思っています。
あとは、身軽なおばあちゃんになりたいなと思います。物質的な幸福感ではなく、自分でおいしいごはんを作って、それを少し食べて、あったかいお風呂に入って…。いい景色やお花を見て、そういう何気ない瞬間や美しさにちゃんと幸せを感じられるような、そんな風に年を重ねていけたらと思っています。
ーー最後に、今回のドラマで注目して見てほしいところはありますか?
中村:本当に描写の重ね方が丁寧で誠実に作られています。台本を読んだ段階でも誠実さを感じていましたが、実際に1話を拝見した時にその印象はさらに強くなりました。
ドラマチックな演出はなるべく省かれ、それでいてじわじわと胸が熱くなるような人間ドラマが描かれています。主人公だけでなく、その周りの人たちにも物語がちゃんとあって。ありきたりな言葉かもしれないですが、見逃せない展開がたくさん待っているので、期待してもらいたいです。
あとは、見終わった後に、「自分の大切なものをちゃんと大切にしたい」とか、「悔いのないように人に優しくしよう」とか、そんなものを心に残してくれるようなドラマだと思います。ぜひ、そういうところをご覧になっていただきたいですね。