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都内1時間の里山で山菜取り。採れたてフレッシュな山菜をその場で食べてきた(Vol.2)

山菜が好きだ。山菜をお腹いっぱい食べたい。その一心で神奈川県藤野の里山へ山菜採りにやってきた。(参考:Vol.1記事
里山を少し歩くだけでも、食べられる山菜が大量に生えていることを知る。東京で生まれ、東京で育ち、自然にほとんど触れずにきた身としては驚きの連続だった。

ここまでの山歩きで私が採取したのは、タイアザミ、ゲンノショウコ、カキドオシ、タネツケバナ、ヨモギ、ウバユリ、サンショウ、ヒメオドリコソウ……。ヨモギとサンショウ以外、見たことも聞いたこともない草ばかりだった。

山菜と言えばフキノトウ、ゼンマイ、ウド、タラノメなんかを想像してやってきたので、これは求めていた山菜採りなのか……? と内心思い始めていたのだが、なんと山の上のほうでワラビがたくさん採れるらしい。待ってました。山菜の代表格ワラビ。そういう、“いつも食べている山菜”を採ってみたかったのだ。
山菜採り体験会
最初は舗装された道路の脇で草を採っていたけれど、だいぶ山っぽくなってきた。ワラビを求めてうろうろする。
山菜のワラビを発見する筆者
あった。ワラビだ。いっぱい生えている。
山菜・ワラビを収穫

ワラビ

収穫したワラビ
小さいワラビに大きいワラビ。喜びのあまりピントが全然合っていないけど、ちゃんとワラビだ。私が居酒屋で慣れ親しんできたワラビがここにある。くるっとした見た目がかわいい。それにしてもワラビの写真を撮るのが下手すぎないか私。撮ったワラビ写真のすべてがピンボケしていた。
トウダイグサ

トウダイグサ

ちなみに近くに大量に生えていたこれはトウダイグサという毒草。この里山には野生のシカがいて、食べられる草だけをちゃんと選別して食べているらしい。毒のあるトウダイグサはシカが食べないため、大量に生えたままになっている。
トウダイグサ
ワラビの写真は下手だったけど、トウダイグサのほうはとても綺麗に撮れてしまった。
カジュアルな服装の筆者
私のようにかなりカジュアルな恰好で来ても大丈夫だが、ワラビが生えている里山の上のほうは結構しっかり傾斜があるため、足元が土まみれになってもいい服や靴をおすすめする。

大量にワラビを採ったら、いよいよ食事の時間だ。
収穫した山菜を洗う
採ってきた山菜を参加者みんなで洗い、種類ごとに仕分けていく。
参加者それぞれが採ったものをひとまとめにするため、「こんなの生えてたんだ!」とこのタイミングで知るものもある。
収穫したいろんな種類の山菜
この写真の手前にあるのはフキノトウ。フキノトウが生えていただなんて気づかなかった。悔しい。
奥にあるのは先ほど採ったワラビ。ワラビだけ量が他の10倍くらいある。
山菜を天ぷらにする山菜体験のスタッフの方
山菜を揚げる様子。
これをすべて天ぷらにしてもらい、ここからはひたすら食べ続ける。
ワラビの天ぷら
ワラビ!
フキノトウの天ぷら
フキノトウ!
タネツケバナの天ぷら
タネツケバナ!
ノビルの天ぷら
ノビル!
うどんをゆでる
うどん!
今回採れたのは、ウバユリ、ノカンゾウ、ノビル、ヨモギ、ワラビ、タイアザミ、ゲンノショウコ、タンポポ、フキ、フキノトウ、ジュウニヒトエ、ヒメオドリコソウ、カラムシ、ヤエムグラ、カキドオシ、タネツケバナ、サンショウ。

定番のフキノトウやワラビだけでなく、タネツケバナやノビルもめちゃくちゃおいしかった。

場所も遠すぎず、カジュアルな服装で参加できて、山歩きもそこまでしんどくない。持参するのは袋とハサミだけ。それでいて山菜をもりもり食べられる素晴らしいイベントで大満足だ。

ところでこのイベント、参加を予定していた日が一度中止になっていた。天候の問題で山菜の生育が悪かった上に、野生動物たちに食べ尽くされてしまい、採れる山菜がなくなってしまったのだという。それがわずか3日後には再び繁殖し、山菜採りに行けることとなった。そんなに短い期間でまた生えてくるものなのかと、山へ来る前からすでに小さな驚きがあった。

私は山菜の味の濃いところが好きだ。苦かったり渋みがあったりとクセが強いけれど、山菜はどれを食べても“強さ”みたいなものを感じる。このイベントで初めて食べた山菜もひとつとして没個性のものはなく、味が濃くて強かった。この強くて芯の強い感じは、短い間にまた生えてくる生命力の強さがゆえなのだろうな、としみじみ思ったのだった。