西にウェルビーイングに役立つものあらば体験し、東にウェルビーイングなイベントがあれば参加する…そんなウェルチル編集部の女子部員、通称”ウェルチル女子”が東奔西走し、注目のモノ・コトの等身大の感想をお届けする「ウェルチル女子が行く」シリーズ。
第5回は、Biz-Books対話型 一万円選書を体験しました!「普段はなかなか本を読まないからどんな本を読めばいいかわからない…」「本は好きで良く読むのだけれど、これまで読んだことのないジャンルの本にチャレンジしてみたい!」そんな両方のニーズに応える "選書サービス”とはいったいどのようなものなのでしょうか?
一万円選書の魅力や事業をはじめたきっかけについて、年間300冊の本を読む”選書人”江戸たつきさんにお話を伺いました。
選書に大切なのは、その人の人生を知ること。人となりをもとに”あなただけ”に合う本を考える
Biz-Books対話型 一万円選書のコンセプトは『あなただけの名著を見つける』事前のアンケートなどを用いた選書や、季節のおすすめの本を送付してくれる書店のサービスが多くある中、Biz-Books対話型 一万円選書の最も特徴的な点は、Zoomでの1時間の対話をもとに、自分だけにあった本を選んでくれるということです。
この事業をスタートしたのは、コロナ禍の2021年。サイトをオープンし、2022年の冬には「選書サービス」というキーワードで一位を獲得。この事業を始めるきっかけとして、自分が選書サービスを受けた経験も関係しているとか。
「僕自身、選書というサービスを体験した時に一番感じたのが、カルテだけだとその人の人となりを掴むのはやはり難しいのではないかということでした。自分の情報を文章だけで渡して、それの対価に本が返ってくるって、なんかちょっと寂しいんじゃないかと感じたんです。
事業を始めてみて、実際にお客様とコミュニケーションを取ることがいかに大切かを痛感しました。新型コロナウイルスの流行もあって、人との繋がりや、社会との繋がりが再認識されているのかもしれないなと感じますね。最終的なサービスのゴールはもちろん選書なのですが、お客様からの事後アンケートなどでは、『対話の60分の時間がただただ楽しかった』というお声をいただくこともあります。
お客様と、3時間くらい話し込んでしまったこともありますね(笑)この選書のサービスをやっていると、やはり人と話すのは楽しいなというのを、自分も再確認しています。」と江戸さん。
とはいえ、世代も性別もバラバラの初対面の方に本を選んでおすすめするというのはなかなか難しそうな気がします。選書のプロセスにおいて、一番難しい、苦戦する点をお聞きすると、
「一番難しいところは、”人の人生を想像する”ということですね。年齢が離れれば、何の本を読んできて、どういうことをしてきて、この人がこれまでどうやって本を選んできたんだろうなということを想像するのも大変になってきます。そのためには、これまでの経験について、対話で引き出していくっていうところがポイントになるのかなと思います」
やはりキーになるのは”対話”のよう。ということで、さっそく私も選書のためのカウンセリングを体験させていただくことに。
おすすめの本を知ることができるだけじゃない。対話と読書を通して客観的に自分を見つめ直す機会にも。
まず、事前のアンケートでは、「1.直近で購入した本20冊」「2.これまでの人生で強く感情を動かされたもしくは、強く記憶に残っている出来事」「3.こうありたいと考える理想の自分像と現在の自分とのギャップ」の3つについて。
私自身、本を読むのは好きな方なのですが、直近で購入した20冊の本をあげるのはなかなか大変でした…自分が普段あまり本を読めていないことに悲しみを覚えつつ、アンケートに回答。その回答をもとに、1時間の対話がスタートします。
対話の具体的な内容は企業秘密ですが、アンケートの回答をもとに、さらに人生を深掘りしていく内容に。過去の自分を振り返る良い機会にもなったと感じました。昔のことをお話ししているうちに、「そういえば小さい頃は赤川次郎にどハマりしていたっけ…」など自分でも忘れていた記憶を引き出してもらえるのがなんだか新鮮でおもしろい。
また、Biz-Books対話型 一万円選書の大きな特徴は「実際の本は送らず、選書のみのサービス」だということ。今の時代、紙の書籍だけでなく、家に本が溜まってしまうから、電子書籍で本を読みたいという人も多いはず。そういった幅広いニーズに応えるために、あえて本は送らないシステムにしているそう。
対話を終えて、およそ10日前後で選書リストがメールで届きます。選書コメントがいただけるのも嬉しいポイント。こちらは選書コメントの一例ですが、
20代で得た知見
著者:F
〜選書コメント〜
カルテや対話を通して、「大人になったらこういう生活が待っているのかな」と想像していたけれど、想像をしていたその時と現在とでギャップがあることや、「死ぬ時にあの時間無駄だったなと思いたくない」という思いを伺いました。そこには「積極的な人生を送りたい」という思いがあるのではないかと汲み取りました。
個人的にとても驚いたのが、私がずっと気になっていた本が選書リストに入っていたこと。選書コメントを読んで、1時間の対話でこんなに色々なことを見透かされてしまうんだな〜とドキドキしてしまいました。
選書リストについてですが、小説・エッセイとビジネス書の2ジャンルから10冊前後を選んでくださいます。リクエストがあれば、どちらを多めにということも可能だそう。今回は、小説・エッセイで9冊、ビジネス書で3冊の計12冊を選んでいただきました。
今回の選書リスト
1.永遠のお出かけ 著者:益田 ミリ
2.その気持ち、なんて言う?ーープロに学ぶ感情の伝え方 著者:NHK「言葉にできない、そんな夜。」制作班
3.大人になったら、著者:畑野 智美
4.さよならドビュッシー 著者:中山 七里
5.海が見える家 著者:はらだ みずき
6.ゆるり より道ひとり旅 著者:おづまりこ
7.あの日、君は何をした 著者:まさき としか
8.20代で得た知見 著者:F
9.僕が死ぬまでにしたいこと 著者:平岡 陽明
10.書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜 著者:いしかわ ゆき
11.フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 著者:堀内 都喜子
12.ユーモアは最強の武器である 著者:本多 正識
奇跡的に気になっていた1冊を除き、他はほとんど知らない本ばかり。もともと、読む本に偏りのあるタイプだったので、これは画期的なサービスだなと感じました。
人生の節目のプレゼントにも。忙しい現代人にこそ、自分を見つめ直し、ゆっくり本を読む時間を
今回、Biz-Books対話型 一万円選書を体験して、自分がこれまで触れたことのない本に触れるきっかけになり、世界が広がることはもちろん、自分のこれまでの人生を振り返る良い機会にもなると感じました。人生の節目を迎える、ご家族やご友人へのプレゼントとしてもぴったりのサービスなのではないでしょうか。
「人生立ち止まっている暇がない」という忙しいウェルチル読者の皆様、Biz-Books対話型 一万円選書を通して、自分を見つめ直し、ゆったりと『自分だけの名著』を見つける読書の旅に出かけるのはいかがでしょう。きっとウェルビーイングな人生に近づく第一歩になるはず!
プラン:対話型 一万円選書(60分)
料金:¥10,000(10冊程度)
【毎月先着3名まで¥8,000】
カルテを書いて選書を行う形式が一般的な中、Biz-Booksのサービスでは60分の対話を通して選書を行います。どんな本を読めば良いか分からないといったお悩みの方から、選書に興味をお持ちの方まで幅広くご利用頂けるサービスです。話を聞いてもらいながら選書を行なって欲しいと言う方は、ぜひBiz-Booksの『対話型 一万円選書』をご利用ください!
https://biz-books.net