仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…
そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数138万人超え、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
「初対面の人と仲良くなるのは得意なのですが、その関係が長続きしないことに悩んでいます。第一印象は良いのですが、少しずつ、会話が合わなかったり、面倒くさいと思われ、いつのまにか友達になれたと思った人がいなくなってしまいます。何が原因なんでしょうか?」
(30代女性・会社員)
ーーうーん。確かに関係は構築より継続の方が難しいかもしれませんが、落ち込みますね。
それ、最初から友達じゃないんじゃないの。相談者さんの「友達」のハードルが低いというか。離れていくことなんて全然気にならないもん。別に離れて行ったらしょうがないし、仲良くなってもなんか違うかなってなったら離れちゃう。
もちろん、それは嫌だなっていう人たちはいるけど、「いないとしんどい人」になるまでにめっちゃ時間がかかるんだよね、私は。友達のハードルが高いのかも。その目線から言ったら、相談者さんのは、「知り合い」くらいだと思っちゃう。
ーー友達のハードル…確かに人によって結構違う感覚な気がします。
だから、「友達」の水準をもうちょっと上げた方がいいと思うんだよね。最初はいいのに、徐々に嫌われてしまうっていうのも、距離を急激に縮めすぎなんじゃないかと思うんだよね。
それも、自分は「友達」だと思っているけれど、相手は「知り合い」だと思っているみたいな、感覚の違いから来てるんじゃないかと。
ーー悲しいことかもですが、その感覚の違いがあると、「え?こんなに仲良かったっけ?」ってなって引いちゃうこと、ありますよね。
そうそう。だから急に仲良くなろうとせずに、徐々に距離を詰めてみたらいいんじゃない?合う、合わないはどうせあるわけだから、少しづつ距離を詰めていく中で、合わないっていうのが分かったら、早いうちに手も引けるし。
ーー確かに、傷つくのも回避できるかも。
まあ、早いうちから自分を出して、相手から去ってもらうのもありだけどね。私はめんどくさいから、早いうちから結構自分を出しちゃってるかな。何をどうしても自分のこと嫌いな人っているし。
ーーそこをさらっと流せるのがカマたくさんの強さですよね。
そう。開き直るしかないわけよ。だって「嫌い」とか言われても、「そう言われましても、私はこういう人間ですので」としか言いようがない。嫌いかどうかも相手が勝手に決めるもんだから、こっちとしては、できることなんて何もないわけよ。
ーー確かにその通りなんですよね。久しぶりに、カマたくさん流ウェルビーイングな毎日のキーワード”開き直る””を聞くことができました!今週もありがとうございました。
カマたく’s アドバイス
相談者さんは「友達」のハードルが低いのかもしれないわ。「友達」のハードルがもっと高くて、ゆっくり距離を縮めていくタイプの人からは、「近っ!」とびっくりされてしまうのかも。もう少しゆっくり距離を縮めてみるのはどうかしら。でも、結局好き嫌いなんて相手次第なんだから、合わない人が離れていくのは当たり前くらいに開き直ってもいいんじゃないかと思うわね。
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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。
取材・執筆/和田愛理