大きな変化が続いた2020年代。慌ただしい空気にのまれてしまいそうになる時もありますよね。でも、変化の波をただ怖がるのではなく、自分の生活にどう生かしていくかを知っていれば、前向きに一年を迎えられるはず。今回はオリエンタル占星術をもとに、2026年をどう捉え、どんな意識で新しいチャレンジに向かえばいいのか、水晶玉子さんに伺いました。
自分の目標を見つけ、前向きに進む
Q : 2026年、新しいことにチャレンジしたい時、何かアドバイスはありますか?
水晶:実は、2020年から世の中は大きく変わり始めています。“新型コロナウイルス”が流行した頃から、「世の中これからどんどん変わる」という話をしていたんです。具体的にどう変わるかがはっきり見えるのは、2025年か2026年だとも話していました。
実際、2025年には日本で初めて女性の首相が誕生したり、アメリカではトランプが大統領に再び就任するなど、政治の形も大きく変わりましたよね。
だから2025年、私は“しなやかさ”を大事にしていました。なぜかというと、オリエンタル占星術では、2025年は「柳」と書いて「柳宿」の年だったんです。柳のゆらゆらしたイメージで“しなやかに”と。状況が変わる中で“これじゃなきゃ嫌だ”という考えではなく、“自分から柔軟に、変化に合わせて変わっていく”という考え方を伝えていました。
そして2026年は、さらにいろいろなことが変わります。2026年は「星宿」の年です。星はすごく遠くにあるのですぐにはつかめませんが、夜の航海では星を目印に進むように、世の中の価値観が揺れ動いて変わってきた中でも、新しく自分の目標を見つけて進むことが大切な年です。変化にただ戸惑い翻弄されるのではなく、その中で「自分が進みたい方向」や「自分が目指したいこと」をぜひ見つけてほしいですね。その気になれば見つかりやすい年でもあります。
丙午の年はエネルギッシュ
水晶:はい、2026年は干支でいうと丙午(ひのえうま)です。十二支でいえば午年ですが、干支の組み合わせで丙午となります。丙午の女性については、昔から少しネガティブな印象が語られてきました。その理由は、「丙」は「火」の気で、太陽なんです。「午」も十二支で言えば「火」の気なので、「火」と「火」が重なることで、非常に強い気になると考えられたからです。ただこの迷信は、私の調べた限りでは主に日本特有のようです。江戸時代は火事がすごく怖がられていて、「八百屋お七は丙午の生まれだった」という噂や創作話が生まれたんじゃないかと言われているようです。ですが、実際丙午の女性はそんなネガティブな印象を持たれるような人ばかりではないですよ。
この年はすごくエネルギッシュで明るく、光と熱で闇を払うような年でもあります。昭和では当たり前とされてきた、セクハラやパワハラっぽいことも、今はもう時代に合いませんよね。今まで表に出なかった話も、SNSなどで表に出てきている印象があります。もちろんいい面ばかりではないですが、いろいろなことが明るみに出る、白日の下にさらされる年でもありますよ。
次号でインタビューの続きを紹介します。
お楽しみに