仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや、悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…
そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数137.8万人超え、歌舞伎町1クセの強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
『最近、同棲を始めた彼の部屋から、元カノとのペアマグカップや写真のアルバムが出てきました。彼は「ただの物だから気にしなくていい」と言いますが、私と一緒に使う棚にそれがあるのが耐えられません。
「捨ててほしい」と言うのは束縛が強すぎるのでしょうか? カマたくさんは元カレの思い出の品が置いてあったら気になりますか?』
(20代女性:会社員)
―― 同棲したての幸せな時期に、元カノの影が見えるのはキツいですよね。カマたくさんは、こういうの気になります?
全然。もう1ミリも気にならない(笑)
元カレの思い出の品だろうがなんだろうが、ただ置いてある分には「ふーん、物じゃん」で終わりよ。
―― ええ〜!全然OKなんですか? 相手が誰かとお付き合いしていた、というか親密な関係にあった過去を突きつけられる感じがしません?
え〜そう?過去なんかどうでもいいじゃん。
仕事でも何でもそうだけど、他人の過去に興味がないのよね。今、目の前にいる相手がどう向き合ってくれてるかが全てじゃない? 元々付き合っていた人の写真とか動画とかいちいち消す人がいるけど、そういう人の方が、実は執着心が強いと思うわよ。
―― 消す人の方が執着心が強い…? 詳しく教えてください。
「消さなきゃ」って意識が向いてる時点で、まだ自分の中にその過去が生きてるってことなのよ。
本当にどうでもよくなった過去なんて、探すのも面倒だし、存在すら忘れてるもの。それをわざわざ物理的に消さなきゃいけない人って、「消すことで消化した」と思い込もうとしてるだけなんじゃないかと思うんだよね。
―― 耳が痛いです…確かに、未消化な感情があるからこそ、必死に断捨離して「なかったこと」にしたがるのかも…。
そう。だから、平気で置いておける彼のほうが、実はもう完全に吹っ切れてる可能性が高いわよ。逆に、それを「捨てて!」って感じちゃう相談者さんのほうが、深層心理では過去に執着しちゃってるのかもね。
どうしても嫌なら「嫌だ」って伝えればいいと思うわよ。 普通の彼氏なら「あ、ごめんごめん、わかった」って捨てるだろうし。そこで「これは特別だから捨てない」なんて言い出したら、それはそれで別の問題だけど(笑)
―― もし「特別だから捨てない」って言われたら?
「あ、別れた人をある意味、大事にする人なのね」って思って終わり。 ある程度の年齢になれば、誰にだって過去はあるわよ。「あなたが初めての相手です」なんて奴のほうがよっぽど鬼門だと思っておいたほうがいいわ(笑)
―― その人を経て、今の彼があるわけですもんね。
そうなのよ。過去の経験も含めて、今の彼ができあがってるんだから。 そこを気にして何になるの?って話。嫌なら嫌と伝えて、相手の出方を見る。それで歩み寄れないほど価値観が違うなら、別れるしかない。それくらいシンプルでよくない?
ーーうんうん。やはり、ウェルビーイングのためには、相手のことを信じつつ、色々な考え方をリスペクトできるかどうかが鍵なんですかね…。今週も、ありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
元カノの物を捨てたがる人のほうが、実は過去に執着してるんじゃない? 本当にどうでもいい過去なら、物なんてただの「物」でしかないはず。相手の過去を否定するのは、今の彼を否定することにもなりかねない。どうしても嫌なら伝えてみて、それで歩み寄れないなら価値観の不一致として諦めるしかないわね。過去を掘り返すより、今目の前にいる相手をしっかり見た方が後悔ない選択ができるかも。
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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。
取材・執筆/柳川愛理