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家族を差別的に見てしまう…周りの目や生産性に囚われず、割り切って生きる処世術【第91回:カマたくの人生相談サロン 開き直ればウェルビーイング!】

仕事に趣味、恋愛にお金…頑張り続けるかぎり、私たちの悩みは尽きません。でも、モヤモヤしたままじゃウェルビーイングな暮らしは営めない!仲間と良い関係を持つことや、悩みを周囲に話すこと、社会とのつながりを持つことが良いことは分かりつつも、うまくやるのは難しい…

そんな悩める皆さんのお悩みを、Xのフォロワー数137万人超え、歌舞伎町1クセの強いゲイバー店員カマたくが、バッサバッサと斬っていきます。時に優しく、時に厳しいアドバイスでウェルビーイングな暮らしに一歩近づけること間違いなし。毎週更新でお届けします。
本日のお悩み
『私には、小学生の息子がいます。自閉症と軽度知的障害があり、支援学級に通っています。本人は毎日楽しそうなのですが、私は息子を「恥ずかしい」と思ってしまったり、「そんな息子を持つ自分は人より劣っている」と感じたりしてしまいます。生産性が求められる社会で、息子を社会の荷物のように感じてしまう自分が一番差別的で、惨めです。カマたくさんは障害のある方にどういう思いを持っていますか?また、私たちが心強く生きていくためのマインドを教えてほしいです。』
(30代女性:主婦)
―― 自分の一番身近な存在だからこそ、綺麗事だけでは済まない生々しい葛藤ですね。

まずさ、自分の子を「恥ずかしい」と思っちゃうとか、「愛せてないんじゃないか」とかで自己嫌悪になる必要は全くないわよ。家族である前に「人と人」なんだから、合う合わないがあるのはしょうがないじゃない。

―― 親だからといって、無条件にすべてを愛せるわけではないと。

そう。愛そうと思っても、無条件には愛せないこともあるでしょう。それはしょうがない。
だけど「育てる責任」はあるじゃない? 家族なんて、極論それだけの話よ。義務と責任をちゃんと果たしているなら、心の中でどう思っていようが、私は何とも思わないかな。

―― 相談者さんは、息子さんを「社会のお荷物」と感じてしまうことにも苦しんでいるみたいです。

あのさ、冷たい言い方をすれば、うちの認知症のおばあちゃんだってれっきとした「お荷物」よ。もう高齢で生産性なんてないんだから。でもさ、それを言い出したらキリがないし、ぶっちゃけ「周りはそこまで他人のことを見てない」わよ。

―― 世間の目というのは、お母さんが思い込んでいるほど厳しくないのでしょうか。

見てない見てない。もし街で見かけたとしても「ああ、そういう子なんだな」ってその一瞬思うくらいで、それ以上深く考えてくる他人なんていないわよ。

―― とはいえ、周囲の干渉が気になることもあるかもしれません。特に、狭いコミュニティだと特に…

まあね。私も地方出身だし、村社会みたいなところだと、いちいち干渉してくる近所の人とかもいるわよね。一回関係がこじれたらめんどくさいとかさ。でも、そんなのいちいち気にしてたら生きていけないじゃない? 「気にしない」しかもう言いようがないのよ。

―― 先ほど「生産性」という言葉が出ましたが、経済的な視点で見ても捉え方は変わりますよね。

そうなのよ。例えば、息子さんが将来施設に預けられたり、誰かの手を借りたりすることになったとするじゃない? そこにお金が発生したら、誰かの「仕事」が生まれて、その給料で生活できる人がいるわけ。
そう考えたら、需要を生み出して経済を回してるんだから、全くお荷物なんかじゃないのよね。人間なんて、どうやったって生きてるだけで何かしらの「役割」や「循環」の一部になるんだから。

―― 生きているだけで何かしらの仕組みに組み込まれている、と。

そう。だから「社会のお荷物」だなんていうのは、ただの主観であり考え方の問題。周りの目なんて気にしすぎるだけ損よ。そんなことより、あんたはあんたの生活を守って、目の前の責任を果たしていけばそれで100点なんだから。

―― 深刻に捉えすぎず、少し割り切って考えることも、心を軽くする一歩なのかもしれません。今週もウェルビーイングなアドバイスをありがとうございました!
カマたく’s アドバイス
家族だって人間同士なんだから、相性もあるし、自分を責めたって仕方ないわ。 ちゃんと親としての責任を果たしてるだけで十分よ。 周りの目を気にしたところで、他人はそこまであんたの家族に興味なんてないもの。 「そういうこともあるよね」って割り切って、周りの雑音は無視して、自分たちの生活を淡々と回していくしかないのよ!

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カマたく:
1988年12月17日生まれ。福島県出身。ソーシャルメディアインフルエンサー。2017年〜新宿・歌舞伎町のゲイバー「CRAZE」にて店員として従事、歌舞伎町イチ癖の強いゲイバー店員として、本格的にX(旧Twitter)への投稿を開始。SNSでのショート動画や自身のYouTube『3人勘女@カマたく』での歯に衣着せぬ物言いが人気を集めている。2020年に『頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ』(KADOKAWA)、2021年に『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』(KADOKAWA)を出版。2024年2月17日には、最新の著書『お前は私じゃないし、私はお前じゃない~悩みが0になる人間関係術』(大和書房)を出版している。

取材・執筆/柳川愛理