エコノレッグの矢羽野さんに、快適で機能性の高く、デザイン性が高い靴下「アシゴト®︎」の開発秘話をお伺いしました!
ーーブランド「エコノレッグ」を立ち上げたきっかけは?
もともと、西垣靴下株式会社という会社のファクトリーブランドとして「エコノレッグ」を社長が立ち上げました。立ち上げ当初はB to Bでの取引が主で、例えばスポーツや、立ち仕事をしている方々の足が疲れにくいようにするための靴下の開発だったり、障害がある方々の動きの支えとなるような靴下などを開発していました。
靴下は海外で製造されていることが多い中、機能性の高い靴下のOEMを依頼されることが多くなってきました。そんな中、この機能性靴下を自社でブランド化し、展開していこうと D2C(Direct to Consumer)を始めました。
ーー「疲れしらずのくつした®︎」の商品開発しているのはどなたですか?
チームエコノレッグで商品開発しています。
例えば2018年に東大阪の工場の社長から『立ち仕事をする従業員が疲れない靴下を作って欲しい』という依頼を受けたことがきっかけでした。すでに弊社にある商品をお渡したところ、『パイルの部分が穴が空きやすい』「強度が必要な安全靴には少し合わない』といったご意見をいただきました。
そこで、安全靴を履いた状態で快適に着用でき、しかも疲れにくい靴下を開発したのが「工場用ソックス」です。それが今では「疲れしらずのくつした®︎」として販売されています。
小売を始めて見えてきた「お客様のニーズ」
ーー直接お客様に小売りすることで見えてきたことは何かありますか
百貨店のポップアップでは、工場で働く方々のために開発したことから、「工場用ソックス」という名前で販売していましたが、百貨店の方々が購入してくださり、『本当に疲れにくい靴下ですね』と言って気に入っていただきました。意外だったのは、女性の方々に特に気に入っていただけたことです。対面でお客様に販売することで知ることができました。
もっと女性のお客様にも手に取っていただきやすくするためには、いわゆる「女性目線」を加えた商品開発が必要になってきました。
まずは「ネーミング」。
工場用ソックスから、「疲れしらずのくつした®︎」というネーミングに変更しました。そこから女性の方々にも手に取ってもらいやすくなり、リピーターも増えました。これはOEMでは知り得なかった情報です。お客様に直接販売させていただくことで、ニーズを聞くことができ、それを次の商品開発にフィードバックさせています。
ーー普段から「疲れしらずのくつした®︎」を履いてるんですよね?
もちろんです。
私にとってはなくてはならないアイテムです。でも弊社のスタッフは仕事の時はもちろん「疲れしらずのくつした」を履いていましたが、休日やプライベートの時間には履いていませんでした。
私の娘も、遠足や部活の時など、体を長時間使う時には「疲れしらずのくつした®︎」を履いていたんですが、日常使いはしてくれませんでした。
若い女性には機能性の高いくつしたであってもデザインが伴っていないと、履きたいという気持ちにはならないんですよね。そのことが常に頭の片隅にありました。
手探りで始まった女性向け商品開発プロジェクト
ーー矢羽野さんは入社当時からブランド・マーケティング部門に所属されていたのでしょうか?
いえ違います。入社当時は経理を担当しておりました。社長の横で仕事をしていたこともあり、新しいことにチャレンジする社長の姿を間近で見ることができました。
そして、ブランディングからマーケティングまで一緒にやらせていただく機会がありました。それがとても楽しかったんです。経理は与えられた業務をいかに正確に迅速に処理できるかが求められる仕事ですが、このブランド・マーケの仕事は、お客様のニーズをいかに商品に反映して、その期待に応えられるかが求められます。視点もアプローチもまっったく違います。この仕事が楽しく、やりがいを感じました。
かつて、私の娘や若手の女性スタッフが「疲れしらずのくつした®︎」を休みの日は着用しておらず残念に思っていた気持ちを思い出し、女性向けの商品を開発するプロジェクトを立ち上げました。そのチームで開発したのが「アシゴト®︎」です。かつて私がワクワクしながら手探りでこの仕事を始めたように、みんなにもそんな機会を創出したいと思っています。
ーー「アシゴト®︎」のというブランド名の由来は?
若い女性の方々に向けて開発した商品でして、現在6名いるブランド・マーケティング担当の女性メンバーで考えました。ブランド名の決め方もわからなかったので、「ブランド名の決め方」とネットで検索したほど。最初は、フランス語で「靴下を履く」という言葉から連想した単語などを考えておりました。ものすごい数の候補を検討した末、最終的には「足のことを考える」という言葉からインスピレーションを得て、「アシゴト®︎」と名付けました。
ーー「アシゴト®︎」の商品特徴は?
「働く女性」のことを想って作られた商品です。働く女性といっても外に出て働く以外に、家事や育児も働くことに入ると私たちは考えています。
特に女性はいろんなライフステージがあり、どのステージにおいても日々忙しく暮らしている方が多いです。靴下を見直すことによって、足の疲れが軽減されれば笑顔になり「また明日も頑張ろう!」という気持ちになると思うんです。
機能性はもちろんのこと、普段使いしやすいかわいいデザインであれば、仕事中だけでなく日常的にも履いてもらえるのではないかと考え、生まれたのが「アシゴト®︎」です。20代後半からは物を自分で吟味して購入する傾向があり、また最近の女性は「自分に投資する」傾向があると学びましたので、そんな方々にぜひ使っていただきたいアイテムです。
ーー商品開発を進める上でプロジェクトメンバーに期待していることは?
「アシゴト®︎」の私以外のメンバーは、プレゼンも経験したことがなく、「売れる商品とは何か」を一から勉強しています。商品化を進めるために、常にスタッフには『「あなたが欲しいものや好きなもの」を作るのではなくニーズを捉えたうえで「売れる商品」とは何かをきちんと言語化し、社長にプレゼンしましょう』と伝えています。そこに面白さを感じてもらいたいとも思っています。
そして、百貨店のポップアップイベントを開催する際には、「アシゴト®︎」の開発チームも実際に店頭に立って、開発に携わった靴下をお客様に販売し、お声をいただくことも行っています。
直接お客様の反応を確認できたり、ニーズを拾い上げることができ、それが次の商品化のアイディアとなればいいなと考えています。
ーーポップアップショップでのお客様の反応は?
弊社の靴下を履いて、少し歩いていただくという試着体験を行っています。すると、履いてこられた靴下だけがズレたりします。普段はズレていても気にならないんですよね。でも弊社の商品を一度履くと、履いた瞬間に足がキュッとなる感覚や、指が開く感覚を感じていただけるようで、好評をいただいています。『もう他の靴下は履けないわ』などと嬉しいお声をいただくこともあります。
ーー今後挑戦したいことは?
多くの方に快適で機能性の高い靴下を履くことで疲れが軽減されるということを知っていただきたいです。
そして関西以外でもポップアップショップなどを展開し、実際に試着を体験していただける機会を増やしていきたいと考えています。一度体験したら私のようにきっと他の靴下が履けなくなります(笑)
エコノレッグ常設店
大阪タカシマヤ 7階
※スタッフが商品のご説明や足のお悩みに合わせて靴下をご提案いたします。
▶︎POP UP SHOP情報
■2026年6月17日~23日
阪急西宮ガーデンズ 2F
10:00~20:00(最終日は18:00まで)
住所:兵庫県西宮市高松町14-1
エコノレッグ ホームページ(オンラインショップあり)
アシゴト ブランドサイト
アシゴト Instagram
取材を終えて
矢羽野さんからは自社の商品に対する愛情を感じ、そしてチームで仕事をすることに喜びを感じていらっしゃることが伝わってきました。最近では旦那様の付き添いでゴルフを始められたとのこと。歩き回るスポーツであってもエコノレッグの靴下を履いていれば疲れることなく18ホール回ることができそうです。
週末は住空間を整え、掃除を終えた後に、家族で晩酌を楽しむ時間が至福のひとときだと話してくださいました。チャレンジすることと、チルアウトの時間も確保すること。とてもウェルビーイングな暮らしぶりを教えていただきました。
そして、私も「アシゴト」を履いて、終日歩き回る取材に出かけたところ、足が軽く感じられ、快適に過ごすことができました。まさにインソールが入った靴下という意味がわかりました。常設店もありますのでぜひ一度試着してみては?
番組「ウェルチル 私と誰かに、ちょっといいこと」
関西テレビ放送で毎週水曜よる9時54分放送(関西ローカル)
次回もお楽しみに。