「わたしのウェルチル」では、素敵な人生を送る方々に、ご自身のウェルビーイング&チルな時間をお聞きします。今回は、月曜よる10時放送のドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」で磯村勇斗さん演じる主人公のよき理解者で、自身初の高校教師・幸田珠々を演じる堀田真由さんに、ドラマの役どころや楽しいと思える瞬間についてお話を伺いました。
“主人公のよき理解者”をどう演じた? 和やかで笑いの絶えない撮影現場
――若い生徒役の役者さんも多いですが、現場の雰囲気はどうですか?
堀田:皆さんがお互いの事を想い合って、切磋琢磨している現場です。座長の磯村さんのお芝居は本当に素敵で、どんなボールを投げても受け取ってくださったり、ちょっと悩んでいる時にさりげなく声をかけてくださいます。そんな座長の元で和やかに撮影は進んでいて、スタッフの皆さんも仲が良くて、常に笑い声が聞こえているような楽しい現場です。
――演じられた幸田珠々はどんな人物だと感じられましたか?
堀田:主人公の健治さんは特別な感性を持っているからこそ、幼少期から今に至るまで、人から理解されにくい人生を歩んできたのだと思います。
逆に珠々は対極だと思っていて、今回描かれてはいないですが、学生時代から何でもできて平均点は取れるものの、特別自慢できるようなものは無い人だったのかなと思います。他人から見れば特に気にならない部分かもしれませんが、本人はすごく向上心があるからこそ気になってしまう。
「普通」という言葉にはさまざまな解釈がありますが、一般的には少しネガティブで、面白みがないと思われがちです。珠々は、自分が平凡なことに焦りを感じている人物なので、そこをどのように肉付けして表現していこうか考えています。
――堀田さんご自身と似ている部分や、違うと思う部分はありますか?
堀田:当て書き(=俳優を決めた上で脚本を書く)をしていただいたオリジナルの脚本なので、脚本家の大森さんが受け取ってくださっている印象なのかなと思うのですが、似ている部分や共通点はとても多いです。
私も子どもの頃からやりたいことがたくさんあったので、いろいろなことに目を向けてきました。でも、“絶対にこれは自慢できる”というようなことは、器用にはできなくて…。不器用だからこそたくさん努力をしないと、今のお仕事でも平均点を出せない。なので、珠々の「普通」だという葛藤は、私も悩んできた過去があって、今でも思うこともあります。
やっぱり芸能界には、得意なことを持っている方がたくさん集まっていますが、私は別に得意なことがあるわけでもないし、面白いことも言えないしな…と思ってしまい、自信を無くすこともあります。珠々ももしかしたら、生徒たちに面白いものを提案しようと頑張って準備しているのに、生徒たちは寝てしまったりして、「あー面白くないのかな」と思ったり。そういうもどかしさみたいなものは、形は違うけれどなんとなく分かる部分があって、応援したい人物です。
コーヒー×甘いものがご褒美!
――撮影でお忙しい毎日だと思いますが、日常で「楽しい」と感じる瞬間はありますか?
堀田:いろいろありますが、ご飯を食べることが一番楽しいです。「今日のお弁当は何だろう」とか「今日はケータリングだ!」と思うだけでも、すごくテンションが上がります。「〇〇さんから差し入れいただきました」というコールは、一番楽しくてうれしいですね(笑)!現場の士気も上がりますし、皆さんの午後からのテンションも違う気がします。
――特別、何かお好きなものはありますか??
堀田:私はコーヒーが好きなので、コーヒーに合う甘いものがあったら嬉しいです。普段はあまり食べないのですが、撮影の時はすごくパワーを使うので、ちょっと糖分が欲しいなと思うことが多いです。
なかでも、雑誌の編集さんから教えていただいたお店のいちご大福が好きなんです。でも、朝早くに行かないと買えないくらい数が少ないので、貴重なものだからこそ、食べられた日はラッキー!とテンションが上がります。
あと、撮影現場ではなかなか栄養が取りにくくなることもあるので、フルーツの差し入れがあると、「心配りがすごい」と感じます。差し入れをきっかけに、普段あまりお話ができないスタッフさんとの会話が生まれたり、そういう場面でコミュニケーションをとることはすごく大事なことだと思うので、気持ちも上がります。
毎週月曜よる10時から『僕達はまだその星の校則を知らない』が放送中!
堀田真由さんは、高校教師の幸田珠々役を務めます!