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感情に振り回されないために「誰かを宿す」。              セルフメイクプロデューサー・かじえりさんインタビュー(vol.3)

セルフメイクプロデューサーとしてご活躍なさっているかじえりさん。vol.2では、ブランド立ち上げの思いや商品開発のこだわり、日々のライフスタイルや仕事観についてお話を伺いました。vol.3は、メンタルケアやセルフマネジメントの秘訣について、じっくり伺います。

自分を客観視する習慣

―― ご自身が落ち込んだり、大変だなと思うとき、どのようにマインドを切り替えたり気持ちを立て直したりしていらっしゃいますか?

かじえり:私の場合は少し特殊で、そういうとき“尊敬している人を自分の中に宿す”ようにしています。「こんなとき、親友だったらどう考えるかな?」「尊敬しているあの人ならどう行動するかな?」という風に、少し俯瞰して考える癖をつけています。

例えば、アンチっぽいコメントが来たとします。私は、「あの人なら絶対に無視するだろうな」と置き換えて考えるんです。言い返したくなる気持ちもあるんですけど、それは逆に自分の価値を下げてしまい、相手と同じ土俵にのってしまう。ぐっとこらえることが“前進の一歩”になることもあると思っています。もちろん、言い返すことが必要な場面もあるとは思っていますよ。
コメントに限らず、社員や家族への対応など、感情をコントロールできない場面ってありますよね。そんなときも、私はすぐに“誰かを宿す”ようにしています。

尊敬する人を宿すことで感情をコントロールするという手法は、徐々に身についていきました。多くの人に見られる仕事だからこそ、暴走しないことが大事だと思っていて、一度冷静になるための“客観視の手段”として活用しています。

チートデイを作って、月に一度の自分へのご褒美

―― かじえりさんがリラックスするために行っている方法はありますか?

かじえり:私は月に一度、旅行に行くようにしています。ゆっくりすることが目的のときもありますし、もう一つは“月に一度のチートデイ”をつくることです。
日常で節制して過ごすことも大切で、健康には良いと思うのですが、私にとって一番大切なのは“ストレスを溜めないこと”だと感じています。美容も健康もストレスと直結しているので、月に一度は何でも食べて良い日、思いきりだらけて良い日をつくるようにしています。
その日があるだけで気持ちが軽くなり、また頑張ろうと思えるので、とても大事にしている習慣です。

取材を終えて

かじえりさんの言葉からは、「メイク」も「ライフスタイル」も「自分らしくいること」がすべてにつながっていると感じました。華やかなコスメの裏にある日々の努力や思い、コツコツと重ねる習慣の大切さが「自然体のきれい」を支えているのだと思います。かじえりさんの生き方をヒントに、『今の自分を大切にすること』を、意識しながら過ごしてはいかがですか?

プロフィール

かじえり
セルフメイクプロデューサー・起業家。
「メイクで変われるなら、毎日をもっと楽しみたい」そんな思いから、プチプラからデパコスまで幅広く使ったリアルに使えるメイク法を動画で発信中。理論に裏打ちされたテクニックで、初心者の方にも、メイクに慣れた方にも、ずっと使いたくなるアイテムと仕上がりを提案しています。また、自身の経験と視聴者の方の声をもとに、誰でも手に取りやすい価格帯で「かわいい × 実用的」なコスメブランドをプロデュース。

【資格】
▶日本メイクアップ技術検定 1級(認定講師資格)
▶パーソナルカラー検定 2級
▶美容師免許

かじえりさんYouTube