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プレゼント企画あり!【熱中!ウェルチル】第3回:ワイン作りに熱中! 株式会社シャトー勝沼 今村英香さん〈後編〉

命を懸けて何かに熱中している人は、幸せで充実した日々を送っているといえます。そんな熱中ピープルに、人生を楽しむ秘訣をインタビューするこのコーナー。今回は明治10年創業の老舗ワイナリー「株式会社シャトー勝沼」専務取締役営業本部長 今村英香さん。後編では、今村さんが熱中!する仕事やシャトー勝沼の今後についてご紹介します。

シャトー勝沼のワインを広めるために

今村英香さんは、シャトー勝沼の専務取締役であり、営業本部長でもあります。シャトー勝沼のワインを広めるためにどのような活動をされているのかうかがいました。

今村:
営業部を率いる営業本部長として、全国を回っています。その他、販売促進のために広告に携わってもいます。その他、専務としての仕事もあるので、会社を代表しての活動もあります。「何でも屋」というわけではないですが、活動は多岐に渡っていますね。

——今村さんが考えるシャトー勝沼のワインの良さ、そして、作る上で大切にしていることはなんですか?

今村:
繰り返しになりますが「山梨で育ったブドウ」でワインを作ることを大切にしています。

ただ、以前の赤ワインブームの時に「健康にいいのは分かっているけれども、赤ワインは渋くて飲めない」というお声もたくさんありましたので、日本人好みの渋みを抑えたワインができるコンコード種のブドウをアメリカから取り寄せて、酸化防止剤無添加ワインの製造・販売も行っています。

——従来のワインだけでなく、さまざまなニーズにも応えていこうということでしょうか?

今村:
そうですね。ワインというカテゴリーの中のものはいろいろやってみようと思っています。勝沼の地で土からこだわって作ったブドウのワインはもちろんですが、その他にも、酸化防止剤無添加ワインや海外から取り寄せた果汁を発酵させて作ったワインなど、ニーズがあれば作り続けようと思っています。

いろいろなお客様にワインの楽しみ方を知っていただきたいですね。

シャトー勝沼併設の「レストラン鳥居平」では、「テイスティングセット」で山梨ワインの飲み比べを楽しめる。(ワイン4種2,200円、オードブル付き2,750円)

「ワインのプロになった」と思ったきっかけとは?

今村:
プロになった、というのかは分かりませんが……。

シャトー勝沼とは別に、今村家が所有している自営の畑のブドウから作ったワインがコンセプトの「鳥居平今村」というブランドを2007年に立ち上げています。その責任者を任された際に、「ブランドを大事にして広めていこう」と思ったと同時に、「父に認められた」と思いましたね。

こだわりのブランド「鳥居平今村」

シャトー勝沼醸造の限定販売ワイン 「鳥居平今村 鳥居平 ブラック・クイーン ルージュ キュヴェ・ハナ 2023」 「鳥居平今村 鳥居平 甲州ブラン キュヴェ・ヒデカ 2023」

今村さんが責任者をしているブランド「鳥居平今村」についても詳しくうかがいました。

——先ほど、お話に出た「鳥居平今村」ですが、シャトー勝沼の売店には置いていないのでしょうか?

今村:
はい。全てのアイテムで2,000~3,000本ほどしか作っていませんので、当社の売店では売っていないんですよ。代理店を通じてレストランやホテルなど、ワインのプロフェッショナルの方々に扱ってもらえるところに販売しています。

おかげ様でブランドも広まってきまして、広島サミットでも使ってもらいました。
また、ワインのプロや販売者の方向けになりますが、鳥居平今村のワイナリーツアーを開催しています。2泊3日で勝沼周辺やブドウ畑の土壌の見学、ワインの飲み比べをしていただいています。実際に作っている土地などを見ていただいて「やっぱり違うね。すごいね」という嬉しいお声も頂戴しています。

ワイン作りの難しさとは?

今村:
原料のブドウは天候に左右される果物なので、その点が難しいですね。ワインの味わいが大きく変わる原因にもなりますので。満足いかない天候の年はブドウ作りが非常に大変です。

これからは、天候に左右されない栽培方法や手入れの仕方なども考えていく必要があるでしょう。今後の課題とも言えますね。

ワイン作りを通じて伝えたいこと

今村:
ワインについて難しいと考えている方が大勢いらっしゃるようです。「ワインを買ったけれども、飲むグラスがない。グラスを買いに行かなきゃ」とか、グラスがあっても「このグラスには何のワインが合うの?」などですね。

ワインに対して高貴なイメージがついてしまっているので、垣根を取り払って気軽に飲んでいただきたいです。今はスーパーでもワインがたくさん売っていますので。

どのような形でもいいので、日常の中にワインをぜひ取り入れてもらいたいと思っています。「この食事に合わせるにはどのワインがいいのか」と難しく考えずに、まずは試してもらいたいです。食卓に彩を添える存在がワインであったらいいな、と私は考えています。

特に日本のワインにはどのお料理にも合わせやすいという強みがあります。どんなお料理にも寄り添ってくれるので、一段とお食事がおいしく感じるようになりますよ。

★シャトー勝沼 プレゼント企画★

シャトー勝沼醸造の限定販売ワイン
「鳥居平今村 鳥居平 ブラック・クイーン ルージュ  キュヴェ・ハナ 2023」
「鳥居平今村 鳥居平 甲州ブラン キュヴェ・ヒデカ 2023」
それぞれ1本ずつ(計2本)を、抽選で3名様にプレゼント!
応募方法:
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応募期間:11月15日(金)23:59まで。