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【熱中!ウェルチル】第2回:ハチミツに熱中! ハニーハンター市川拓三郎さん〈前編〉

命を懸けて何かに熱中している人は、幸せで充実した日々を送っているといえます。そんな熱中ピープルに、人生を楽しむ秘訣をインタビューするこのコーナー。第2回目は“ハチミツに新たな価値を生み出す”「ミールミィ」のハニーハンター、市川拓三郎さん(40)。日本中・世界中を飛び回り、まだ見ぬハチミツを追い求める彼は、なぜハチミツに「熱中!」したのか。お話をうかがいました。

独創的なハチミツの世界観で、日本中からお客さんが集まるミールミィ

1930年創業の株式会社金市商店が運営する蜂蜜専門店「ミールミィ」。店内の棚には日本各地で採取されたハチミツがたくさん並べられています。
「シングルオリジンハニーシリーズ」をはじめ、ハチミツを使った加工品やお菓子、さらにハチミツ酒(ミード)まで、幅広い商品ラインアップを提供。地元だけでなく、全国のお客様に支持される蜂蜜専門店として大人気です。

ハチミツをナンバリングで細分化!

ミールミィで取り扱う「シングルオリジンハニーシリーズ」は、ハチミツの「花の種類(蜜源)」「産地」「採蜜時期」に基づいて4桁の数字でナンバリングしています。どのような違いがあるのか、その魅力を市川さんに伺いました。
——具体的なハチミツの違いを教えてください!
市川:まず、花の違いで比較すると、【0355】はそば、【0394】はさくら、【0405】は菩提樹です。
【0355】そばは真っ黒な見た目でコクがあり、特徴的な香りでリピーターが多いんですよ。
【0394】さくらは、口に入れた瞬間に華やかな香りが広がります。春を感じられる味で、女性にとても人気です。
【0405】菩提樹はハーブのような香りですね。昔は香料にも使われていたんですよ。
市川:同じアカシアの花でも、産地によってナンバリングは異なります。
【0381】は大阪のアカシアで、複雑な香りと風味にクセがあります。
【0390】は秋田で採れたアカシアで、アカシアらしいクリアな味わいが特徴です。
市川:さらに、同じ産地、同じ花でも時期によって違いを楽しむこともできます。
【0328】のみかんは、まったりとした甘みが特徴です。
【0383】は今年のみかんで、豊作の年でした。しっかりとした酸味が味わえます。

スイーツもおすすめ!

店内奥のカフェスペースで味わえる「贅沢ハニートースト」は、まさにミールミィならではの一品です。13種類ものハチミツを一度に食べ比べることができ、味や香りの違いを存分に堪能できます。

13種類のハチミツを食べ比べできる、贅沢ハニートースト

市川:正直なところ、原価で考えると割に合わない部分もあります。それでもあえて「ハチミツかけ放題」にすることで、お客様にそれぞれのハチミツの個性を感じてもらいたいと考え、ハチミツの量に制限をかけずに提供しています。


ミールミィで提供するハチミツは、花や産地、収穫時期よってさまざまな味を楽しめることがわかりました。次回はこだわりのハチミツを届ける「ハニーハンター」市川さんの仕事と、熱中しているポイントについて深掘りします!