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ウェルビーイングな暮らしは一本のペンを整えることから!「片付けパパ」が教えるウェルビーイング整理術「マインドセット編」vol.2

家電メーカーに勤めながら、「片付けパパ」として独自の片付けメソッドを伝えている大村信夫さん。「マインド編」vol.2では、自身の経験を基にした著書「副業の超基本」と片付けとの関係性、そして大村さんにとってのウェルビーイングな暮らしについてお話を伺いました。

不要な習慣やモノを片付けると、生活の中に「余白」が生まれる

―― 昨年「副業の超基本」を出版されました。片付けとはどのような接点がありますか?
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「副業の超基本」(朝日新聞出版)

大村:
私が監修した「副業の超基本」(朝日新聞出版)は、単に「稼ぐノウハウ」を説いた本ではありません。副業を「自分らしい生き方を探すための手段」と位置づけ、本業と副業、そしてプライベートのバランスをどう整えるかを提案しています。これこそが、片付けにも通じている点です。

副業を始めたいけれど踏み出せない人の多くは、「時間がない」「自分に何ができるかわからない」という悩みを抱えています。これは、生活の中に「余白」がなく、自分のスキルや持ち味が「整理」されていない状態なんです。ですから私は副業を始める前に、身の回りのモノや時間を片付けることをおすすめしています。不要な習慣やモノを手放すことで、新しい挑戦を受け入れるための「スペース」が生まれるからです。

また、片付けのプロセスで養われる「現状を把握し、理想を描き、必要なものを選び取る」という決断力や実践力は、副業で自分をマネジメントする際にも必要なスキルです。つまり、部屋を片付けることは、副業という「新しい自分」を起動させるためのOS(基本ソフト)をアップデートするようなもの。書籍では、自分の中にあるスキルや情熱を「整理」して、社会に役立てる方法をお伝えしていますが、これは「片付けパパ」としての活動で得た知見もベースにしています。

心地よい生活リズムを自分で作れることが最高のウェルビーイング

片付けパパⅡ
―― 大村さんにとってのウェルビーイングな暮らしとはなんでしょう。
大村:
私にとってのウェルビーイングとは、健康や幸せに加えて「自分の人生を、自分でデザインできている」という感覚があることです。

以前の私は、会社や家庭の状況に振り回されて、どこか「なんで自分ばっかり」という気持ちがあったんです。でも片付けを通じて「自分の環境は自分で変えられるんだ」と実感してから、世界の見え方が変わりました。

今の私にとって「ウェルビーイングな暮らし」とは、3つが調和している状態です。まず「整っていること」。部屋だけでなく頭の中や人間関係がスッキリしていて、何が起きても「自分なら大丈夫」と思える心のゆとりがある状態です。次に「越境していること」。ひとつの場所だけに縛られず、副業や趣味、ボランティアなど複数のコミュニティを行き来しながら、新しい刺激や学びを得られている状態。そして「貢献していること」。自分の経験やスキルが、誰かの暮らしを少しでもよくする手助けになっていると感じられる状態です。
―― 「ウェルビーイングな暮らしが実現できている」と感じるのは、どんなときですか?
大村:
朝は「今日も楽しみだな」と目が覚めて、夜は充実感とともにぐっすり眠れる。そんな心地よいリズムを自分で作れている実感が、私にとっての最高のウェルビーイングです。といっても特別なことではなく、目の前にある一本のペンを整えることから始まります。そんなゆるくて楽しい幸せを、これからも大切にしていきたいと思っています。
次号では20代~30代の方向けに、
「テレワーク&副業時代の部屋作り」について伺います。
お楽しみに!