2026年4月19日、ウェルチルフェスタのフィナーレを飾るステージにて、味の素AGF株式会社による「美味しい珈琲の淹れ方講座」が開催されました。
「毎日何気なく飲んでいるコーヒーを、もっと美味しく、もっと豊かな時間に。」そんな想いを込めて、AGF®コーヒーマイスターの蓑田(みのだ)さんが登壇。コーヒー豆の意外な正体から、劇的に味が変わる淹れ方の秘訣まで、知的好奇心と五感を満たす特別なセミナーの模様をレポートします。
赤い「コーヒーチェリー」に秘められた、幻の花の物語
『皆さんは、コーヒーの実は何色かご存じですか?』という問いかけから始まった講座。
私たちの手元に届く茶色い豆の正体は、実はさくらんぼに似た真っ赤な実の中にある種子だそうで、「コーヒーチェリー」と呼ばれています。
驚くべきは、その花のエピソード。
コーヒーの木は、ジャスミンのような高貴な香りがする白い花を咲かせますが、その開花期間はわずか2日間。
めったに見ることができない「幻の花」を経て、あの芳醇な香りの素が育まれるというドラマチックな背景に、会場からは感嘆の声が漏れました。
コーヒーの木が健やかに育つためには、4つの厳しい条件が不可欠です。それは「降雨量・日当たり・温度・土質」。
この条件を満たしている、赤道を挟んで南北約25度の間に位置する地域が『コーヒーベルト』と呼ばれています。
原産地のエチオピアから広がり、現在は世界60数カ国で生産されているコーヒー。
ブラジルやコロンビアだけでなく、ペルーやインドなど、それぞれの土地の気候や風土に合わせて栽培されています。
環境や栽培方法の違いが、コーヒーの味わいの違いを生み出してコーヒーの個性となります。
苦味、酸味、甘み、香り。産地ごとの違いを楽しみながら自分好みの豆を見つけることも、楽しみの一つです。
日常の中で世界を旅するような、豊かな時間をもたらしてくれます。
コーヒーの鮮度を守る3つの鉄則と、道具のヒミツ
産地や焙煎度合いによって千差万別の個性を放つコーヒーですが、その美味しさを保つためには保存方法が大切です。
コーヒーの劣化を早める天敵は「酸素濃度・光・温度」の3つ。
推奨する保存法は、袋のまま缶に入れたり、袋の口をしっかり閉じて冷蔵庫で保管することだそうです。
そして、美味しい珈琲を入れるためには、道具も大切です。
家庭で楽しめる「ペーパードリップ」に必要な道具は、ドリッパー、ペーパーフィルター、サーバー、そして注ぎ口の細いポット。
特に興味深かったのは、ドリッパーの抽出口の穴の数や、リブ(内側にある線状の溝)のお話です。
抽出口の穴の数で味わいが変わり、リブがあることでペーパーとの間に空気が入ってお湯がスムーズに流れるので、風味に違いが出てくるそうです。
機能性だけでなく、手に馴染むお気に入りのお道具を揃えることも楽しみの一つになりそうです。
「美味しいコーヒーを飲むためのアイテムを揃える」そして「コーヒーを豆から挽いていただく」という時間を持つことが贅沢なウェルチル時間の始まりです。
さっそく実践。美味しくコーヒーを淹れる魔法の30秒!
コーヒー豆をセットしたら、全体に少量のお湯を注ぎ、20〜30秒、心静かに待ちます。
この「蒸らし」が、コーヒー本来のコクと香りを引き出す最大の秘訣です。
その後は、中心から外側へ向かって、ゆっくりと「の」の字を描くようにお湯を注いでいきます。
縁のフィルターまで直接お湯をかけないのが、雑味を抑えるコツ。
講座で使用された「ちょっと贅沢な珈琲店®」関西まろやかブレンドの、優しい苦味と柔らかな酸味が会場全体に広がる瞬間は、まさに至福のひとときでした。
毎日飲むコーヒーも、ほんの少しコツを意識するだけで、楽しみ方が何倍にもなります。
ウェルビーイングな毎日をコーヒーと共に。
「ちょっと贅沢な珈琲店®」は1袋ずつに癒しの一言メッセージが書かれています。
これもほっとさせてくれる瞬間ですね。
ちょっとしたコツを取り入れて、コーヒーの楽しみ方を広げてみませんか?
まとめ
・コーヒーの花は2日間しか咲かない白い「幻の花」
・厳しい条件を経て生産されるコーヒーは、環境や栽培方法の違いによって個性が生まれる
・コーヒーの鮮度を守る3つのポイントと道具選び
・美味しいコーヒーの淹れ方