楽しく健康に人生を送る方々に、ご自身のウェルビーイング&チルな時間をお聞きする連載「わたしのウェルチル」。今回は、青木源太アナへのインタビュー後編です。青木アナが、心と体の健康を保つために取り入れている習慣や、関東から関西に転居して起こった変化について伺います。
大谷の「50-50」を見逃して大後悔。もう二次会には行かない!
―身体や心の健康を保つためにしている習慣はありますか。
「飲み会後の二次会に行かない」です! “飲みにケーション”がもたらす人間関係への効果は僕も重々承知しています。でも、それは一次会を心から盛り上げるだけで十分。二次会は行かなくていい。僕調べですが、二次会に行って翌朝後悔する確率は相当高い!
―後悔された経験があるんですか?
かなりの時間とお金を無駄にしてきました。ついこの前もあったんですよ。「旬感LIVE とれたてっ!」(以下、「とれたてっ!」)の飲み会で、プロデューサーに何度も誘われたので二次会に参加したんです。そこでプロデューサーが元阪神タイガースの掛布雅之さんのモノマネをしたんですけど、かなり面白くて。
―面白かったならいいんじゃ、と思いますが……。
僕も、「やっぱり二次会来て良かったな」と思いましたよ。でも翌日寝坊してしまい、大谷選手が「50-50」を達成した瞬間を見そびれたんです。掛布さんのモノマネのせいで! もう最悪です(笑) 「やっぱり二次会には行かない」と改めて誓いました。
全員を名前で呼び、言いたいことを言い合える関係に
―緊張感が高いお仕事だと思います。ストレスを溜めないためにしている工夫はありますか。
スタッフとは、お互いに言いたいことを言い合えるよう工夫しています。司会の僕に対しては言いにくい人が多いと思うので、みんなが意見しやすい雰囲気を作れたらなと。僕だけがストレスなく働けても仕方なくて、みんながストレスなく働けることが大事ですから。
たとえば、小さなことかもしれませんが、スタッフ全員の名前を覚えるようがんばっています。ADさんも含めて、「~さん」と名前で呼ぶように心がけているんです。「あなたもチームの一員なんだよ」という想いが伝わったらいいなと思っています。
―失敗したときに、気持ちを上げるためにしていることはありますか。
古巣の日テレ時代の仲間や、元同期で、今は京都に住んでいる桝太一アナに相談することもあります。同じアナウンサーという立場で分かってくれる部分がありますから。日テレの仲間は関西に来たときに連絡をくれますし、桝くんとは上京したタイミングでよく会うので、悩んだら聞いてもらっています。
笑いに貪欲な共演者の中で、ときにいじられ、ときに切られ…
―関東から大阪に移られて約1年が経ちますが、いかがですか。
「とれたてっ!」では、関西の笑いに対する貪欲さを感じています。出演者が百戦錬磨のみなさんですから、流れに身を任せて、ときにいじられ、ときに切られながら、激しい濁流のなかで気持ちよく漂っています(笑)。
でも時々、その流れをせき止めて次に行こうとしてしまって、スタッフの方に「そこは違うぞ。あの時間はもっと広げていいんだよ」とアドバイスいただくことも。まだまだ学ぶことは多いですね。
―自分からなにか変えたことはありますか?
自分自身が関西の街に溶け込むのが大事ではないかと思っていて、隙間時間に街歩きをしています。カンテレ周辺、天満の街にはだいぶ詳しくなりました。時々「見てるよ」とお声がけいただくこともあって、ありがたいですね。
あと天満の商店街は、驚くほどなんでも安いですよね。「一体なんなんだ! どういう価格設定なんだろう!?」とびっくりしています。でも、お店をちょっとのぞくだけでも店員さんが話しかけてくれるので、ちょっとしたコミュニケーションが楽しいです。
―プライベートではどんな変化がありましたか。
大阪のおおらかな空気感が好きで、馴染んでいる気がします。ギスギスしていないですよね。象徴的なのはマンションのエレベーターで、すごい挨拶してくれるんですんよ、老若男女。
夜21時を超えると、エレベーターを出る時に「おやすみなさい」って言ってくれるんですよ? 最初はドキッとしちゃって。東京で住んでいたマンションでは、誰も挨拶しないし喋らなかった。それが一気に「おやすみなさい」まで距離感がギュッと縮まって……。今では自分から言っています。
―それはかなり馴染んでいますね。
僕すぐ眉間にシワが寄るクセがあって、以前は妻からよく指摘されていたんです。けど、大阪に来てそれも減ったみたいです。大都会の東京では、「隙を見せちゃいけない」みたいな感じを持っていたんでしょうね。いつなんどきも。でも大阪は、「隙を見せてなんぼ」みたいな。逆においしくなるという。
虚勢を張らない、関西のチルな空気をまとっていきたい
―関西弁、出たりしますか?
それが出たんですよ最近! 子供に「ええんちゃうんそれで」と。すごく自然に出て、変わってきたんだなと。でも番組では小籔さんに、「関西に馴染んでますアピールがちょっとうざい」と言われたことがあるので出しません(笑)。プライベートでは関西弁ってラクだから、もっと出てくるかもしれませんね。
―どのあたりがラクなんですか?
文字数が少ないじゃないですか。「いいんじゃないの」よりも「ええんちゃう」のほうが短い。「そうですよね」じゃなくて「せやろ」とか。短いやりとりがパンパン! ってできるのがいいなあと。次にどんな関西弁が出るのか、自分でも楽しみです。東京で虚勢を張っていた時とは違う、チルな空気感をまとっていきたいですね。
青木源太さんMC「旬感LIVEとれたてっ!」はカンテレ系全国13局で毎週月〜金曜日午後1時50分から放送!10月から金曜日は2時間に拡大!
青木さんが現場取材する新コーナー『モノづくりの源場~なくしたくないニッポン』はTVer、カンテレドーガにて絶賛配信中!
TVer:https://tver.jp/series/srh770iwzh