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【熱中!ウェルチル】第5回:ドラマ作りに熱中! カンテレプロデューサー萩原崇

命を懸けて何かに熱中している人は、幸せで充実した日々を送っているといえます。そんな熱中ピープルに、人生を楽しむ秘訣をインタビューするこのコーナー。第5回目は火ドラ★イレブン『スノードロップの初恋』のプロデューサー、関西テレビ東京制作部の萩原崇氏。萩原氏がドラマ作りに「熱中!」した理由や、ドラマと連動したSNSのARエフェクト「ぴえん死神 エフェクト」についてお話を伺いました。

関西テレビ 東京制作部 萩原崇

見る人が前向きになれるドラマを届けたい

——ドラマのプロデューサーの仕事を志した理由を教えてください。

萩原:僕は山梨県出身で、テレビが3チャンネルしか映らない田舎で育ちました。外の世界のことを知る手段はテレビだけという環境で、テレビドラマに映るキラキラした世界に憧れていました。

中学時代は『ロングバケーション』(1996年・フジテレビ)を見て好きな子に告白し(振られ)、高校時代は『太陽は沈まない』(2000年・フジテレビ)や『カバチタレ!』(2001年・フジテレビ)の影響で法学部への進学を決めました。そんなふうに人生の節目節目にドラマのキャラクターたちに背中を押してもらえた経験から、ドラマのプロデューサーの仕事をしたいと思うように。視聴者に「こんな世界もあるんだ」と感じてもらえる作品や、前向きになってもらえる作品を届けたいと思っています。

——プロデューサーの仕事で大変なことややりがいを感じることは?

萩原:どんなスタッフが集まったら理想とする作品ができあがるかを考え、制作チームを作るのがプロデューサーのいちばん大事な仕事だと思っています。チームスタッフの人数はとても多いし、人間同士なので気持ちのすれ違いや意見がぶつかりあうことの大変さはあります。

でもぶつかりながらもドラマを作り上げ、クランクアップでは「みんなでもう1回作りたいね」と笑顔で作品の終わりを迎えられる達成感があります。そのスタッフたちと何年後かに再会して、お互いの成長を感じて励まされるところも、この仕事の楽しさだと思います。

——ドラマ作りでいちばん大切にしているのはどんなことですか?

萩原:チーム作りもそうですが、この作品をいちばん愛していて作りたいと思っているのは自分である、そのことは忘れないようにしています。だからこそ何が起きても自分が責任を取る、という思いでいます。

死神が人間に「生きることの素晴らしさ」を伝える物語

火曜よる11時ドラマ火ドラ★イレブン「スノードロップの初恋」

——死神が人間に恋をする、『スノードロップの初恋』の企画のきっかけを教えてください。

萩原:『彼女はキレイだった』(2021・関西テレビ)の制作チームのスタッフたちと、もう一度ラブストーリーをしっかり作りたいね、とずっと話していたんです。それで11時台の枠で少し攻めた企画にチャレンジしてみようということになり、「死神の恋愛」という題材が面白いんじゃないか、とキャラクターやストーリーをブレストしながら企画を練りました。

自分も40代になって、人生は決してずっと続くものではなく有限であると感じることがあります。だから『スノードロップの初恋』の、いつか終わってしまう時間を大切にすることや、自分の内面にある願いや理想を見つめながら毎日を生きること、というテーマがしっくりきました。

——制作チームのこだわりや注目してほしいポイントはどんなところですか?

萩原:この作品は、死神の朔弥が、人間に前向きに生きることの大切さを伝えながら、朔弥自身も人間の生きる姿に学んでいくという、ファンタジーの世界観もあるラブストーリーです。

回を追うごとに、朔弥が少しずつ感情を覚えて人間らしさが増していきます。朔弥の姿から、視聴者のみなさんにも、ごはんがおいしいこと、景色が美しいこと、やりたいことをやること、そんなささやかな幸せの大切さを感じてもらえたらうれしいです。

朔弥を演じる宮世琉弥さんは、人間以外のキャラクターを演じることに、気合いと情熱を持って取り組んでくれているので、そんな主人公・朔弥をぜひ見ていただけたらうれしいです。

ドラマオリジナルキャラクター「ぴえん死神」がARエフェクトに!

話題の「ぴえん死神」ARエフェクト

——今回、ドラマに登場するオリジナルキャラクター「ぴえん死神」も話題になっていますね。

萩原:『スノードロップの初恋』はオリジナル作品なので、いろんな施策を自由に展開できています。「ぴえん死神」は、監督もスタッフもキャストもみんな気に入ってくれているんです。美術チームがキャラクターグッズをあらゆる場面に置こうとして「置きすぎ!」って止められるくらい(笑)、劇中でも、Tシャツやクッションやマグネットなどいろんなところに登場しています。

海外でも活躍しているデザイン会社『hahaha design』(本社:沖縄県) と「ぴえん死神」を使ってTikTokとInstagramで視聴者のみなさんが楽しめるARを開発しました。各SNSのストーリーで使用できる仕組みになっています。

関西テレビ 東京コンテンツ事業部 井上秀也氏

——この機能のポイントはどんなところですか?

井上:このARエフェクトは、画面内の顔を検知すると頭のところに「ぴえん死神」が現れ、画面内に4人まで、それぞれ表情が違う「ぴえん死神」が出現するんです。さらにTikTokでこのエフェクトを使って投稿動画を作成すると、宮世さんが歌うドラマ主題歌『白く染まる前に』が流れるシステムになっています。

ドラマ公式TikTokInstagramに、出演者たちがARエフェクトを使って投稿した動画があります。その投稿の左下にある「★エフェクト/ぴえん死神」というところをタップすると、ARエフェクトを使った投稿ができるので、ぜひ試してみてください。

——ARエフェクトを作ってみて、反響はどうですか?

萩原:ドラマ公式SNS動画の撮影時には、宮世さんも、ヒロインの奈雪を演じる小野花梨さんもこのエフェクトを楽しんでくれ、自然に笑顔になってくれていました。わくわくするような機能ができてよかったと思います。

視聴者のみなさんのSNS投稿はスタッフがチェックしていますので、ARエフェクト機能を使って楽しんでいる様子がわかるととっても励みになります。最終回まで一緒に盛り上げてくれたらうれしいです。
ドラマはこれから奈雪の運命の日に向かって朔弥と奈雪がどんな選択をするのか、物語が広がっていきますので、ぜひ楽しみにしてください。

ARエフェクトのご使用方法

<TikTokをご利用の方>
「スノードロップの初恋」公式TikTokの投稿画面から
→ 投稿の左下にある「★エフェクト/ぴえん死神」をタップ

<Instagramをご利用の方>
エフェクトは以下の3つの方法で探すことができます:
「スノードロップの初恋」公式Instagramから
→アカウントのホーム画⾯のキラキラマークをセレクト

【注意点】
※ エフェクト付き動画は撮影後、動画編集アプリなどで編集せずにそのまま投稿してください
(編集アプリで編集すると、エフェクトボタンが付かなくなります)

「ぴえん死神」関連グッズも販売中!

「スノードロップの初恋」グッズページ:https://www.ktv.jp/sunokoi/goods/
カンテレストア:https://kansaitelevision.stores.jp/?category_id=66ebdb5b758861064f545817